村田真/原久子 |
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8/18-8/24 |
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ユッタ・バウワー原画展
8/18〜30 ギャラリー風[大阪] |
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ひょうひょうとした面持ちのキャラクター。ひそかにしっかり主張するキャラクターたちと整頓された構図。ドイツを代表する絵本作家の原画を集めた小規模ながら充実した展覧会。
[8月18日(月) 原久子] |
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六感の森
8/18〜9/4 六本木アクシスビル
[東京] |
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六本木のアクシスといえば、20年ほど前のオープン当初はそれなりに注目を集めたものだが、しだいに話題にのぼることも少なくなり、いまやすっかり六本木ヒルズの陰に隠れてしまった観がある。その巻き返しというわけでもないだろうが、アクシスビル全体を使った「六感の森」は手づくり感あふれる企画だ(蛇足だが、このタイトルは「六本木の森ビル」を連想させないでもない)。鴻池朋子の鉛筆画のアニメーションや、そのアニメの原理を応用した岩井俊雄と古川タクの《驚き盤》、人間の髪の毛を使った地石浩章のインスタレーションなど、ローテク、ローコストの作品が多い。
[8月19日(火) 村田真]
鴻池朋子の絵本、アニメーションなどに出てくる妖精のようなこのキャラクター「みみお」には大変惹かれるものがある。何人ものアーティストたちがアクシス内の店舗やギャラリーなどを舞台に五感ともうひとつの感覚を来館者に感じてもらおうと作品展示をしているが、やはり私には「みみお」が一番だった。
[8月22日(金) 原久子] |
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「ふたり」展
7/2〜9/29 岡本太郎記念館[東京] |
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角張ったのと丸っこいのと、ふたつの異なる形態が向かい合わせに寝る彫刻「愛」をはじめ、「二人」「男と女」「母と子」などの油彩が並ぶ。今日は某誌の取材で訪れたのだが、太郎は生前に完成作品をごっそり川崎市に寄贈したので、ここに残ってるのは未完成やエスキースばかりなんだそうだ。でもそのほうが、太郎さんがすぐにでも帰ってきそうな気がする、と館長の岡本敏子さん。展覧会名の「ふたり」は太郎と敏子のことでもあるのだ。
[8月21日(木) 村田真] |
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金漢展
8/18〜23 ギャラリーQ[東京] |
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表面にラメをまぶした等身大のビートルズのマネキン4体。壁には「最後の晩餐」と題して、アインシュタイン、スーパーマン、ヒトラー、毛沢東、マリリン・モンロー、セーラームーンなどのフィギュアがアクリルケースのなかに並ぶ。だからなんなんだ?
[8月23日(土) 村田真] |
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辛酸なめ子展「ソウルメイトを探して…」
8/20〜9/20 ミヅマアートギャラリー[東京] |
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この人のコラムやマンガを読んだことのある人は多かろう。何も言うことはありません。彼女の歩む道はきっと間違っていないと思うから。
[8月23日(土) 原久子] |
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トルコ美術の現代 どこに?ここに?展
86/20〜8/31 埼玉県立近代美術館 |
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今年は日本におけるトルコ年だという。その催しの一環としてこの展覧会も開かれた。親日家が多い国であるとか、美しいイスラム教モスクがあるとか、すごく表面的な情報があっても、トルコについての知識というのが実はまったく私にはなかった。アーティストが日本に来てから撮ったビデオ作品などは日本人の感覚に対する素朴な疑問がよくあらわされている。日本人も知りたかった日本人ともいえる作品に笑うことができた。この10人の出品者たちの作品を観ていると、トルコの人って日本人にも似ているかもしれない東洋的な部分もある。
[8月24日(日) 原久子] |
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