会田大也: 2009年7月アーカイブ

しばらく時間が空いてしまいました。

実はこの期間、以前ここでも書いた「Re-Fort プロジェクト vol.5」のイベントが行われていて、そのことについて書こうと思っていたのですが、なかなか筆が進まず。こんな時間になってしまいました。書こうと思うことがなかなかまとまらなかったというのが正直なところです。
私は普段、子ども向けのワークショップに立ち会う機会が多いのですが、「子供向け」という言葉を使うときには注意が必要です。
大人になってしまうと、子供ってどんなんだったか、実は結構忘れてしまいがちだし、そもそも子供の頃のことを覚えていないこと自体に対して無自覚だったりします。
結果、子供向けという言葉は、言葉を発する当人の中に居る子供のイメージに対して向けることになり、とりもなおさずそれは、実際に目の前にいる子供の存在を見つめることを阻害してしまいます。

今日はYCAMの業務とは直接関係のない、プライベートなことを書いてみようと思います。

僕はこの4月から、友人とともに一軒家をシェアして住んでいます。一つの場所をシェアして暮らすのは初めてではないのですが、同居人の服部君は料理上手なとても素敵な人物で、楽しい日々を過ごしています。服部君というのは秋吉台国際芸術村の学芸スタッフで、アーティストの友人も多く、自然発生的に面白いイベントが発生する場所として、住居である一軒家が活動拠点になった、というのが成り立ちです。山口市前町という住所にちなんで、「Maemachi Art Center :通称 MAC」と呼んでいます。
昨日金曜日はバスに乗って、小学生が100人ほどYCAMに見学に来ました。社会科見学の一環ということで、「しおり」には自動車工場やテレビ局などの見学も書き込まれていました。

YCAMの紹介ということで展覧会を案内することになったのですが、社会見学ということを考えると、仕事の内容や施設の機能を見せたいというニーズがあったのかもしれませんが、やはりせっかく生の作品展示に触れるチャンスでもあるので、作品を観ることを重視した見学ツアーにしました。

100人と言っても、一気に全員に説明するのではなく、隣接するテレビ局と50人で45分ずつ、2回に分けて見学してもらいます。さらにその50人を3つのグループに分け、17人程度のグループに1人のスタッフが一緒に作品を鑑賞します。

ブロガー

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