パウル・クレー展
「線を引くこと」「色を塗ること」の2つのテーマを軸にクレー芸術の全貌を紹介。
シュルレアリストをはじめ、近現代の美術に大きな影響を与え、スイス、ドイツを代表する画家、パウル・クレー(1879-1940)。クレーの出発点は 「線を引くこと」。そして、人生の旅や芸術家との出会いを重ね、簡潔な
一筆書きのようなドローイングから、美しい色彩が巧みに重ね塗られた作品、さらには実験的な絵画へと「色を塗ること」を加えつつ変化を遂げていきました。
2005年6月、パウル・クレー・センター開館
クレーの殿堂ともいうべき美術館がスイス・ベルン郊外にオープン。現存する約1万点の作品のうちクレー財団と遺族のコレクションを合わせ4000点 あまりを所蔵し、クレーに関する資料や出版物も集められています。設計は、
ポンピドゥー・センターや関西国際空港を手掛けたレンゾ・ピアノ。 地上1階、地下1階、3つの波打つ銀色に輝く屋根を持ち、 建築物としても独特の存在感を放っています。
本展覧会は、センターの開館を記念し、日本初公開を含むクレーの作品、日記、エッセイのほか、その設立までのプロセスや施設の紹介、関連資料などを展覧し、クレーの全貌に迫ります。 |
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