2018年09月15日号
次回10月1日更新予定

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未だ見ぬ身体へ──川口隆夫『大野一雄について』

[2017年11月15日号(岡村恵子)]

 川口隆夫によるソロパフォーマンス公演『大野一雄について』の初演は、2013年8月、東京、日暮里のd-倉庫においてであった。以来少しずつバージョンを変えつつ25カ国以上で公演を重ねているが、川口自身、ここまでこの作品と付き合うことになるとは...

【ニューヨーク】中国の現代概念的芸術と実験的芸術の歩み──「芸術と中国 1989年以降:世界の劇場」展

[2017年11月01日号(梁瀬薫)]

 中国の現代アートは近年、市場をも揺るがすほどまで成長し、ますますその勢いを増している。日本を含めアジアの現代アートは近代化、西欧化した西洋美術の文脈を基点としたところがあるが、中国の現代美術家たちは西洋美術を導入しながら、異なる伝統や歴史...

國府理「水中エンジン」再制作プロジェクト──「キュラトリアルな実践としての再制作」が発する問い

[2017年10月15日号(高嶋慈)]

 自作の空想の乗り物やクルマを用いた立体作品などを通して、自然とテクノロジー、生態系とエネルギーの循環といった問題を提起してきた國府理(1970~2014)。国際芸術センター青森での個展「相対温室」の作品調整中に急逝した國府の《水中エンジン...

【パリ】70年の歴史を俯瞰する初の大回顧展「Christian Dior──Couturier du Rêve」

[2017年10月01日号(栗栖智美)]

 この夏、フランスで最も話題となった展覧会と言えば、「Christian Dior──Couturier du Rêve」展であろう。ファッション関係者だけでなく、幅広いジャンルの老若男女、さまざまな国の人々が、このフランスのオートクチュー...

日本のアーティスト・イン・レジデンス 隆盛のなかでの課題

[2017年09月15日号(菅野幸子)]

 現在、日本国内には60以上のアーティスト・イン・レジデンス(以下、AIR)の拠点がある。規模も場所、分野、活動内容もさまざまな多様性があるが、この多様性こそAIRの最大の特長でもあり、面白さでもある。日本では、常に地域振興や住民とのコミュ...

【キューバ】キューバの現在と、アートシーンについて

[2017年09月01日号(岡田有美子/服部浩之)]

 2018年3月から4月にかけてキューバの首都ハバナにあるウィフレド・ラム現代美術センター(Centro de Arte Contemporáneo Wifredo Lam。以下、ラムセンター)にて、日本とキューバの現代アートを紹介する展覧...

【香港】草の根活動のその先に──香港アートのエコシステム

[2017年08月01日号(長谷川仁美)]

 もしもアートのエコシステムが、①美術館、②市場(画廊、アートフェア、オークションハウス)、③草の根の小さなアートスペースやコレクティブの3つであるとしたら、香港は間違いなくほかの2つのフィールドに比べて①の美術館フィールドが弱いと言えるだ...

「未知の宝庫」をたずねて

[2017年08月01日号(村田真)]

 編集部から、4月に書いた太田市美術館・図書館のレビュー★1を元に話を展開せよ、という依頼を受けた。レビューでは、太田市美術館・図書館はゆるやかな螺旋を描く建築構造から、ボルヘスの「バベルの図書館」を連想させること、展示室は図書室のあいだに...

「フードとアート」は終わったのか、始まったのか?

[2017年07月15日号(森岡祥倫)]

 フードスケープ/foodscape、つまりは食と農が織りなす生と死の社会風景を、人類学や文化研究といった人文社会科学のアカデミズムに属さないアーティストが、自前の方法論をもって踏査する。ついで、独自の視点からその絵柄を作品やワークショップ...

【北京】変化と規制のなかでの模索

[2017年07月01日号(多田麻美)]

 北京の都心はここ数カ月、いわば「静かに大騒ぎ」している。近年の北京で積み重ねられた違法な増改築の「復原」が一斉に行なわれた結果、多くの住民や店舗が引っ越しや廃業を余儀なくされているのだ。その徹底ぶりはほとんど一夜にして街の風景をがらりと変...

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