小吹隆文/福住廉 |
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5/21-5/26 |
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うごめくこころ 西川智之 大舩真言
4/28〜6/18 ボーダレスアートギャラリーNO-MA[滋賀] |
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西川は知的障害者で、スイスのアール・ブリュット美術館にも作品が収蔵されている。大舩は岩絵具を用いて気流や星雲を思わせる作品を制作する注目の若手画家だ。民家をリノベーションした会場に、両者の作品が響き合うように配置されていた。会場の特性ゆえ、時間帯ごとに作品の印象が大きく変化したり、蔵での展示では微光で作品を見せるなど、プレゼンテーションへのこだわりにも感心した。
[5月21日(日) 小吹隆文] |
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心象 大久保武
5/22〜27 ギャラリーH.O.T[大阪] |
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アルミ板を台所用スポンジでこすって描いていた平面作品を出品。照明が少しでもずれると途端に見えなくなる図像は、まるでアーティストの精神が一瞬具現化したかのよう。モチーフは家、一本道、森の風景など。いずれも本人の精神状態と密接に関連している。
[5月22日(月) 小吹隆文] |
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増田敏也展 Ceramic Working Car Show
5/22〜27 ギャラリー白[大阪] |
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玩具のような形態の陶オブジェ。モチーフは工事用車両だ。格子状の構造、ペパーミントグリーンの色彩、一見柔らかそうな表面と、陶芸らしくない要素で構成されているのが特徴。増田は大のゲームファンで、本作ではCGと陶芸という、実在感において真逆なジャンルを横断する表現を試みたのだという。
[5月22日(月) 小吹隆文] |
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池田孝友展 minor change
5/22〜6/4 コンテンツレーベルカフェ[大阪] |
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シンプルな線描による輪郭線と、その内側を埋める模様でイラスト作品を作る池田孝友。新作展では表現上のマイナーチェンジを実施。トレードマークだった輪郭線を省略し、ストライプや格子模様だけで作品を成立させている。パッチワーク的な構成と、模様の反復による淡々としたリズム感が印象的。
[5月22日(月) 小吹隆文] |
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西田潤展 絶
5/20〜6/3 アートコートギャラリー[大阪] |
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超古代文明の残骸を思わせる陶オブジェ10点を展示。ひとつの作品の中に、粗い粒子の層、ガラス質の層、火山岩のような層、そしてパイプや重なった皿のような形状の造形物が、半ば溶け合いながらひとつの塊を形成している。森羅万象を思わせる表現に圧倒された。作者は昨年、28歳の若さで亡くなられたとのこと。この先の表現が見られないとは残念なことだ。
[5月24日(水) 小吹隆文] |
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ハワード・グッドマン写真展
5/24〜28 アートステージ567[京都] |
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ニューヨーク在住の写真家による個展。作品は主にニューヨーク郊外の自然を撮ったもの。すべて8×10フィルムで撮影され、同寸で現像されている。点数は多くないが、繊細なトーンコントロールと端正な構図、アメリカン・カントリーライフの美しさが堪能できた。額装がラフで、作品の魅力を減じたのが残念。
[5月26日(金) 小吹隆文] |
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いちご泥棒 〜ある染織文様への介入〜
5/23〜6/4 ヴォイス・ギャラリーpfs/w[京都] |
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苺といえば少女的な可愛らしさのアイコンだが、川野美帆にとっては内面のドロドロした部分の象徴となる。苺や毛髪、下着、そして記号的な意味を持つさまざまなモチーフが所狭しと詰め込まれた極彩色の作品は、甘美な悪夢といった趣。今後の展開が気になる新人の登場だ。
[5月26日(金) 小吹隆文] |
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