2017年07月15日号
次回8月1日更新予定

フォーカス

バックナンバー

「フードとアート」は終わったのか、始まったのか?

[2017年07月15日号(森岡祥倫)]

 フードスケープ/foodscape、つまりは食と農が織りなす生と死の社会風景を、人類学や文化研究といった人文社会科学のアカデミズムに属さないアーティストが、自前の方法論をもって踏査する。ついで、独自の視点からその絵柄を作品やワークショップ...

【北京】変化と規制のなかでの模索

[2017年07月01日号(多田麻美)]

 北京の都心はここ数カ月、いわば「静かに大騒ぎ」している。近年の北京で積み重ねられた違法な増改築の「復原」が一斉に行なわれた結果、多くの住民や店舗が引っ越しや廃業を余儀なくされているのだ。その徹底ぶりはほとんど一夜にして街の風景をがらりと変...

レシートと折り紙──アルゴリズムとエンジニアリングをめぐって

[2017年06月15日号(増田展大)]

 近年、芸術祭やアートギャラリーで「インターネットアート」や「バイオアート」と呼ばれる作品を目にすることが多くなった。それらは従来の芸術作品とどのように異なり、いかにして解釈することができるのか。そもそも「解釈」することが可能であるのだろう...

【ニューヨーク】グローバリゼーションにおけるアメリカ現代美術の行方──ホイットニー・バイエニアル2017

[2017年06月01日号(梁瀬薫)]

 1932年から開催されている、バイエニアル展はアメリカ美術の動向を明瞭にする展覧会として毎回世界中から注目を集めている。2015年ダウンタウンのミートパッキング地区に移転してから初めての展覧会となる。アップタウンの落ち着いた美術館とは異な...

反近代の逆襲──現代美術の見世物的転回に向けて

[2017年05月15日号(福住廉)]

 千葉県の国立歴史民俗博物館で「見世物大博覧会 現代編」が開催されている(7月17日まで)。昨年、同館および国立民族学博物館が共催した「見世物大博覧会」の続編で、展示されているのは志村静峰による絵看板をはじめ、「人間ポンプ」こと安田里美によ...

ようこそ、藤森王国へ──「藤森照信展 自然を生かした建築と路上観察」

[2017年04月15日号(岡啓輔/井関悠)]

 藤森照信は建築史家として日本近代建築を研究するかたわら、80年代に赤瀬川原平らと路上観察学会 ★1 、縄文建築団 ★2 を結成し、自由な発想とユーモア、現場の行動力とで「建築」の間口を世にひろく開いた。建築家としてデビューしたのは44歳の...

【ストックホルム】原子炉跡で見る「天から送られた手紙」──中谷宇吉郎写真展

[2017年04月15日号(野村志乃婦)]

 2月17日、スウェーデンのストックホルムで中谷宇吉郎の写真展「Letters from Heaven(天から送られた手紙)」を見た。高谷史郎によるアーティスティック・ディレクションのもと、膨大な研究資料から選び出され、高解像度ジークレープ...

【インドネシア】「Rest AREA〜アーティスト、インドネシアを読む」展に見る「インドネシアなるもの」

[2017年04月01日号(本間久美子)]

 2017年3月、インドネシア国立ギャラリーで「Rest AREA〜アーティスト、インドネシアを読む」と題されたアートビエンナーレが開催され、全34州中26州100人のアーティストの100作品が展示された。インドネシアは「多様性のなかの統一...

アピチャッポン・ウィーラセタクン──政治と日常の親密さ

[2017年03月15日号(徳山拓一)]

 2016年以降、日本でアピチャッポン・ウィーラセタクンの作品を観ることができる機会が増えている。劇場映画では最新作『光りの墓』(2015)の公開に合わせ、過去作品を含む多くの上映会が開催された。また、美術作品では横浜美術館での「BODY/...

セレンディピティが解く地域社会の課題──ソーシャルアートの人材育成

[2017年03月01日号(石川琢也)]

 九州大学ソーシャルアートラボ(以下、SAL)が2016年度に実施している、福岡市と八女市をつなぐアートプロジェクト「FUKUOKA × YAME REMIX」。本プログラムは、「地域づくりとアート実践プログラム」という人材育成の枠組みで八...

▲ページの先頭へ



レビュー/プレビュー

フォーカス

「フードとアート」は終わったのか、始まったのか?

NEW「フードとアート」は終わったのか、始まったのか?

著者:森岡祥倫

 フードスケープ/foodscape、つまりは食と農が織りなす生と死の社会風景を...



キュレーターズノート

マチエールとの格闘──田口和奈/米倉大五郎 2つの個展から

NEWマチエールとの格闘──田口和奈/米倉大五郎 2つの個展から

著者:角奈緒子

 今年もあっという間に、じめっとした重い空気がまとわりついて、じっとり汗ばむ季節...

岩崎貴宏作品における場所性<br>第57回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館

NEW岩崎貴宏作品における場所性
第57回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館

著者:鷲田めるろ

 5月に第57回ヴェネチア・ビエンナーレが開幕した。今回、私は日本館のキュレータ...

artscapeレビュー一覧

笹岡啓子「PARK CITY」

NEW笹岡啓子「PARK CITY」

2017/06/06~2017/06/24 The Third Gallery Aya

著者:高嶋慈

笹岡啓子が2001年から撮り続けている《PARK CITY》は、生まれ育った広島...

アルチンボルド展

NEWアルチンボルド展

2017/06/20~2017/09/24 国立西洋美術館

著者:村田真

これはおもしろかった。これまで国立西洋美術館で見た展覧会のなかでもベスト3に入る...

《とおり町Street Garden》《Peanuts》《森×hako》

NEW《とおり町Street Garden》《Peanuts》《森×hako》

著者:五十嵐太郎

前田圭介の案内で地元で手がけたプロジェクトをまわる。まず、《とおり町Street...

熊谷聖司「EACH LITTLE THING」

NEW熊谷聖司「EACH LITTLE THING」

2017/06/28~2017/07/30 POETIC SCAPE

著者:飯沢耕太郎

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催された「写真家ソール・ライター展」(4月...

カタログ&ブックス|2017年7月

NEWカタログ&ブックス|2017年7月

著者:artscape編集部

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。 D...

トピックス

加納光於──清澄な空気の穂先に

NEW加納光於──清澄な空気の穂先に

著者:暮沢剛巳

 加納光於が版画家として出発した美術家であることはよく知られている。ほかの表現に...

文字の大きさ