服部浩之: 2009年11月アーカイブ

最近なんだか忙しくて、10日ぶりの投稿です。
今回は10月中旬に青森県の八戸市と十和田市を巡ってきたときのレポートをアップしたいと思います。何気に青森についてはホテル山上以来の投稿です。皆さんご存知かと思いますが、十和田市は昨年十和田市現代美術館がオープンし、多くの人が美術館を目的にまちを訪れ、かなり盛り上がっています。一方で八戸市は十和田市から車で40分程度で新幹線の駅もある太平洋側の都市で、青森県内ではわりと活気のあるのまちです。八戸では立木祥一郎さんという以前は青森県立美術館準備室で美術館立ち上げに尽力され、2006年には弘前市で奈良美智+graf A to Zを実現した中心実物でもある方が、現在teco LLCという合同会社を起こして事務所を構えていらっしゃいます。その事務所の場所がもと麻雀荘でかなりいい感じで、今後おもしろそうな展開をしていくのではないかと思います。

00teco.jpg01teco.jpg↑teco LLCのオフィス。雀荘の看板がいいです。
こんばんは。
ふたたび九州で訪問した素敵な場所とプロジェクトをご紹介したいと思います。今回は10月31日〜11月1日にかけて訪れた長崎県波佐見町の"monné porte"(モンネポルト)というオルタナティブギャラリーと、そこでのアーティスト岩井優さんのプロジェクトです。実は九州に行くことが決まって情報収集をしていたときに、職場でふと手に取った1枚のフライヤーからこの場所を発見しました。岩井さんの作品や彼が代表を務めるsurvivartの活動は知っていて興味を持っていたこともあって、とにかく行ってみようと決断し訪問してみました。

001monneporte.jpg↑こちらがmonné porteです。

002polishinghousing.jpg↑ギャラリー内部。
引き続き2ヶ月ほど前に書いておいてアップするタイミングを逃していた代々木上原の試聴室での狩野哲郎展について、この勢いでアップデートします。(2ヶ月前に書いたものなので日程など色々前後しますが、ご容赦ください)

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9月1日の青森での仕事スタートに合わせて、8月31日に山口から青森に移動する途中ほんの2時間だけ東京で途中下車して、代々木上原の"試聴室"というカフェで狩野哲郎さんの個展『moving/atmospheres』を見てきました。ほんとは8月30日で展覧会は終了だったのですが、搬出前に狩野さんのご好意で見せていただきました。ちなみに狩野さんは僕が所属しているNPO山口現代芸術研究所(YICA)のレジデンスプロジェクトで9月中旬から約一ヶ月間山口で滞在制作を行う予定になっています。

実は狩野さんとお会いするのはこの日が初めてなんですが、昨年よりメールで何度もやり取りをしていました。やっと彼に山口にきてもらう直前に、僕が山口を去ってしまうという何とも申し訳ない事態になっております。
九州から青森に戻る途中で、用事があって東京に2日ほど滞在していました。そして空いた時間で横浜の黄金スタジオに行ってきました。黄金町の一帯は以前は非常に治安の悪かった場所で、現在でも常に警察官が立っていたりするんですが、ここ数年で急速に変化していて、様々な文化的スポットが京浜急行の高架下を中心に展開されてきています。僕が訪問した黄金スタジオも、そんな高架下にあるスペースです。設計は神奈川大学曽我部昌史研究室+マチデザインになります。黄金町や黄金スタジオいついてはみかんぐみの曽我部さんのブログや黄金町エリアマネジメントセンターのウェブサイトで詳しく紹介されているので、そちらをご参照ください。
曽我部さんのブログ
http://artgene.blog.ocn.ne.jp/sogabe/2009/01/post_cd72.html
黄金町エリアマネジメントセンターのウェブサイト
http://www.koganecho.net/

00koganestudio.jpg↑「ジカンノハナ」展の会場。

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↑ふたりの展示空間を仕切る一枚の壁を外した瞬間。上が浅井裕介さん、下が狩野哲郎さん。

黄金スタジオでは11月6日から浅井裕介さんと狩野哲郎さんの二人展「ジカンノハナ」がスタートしました。狩野くんは以前の投稿で紹介したとおり山口でのプロジェクトにお呼びしたにも関わらず、最終的な作品を僕は拝見出来なかったので、とにかく横浜での作品は見に行こうと思っていました。そして浅井くんの作品も、ここ数週間で大阪や九州など様々な場所で見ていたのに本人には微妙なタイミングの差でお会い出来ていなかったので、今回は制作中のお二人を突撃する ことにしました。
こんにちは。
10月30日から11月1日まで調査や取材などで九州に行ってきました。今回訪問した場所などもこれから徐々にレポートをアップしていきますが、まずはタイムリーな話題からスタートしたいと思います。
10月31日に佐賀県立九州陶磁文化館で森正洋さんというプロダクトデザイナーの回顧展となる「森正洋の全仕事」展がスタートしたのですが、ぼくもこの展覧会準備のお手伝いを少しだけさせていただいたので、見に行ってきました。森正洋さんは日本のプロダクトデザインの第一人者の一人ですが、生涯を佐賀県を拠点に暮らしたという希有な人です。そして僕らの日常生活でよく見るかなり多くの製品が、実は森さんのデザインだったりします。例えば、無印良品にも森さんのデザインによる食器シリーズがあります。

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