毎月1日、15日号発行の美術館・アート情報をお伝えするWebマガジン(次回2月1日更新予定)

フォーカス

バックナンバー

12人の移動するアーティスト

[2017年01月15日号]

2016年は新しい芸術祭がいくつもスタートし、芸術祭が乱立した年だと記憶されるでしょう。多くの来場者をカウントした一方で、芸術祭を開催する意義や必要性、方法についてもさまざまな問題提起がなされました。 2017年初頭のフォーカスは、芸術祭で...

わたしたちのビエンナーレ
──コチ=ムジリス・ビエンナーレが示すアートのかたち

[2017年01月15日号(黒岩朋子)]

 アラビア海に面した南インドのケーララ州。その主要都市であるコーチンは、首都から3000キロ近く南下した風光明媚なところにある。同市はコーチ、コチともよばれる観光地で知られるが、同地で南アジア最大の国際展が開かれるまでは、美術関係者にとって...

「安くて、素早くて、汚い。そうこなくっちゃ!」
Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo

[2016年12月15日号(飯沢耕太郎)]

 ロバート・フランクほどの著名な写真家となると、展覧会の開催にはいろいろな条件がつきまとってくる。それをクリアするために、シュタイデル社のゲルハルト・シュタイデルが画期的なアイデアを思いついた。写真を安い紙に印刷して展示し、展覧会終了後に破...

舞台芸術を支えるローカルな土壌と世界的同時代状況への批評性
──KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2016 AUTUMN

[2016年12月01日号(高嶋慈)]

 「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2016 AUTUMN」が10月22日~11月13日にかけて開催された。メイン会場であるロームシアター京都のリニューアルオープンが2016年1月であったため、今年は変則的に春と秋の2...

ピナ・バウシュとの対話──ピナ・バウシュとタンツテアター展

[2016年11月15日号(河村恵理)]

 コンテンポラリー・ダンスの先駆者であるピナ・バウシュ。彼女の作品とそのメソッドを多角的に包括する展示がボンのブンデスクンストハレで今年3月から7月にかけて行なわれ、そして現在はベルリンのマルティン・グロピウス・バウにて巡回している。彼女は...

喧騒のストリートへ──マニラの街に広がるムーブメント

[2016年11月01日号(平野真弓)]

 近年の急速な経済成長とともに、フィリピンの首都マニラには閑静なギャラリースペースが数多く出現し、マーケットの勢力が脆弱な公的制度の穴を埋めるかのように、コンテンポラリーアートのインフラ整備を独占的に進めている。その一方で、現代を生きるアー...

芸術作品における「魅惑の形式」のための試論

[2016年10月15日号(上妻世海)]

 インターネットが偏在化した同時代の多様な表現を示した「世界制作のプロトタイプ」展(東京・HIGURE 17 -15cas、2015)の企画者である作家・キュレーターの上妻世海氏が、現在開催中の「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸...

過去と現代社会が写し出す不透明な未来。ニューヨーク秋季話題の写真展から。

[2016年10月01日号(梁瀬薫)]

 ニューヨークのアートシーズンが開幕し、画廊や主要な美術館の力の入った企画展が次々にオープンしている。今シーズンは、これまでとまったく異なるビジョンの写真展から提示されるビジュアル・ヴォイス──とらえられた瞬間の心像に秘められたストーリーや...

未来に向かって開かれた表現──山城知佳子《土の人》をめぐって

[2016年09月15日号(荒木夏実)]

 「あいちトリエンナーレ2016」で発表された山城知佳子の新作《土の人》は、圧倒的な存在感を放っていた。映像のクオリティ、演出、展開、スピード、サウンドなどあらゆる面において鮮烈な印象を与え、これまでの山城の作品から一歩先に進んだ、変化と飛...

記録・再構成される土着性

[2016年09月01日号(多田麻美)]

 土着の文化に注目し、そこから創作のヒントを得よう、といった主張は、1980年代を始点のひとつとして、中国では一定の説得力を維持してきた。その流れは、欧米のさまざまなコンセプトの導入、そして恐らくはその反動としての伝統文化への回帰、特に水墨...

