村田真/原久子 |
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7/26-8/1 |
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Ongoing vol.05
7/22〜30 BnakART Studio NYK[神奈川] |
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1970年代生まれのアーティストが少しずつメンバーを変えながら企画・運営・出品していく「Ongoing」も、今年で5回目。まだまだ若手だが、このまま70年代生まれにこだわれば、後には中堅クラス、30年後にはベテラン、50年後にはヨイヨイの集まりになってるかもしれない。それを見越してか、すでに80年代生まれも混じってるんですが。どうでもいいけど。
[7月26日(水) 村田真] |
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北仲OPEN!!
7/28〜8/6 北仲ブリック&ホワイト[神奈川] |
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北仲の共同スタジオも残すところ3カ月で追い出されることになった。そこでこの真夏のクソ暑いなか、10日間だけスタジオ公開。今回も展覧会にコンサートにお茶にキモノに雑草にヒマワリ栽培にと毎日にぎやかで、8月1日には最初で最後の屋上花火見物までおこなわれたが、その屋上への出入口の空間にひっそりと設置されていた横谷奈歩のインスタレーションを知るものは少ない。階段上の踊り場の半分に部屋をつくり、前面に窓を開けたのだが、その窓をのぞくとまるで鏡のように背後のドアや花やタオルが映し出される仕掛け。ところが、そこには自分の姿は映らず、単なるガラスであることがわかる。つまり、部屋の内と外で対称になるように小道具を仕組んだのだ。この労作も花火見物で出入口を使うため、わずか4日間で解体されたのだった。いやご苦労さん。
[7月28日(金) 村田真] |
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YOSHITOMO NARA + graf A to Z
7/29〜10/22 吉井酒造煉瓦倉庫[青森] |
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2003年12月に大阪で開いた奈良美智展「S.M.L.」のときに構想ができたので、足かけ4年の歳月を経てとうとう迎えたA to Zプロジェクトのオープニング。アーティストたちはとても晴れやかな顔をしていた。1階の展示では、2つの広場を裏通りのような小径がつなぐ。何カ所か街並みを上から見下ろすことができるポイントもつくられ、広場などを歩いているときとは異なる表情をのぞかせてくれる。《D小屋》は《Doors》といって5つのドアのある長屋。それぞれ扉を開いて中に入る、あるいはのぞくとドローイングや立体作品を広い空間のなかとは違った距離感で観ることができる。ゲストアーティストの作品もしっくりとそれぞれの小屋に馴染んでいる。ヤノベケンジ、三澤厚彦、米田知子、松本大洋、杉戸洋、川内倫子といった日本人作家のほかに、タイ、スウエーデンからの海外作家も友情出品。三沢の木彫の動物たちは、《ミサワ小屋》内だけでなく、ほかの小屋や塀のうえ、壁など神出鬼没。ディテールを書き始めると切りがない。まるでそれぞれの作品が住処としてのそれぞれのあるべき場所を作られたときから知っていたかのようにしっくりと収まっている。懐かしいけれども、「作り物」としての環境ではなく、とても自然というか、もともとあったかのようにすべてが倉庫のなかにすっぽりと収まっている。
[7月28日(金) 原久子] |
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『animation soup上映会 〜おのみち→十三ゆき〜』
7/30 第七藝術劇場[大阪] |
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関西を拠点に活動するアニメーション作家たちが自らオーガナイズする上映会。その名もanimation soupいろいろな作品の“味”を楽しめ、ライブなども間にはさみ楽しいイベントをいつも提供している。手描きアニメーションなどほのぼのとしたタッチの作品を中心に上映している。昨年11月に尾道で行なった「同上映会 〜おのみち 駅よこ 大広間〜」のラインナップを大阪・十三で再現しようという企画。一日だけのイベントだったせいか、立ち見も出る大入り満員の観客も、中山双葉のまったりしたギタレレと唄にウットリ。青空亭の《たこやきデカ》は帰りの電車のなかでもずっと頭をチャンキー松本の語りと歌のメロディがかけめぐる始末。
[7月30日(日) 原久子] |
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滑川由夏「―画廊からの発言―新世代への視点」
7/24〜8/5 ギャラリーなつか[東京] |
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細部がなくのっぺりし、表面は鉄の色をしているので、一見アンソニー・ゴームリーの重厚な人体彫刻を思わせるが、実際は木彫で、ずんぐりむっくりした姿はどこかユーモラス。
[8月1日(火) 村田真] |
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寺田佳央「―画廊からの発言―新世代への視点」
7/24〜8/5 コバヤシ画廊[東京] |
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パッと見、日本画かと思った。油彩だそうだ。
[8月1日(火) 村田真] |
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塩津淳司「―画廊からの発言―新世代への視点」
7/24〜8/5 ギャラリイK[東京] |
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床には米のようなアクリルの粒が敷きつめられ、壁には金紙、その上に金網が張られ、
網目に赤、青、黄色などの粒粒が。テマヒマかけたわりに、その苦労がむくわれたかどうか。
[8月1日(火) 村田真] |
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冨井大裕「―画廊からの発言―新世代への視点」
7/24〜8/5 ギャラリー現[東京] |
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ちょうど卵のパックみたいに穴の空いた金属板にスーパーボールをのせて重ねたり、
赤、青、黄色の鉛筆をクリップでつないだりしたポップ彫刻。
[8月1日(火) 村田真] |
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