大晦日にここ数週間を振り返ってみる。(その2) flashback 02

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引き続き12月の回想録です。

12/26 MACの年末企画Re-Fort PROJECT vol.5公開合宿スタート!Re-Fort のメンバーである下道基行、中崎透、山城大督らが各地より青森に集結。残念ながら会田大也くんは仕事の都合で参加できずでした。Re-Fort PROJECT vol.5のメンバーは北から青森、水戸、大垣、大阪、山口とそれぞれ拠点がバラバラで、こういう機会を設けないとなかなか集まって作業や議論をすることができないため、今回は合宿でガツンとこの先のことを決定し作業もすすめてしまおうということで青森に集合しました。
これは真夏の山口で下道基行をリーダーに実施したプロジェクトをさらに発展させるための合宿です。Re-Fortの詳細は過去の会田くんのログを見ていただければよくわかるかと思います。
Re-Fort 5では結果的に11台のマルチモニターによる映像インスタレーションとして作品を公開したのですが、今回の合宿ではこの映像を1本にまとめてDVD化を実現するために青森に集結しました。前回は9月に大阪で合宿をして役割分担を決めスケジュールを立て、それに沿って今回の青森MAC合宿で一気にプロジェクトを推進しようという流れになっています。
さらにこの青森合宿にはもうひとつの目的もあります。今回のRe-Fort PROJECT vol.5にはNadegata Instant Partyの中崎透と山城大督もメンバーに入っており、来年度ACACの企画に参加する予定の彼らの現地下見と地元へのプレゼンテーションの機会を設け、来年への下地を固めることも大きなテ要素となっています。
まずは夜6時より空間実験室をお借りして、プレゼン第1弾。地元で作家活動をしている人やマネジメントなどをしている若い人、あるいは空間実験室の参加者などが主な対象です。ナデガタのこれまでのプロジェクトを結成時から丁寧に紹介。そして来年の青森でのプロジェクトの企画案の発表!30分でという話だったのに、結局2時間の大プレゼントとなりました。見ている人もみんないい集中力で実りある会になったと思います。ちなみにこのプレゼンの模様はUSTREAMでライブ中継されました。そしてその後はRe-Fortの会議も実施。

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12/27 青森県内の拠点をみんなでいくつか訪問。朝の石場屋さんでの餅つきに始まり、Harappa、百石町展示館、青森県立美術館、旧王余魚沢(かれいざわ)小学校などなど。
王余魚沢小学校は青森空港のすぐそばの廃校になった小学校で、そこをあおもりNPOサポートセンターや以前にも紹介した立木祥一郎さんのteco llcなどが拠点としており、かなり面白い場所でした。立木さんと鍋をつつきながらRe-Fortのプレゼン&ディスカッション。この立木さんとのお話で、ちょっとRe-Fortのことが色々明確になってきました。そして下道くんの来年の青森での色んな可能性も少し輪郭が明確になってきました。

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091227ishibaya2.jpg↑石場屋さん、300年近く続く酒屋さん。建築は国の重要文化財に指定されています。ご当主は18代目だそうです。

091227harappa.jpg091227harappa_bar.jpg↑上:NPO法人harappaのギャラリー。事務局の小杉さんと。下:ギャラリーの奥にあるバー。

091227kareizawa.jpg091227kareizawa2.jpg↑王余魚沢小学校


12/28 ACACを訪問。ナデガタの下見と、Re-Fortの映像のまとめかたについて具体的な議論を実施。映像編集リーダーの山城くんを中心に具体的な編集方針を暫定的に決定。夜はホテル山上でナデガタプレゼンの第2弾。今回はマスコミや建築関係者など異業種の人に向けたプレゼンとなりました。ただ、多くの人が彼らの作品を理解してくれて、来年に向けて土台が土台がしっかりしてきた感じ。プレゼン自体も前回に比べてより整理されていいものでした。プレゼン後は宴会へ突入!

091228acac.jpg091228memo.jpg↑ACACにて。

091228nadegata.jpg↑ホテル山上にてプレゼン第2弾!


12/29 今年最後の青森での食事をみんなで堪能。決して高いものじゃないけど美味珍味ずくしです。

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12/30 中崎くんをのこしてMACの来客全員が青森を去る。かれは青森で年越しをするそう。僕は名古屋へ向かいます。

091229chabo.jpg↑箱入りチャボは東京へと帰ります。


怒濤の2009年12月はこんなところでしょうか。

2010年は、ACACでは1月9日からワークショップシリーズがスタート。まずは関典子さんによる銅版画&豆本制作。続いて奥村雄樹さんによるこどものための身体と絵画に関するワークショップ「くうそうかいぼうがく(青森編)」。また、ショーネッド・ヒューズによるダンスワークショップは1月いっぱい実施します。お近くの方は是非ご参加ください。
そしてMACでは、12月29日に狩野哲郎展が大きく変化しました。彼がチャボとともに青森から去るため、インスタレーションを再構成しまったく新しい作品へと変貌させたのです。こちらも1月以降にご来場のお客様は是非楽しみにしていてください。ということで、2010年もよろしくお願いいたします。


ブロガー

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