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レビュー/プレビュー

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12人の移動するアーティスト

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2016年は新しい芸術祭がいくつもスタートし、芸術祭が乱立した年だと記憶されるで...

わたしたちのビエンナーレ<br>──コチ=ムジリス・ビエンナーレが示すアートのかたち

NEWわたしたちのビエンナーレ
──コチ=ムジリス・ビエンナーレが示すアートのかたち

著者:黒岩朋子

 アラビア海に面した南インドのケーララ州。その主要都市であるコーチンは、首都から...



学芸員レポート

生誕80周年 澤田教一:故郷と戦場

NEW生誕80周年 澤田教一:故郷と戦場

著者:工藤健志

 展覧会において入場者数や収入など目に見える結果ばかりが求められる現在、綿密な調...

「大地に立って 空を見上げて 風景のなかの現代作家」、「フードスケープ 私たちは食べものでできている」

NEW「大地に立って 空を見上げて 風景のなかの現代作家」、「フードスケープ 私たちは食べものでできている」

著者:住友文彦

 この日は別の場所に立ち寄ったため、いつも群馬県立館林美術館に行くときに通る国道...

人権週間ギャラリー展「いのちのあかし」絵画展/「被災作品公開コンディションチェック展」

NEW人権週間ギャラリー展「いのちのあかし」絵画展/「被災作品公開コンディションチェック展」

著者:坂本顕子

 懐かしい豚の絵と久しぶりに「再会」した。京都駅にほど近い、東本願寺しんらん交流...

artscapeレビュー一覧

柳根澤 召喚される絵画の全量

NEW柳根澤 召喚される絵画の全量

2016/09/24~2016/12/04 多摩美術大学美術館

著者:村田真

朝日新聞で山下裕二氏が絶賛していたので、どんなもんかと思いつつ見に行った。最初は...

平井有太『ビオクラシー』~BIOCRACY~展

NEW平井有太『ビオクラシー』~BIOCRACY~展

2016/11/22~2016/12/24 Garter

著者:福住廉

3.11以後の現代美術に何かしらの可能性があるとしたら、それは類まれな想像力を鑑...

正岡絵理子「羽撃く間にも渇く水」

NEW正岡絵理子「羽撃く間にも渇く水」

2016/12/07~2016/12/18 TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY 72 Gallery

著者:飯沢耕太郎

毎年夏に東川町国際写真フェスティバルの行事の一環として開催されている「赤レンガ公...

南極建築 1957-2016

NEW南極建築 1957-2016

2016/12/09~2017/02/21 LIXILギャラリー大阪

著者:SYNK

極寒の過酷な自然環境─ブリザードや雪の吹き溜まり─に耐えうる建築とは何か。本展は...

谷原菜摘子展──私は暗黒を抱いている

NEW谷原菜摘子展──私は暗黒を抱いている

2016/12/13~2016/12/25 ギャラリー16

著者:小吹隆文

黒や赤のベルベットに、油彩、ラメ、スパンコール、ラインストーンなどを駆使して、毒...

前谷開「Drama researchと自撮りの技術」

NEW前谷開「Drama researchと自撮りの技術」

2016/12/14~2016/12/20 Division

著者:高嶋慈

写真家・前谷開の本個展は、先立って上演された舞台作品に前谷自身が写真家として出演...

妹島和世《すみだ北斎美術館》

NEW妹島和世《すみだ北斎美術館》

著者:五十嵐太郎

竣工:2016年 妹島和世による《すみだ北斎美術館》へ。子どもが遊ぶ公園の横とい...

村松卓矢『バカ』

NEW村松卓矢『バカ』

2016/12/15~2016/12/23 大駱駝艦・壺中天

著者:木村覚

まさかのトランプ大統領選勝利はいうまでもなく、世の中「バカ」がまかり通っている。...

カタログ&ブックス|2017年1月

NEWカタログ&ブックス|2017年1月

著者:artscape編集部

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。 フ...

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サントリー美術館に聞く! 学芸員インタビュー「なぜいま、小田野直武か?」

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著者:内田洸内田伸一

 小田野直武──この名を知らない人も、かの『解体新書』の扉絵や解剖図は、どこかで...

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