今森光彦 写真展「里山」
四季折々に違った表情を見せる田んぼの風景や人々の暮らし、雑木林に春の訪れを告げるカタクリの花、美しく羽化したオオムラサキ、一面黄金色に染まった田んぼ、雪に包まれる静かな山里。そこには、どこかなつかしい日本人の心の原風景ともいえる景色が広がっています。
田んぼや雑木林、小川など、人と生き物たちが共存する空間を「里山」と言います。けっして特別な環境ではありません。高度経済成長期以前の日本では、どこででも身近に見られた風景です。
写真家・今森光彦氏は、琵琶湖をのぞむアトリエを拠点に、琵琶湖湖畔の「里山」に生きる動植物たちと、そこに生きる人々の関わりとを写真に撮り続けてきました。
本展では、今森光彦氏がずっと見つめてきた「里山」が育む「生命のドラマ」を約150点の写真によってご覧いただきます。[美術館サイトより]
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