この度、東京画廊+BTAP(東京)では、11月21日より松浦浩之個展「Super Acrylic Skin – SIGNALS」を開催いたします。東京画廊+BTAPでは7年ぶり、5回目の個展となる本展では、120号3枚組の大作《鳥獣GIGA》を中心に、2025〜2026年に制作された新作10点を展示いたします。

松浦浩之は1964年東京生まれ。1984年よりマンガ・アニメ・ゲームのグラフィックデザインに従事する傍ら、1999年頃からキャラクターを中心に据えた作品の制作を始めました。2001年には、村上隆氏による「GEISAI」の前身となる「芸術道場グランプリ」(東京都現代美術館)で入賞。2005年に東京画廊で開催された個展「Super Acrylic Skin」を機に、作家活動へと本格的に転じました。デザイナーとしてのキャリアを土台とする松浦の作品は、日本のマンガ・アニメの歴史を参照しつつ、クイア文化を背景として風刺的な表現を展開しています。主な展覧会に「Cool Japan: World Fascination in Focus」(2017〜2018年、Volkenkund Museum〈ライデン〉、Tropen Museum〈アムステルダム〉、Museum aan de Stroom〈アントワープ〉に巡回)、「SUPER ACRYLIC SKIN-GIGA」(2025年、誠品画廊)があります。

本展の中心となる《鳥獣GIGA》は、国宝《鳥獣人物戯画》に着想を得た作品です。原作の大枠となる表現形式を踏襲しながら、動物をキャラクターへと置き換え、誇張された遠近法や劇的な炎の描写など、現代の視覚言語を取り入れて大胆に再解釈しました。本作は台湾の誠品画廊で開催された個展で発表され、日本での展示は本展が初めてとなります。

また本展では、このほか新作ペインティング10点を展示いたします。それぞれのキャラクターは、視線や表情、身振りに、終末的な気配や日常の感情を込め、発信しています。それらはひとつひとつが、個性的な「シグナル」として、時代に送り出され、受け取る人を待っているようでもあります。