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藤田嗣治展

 2006(平成18)年は藤田嗣治の生誕120年にあたります。これを記念して、このたび、その全画業を紹介する展覧会を初めて開催します。
 藤田嗣治(レオナール・フジタ、1886-1968)は、東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される“乳白色の肌”の優美な美しさは、多くの人々の心をとらえました。その後中南米を旅行して日本に帰国し、二科展で活躍するとともに、第二次世界大戦中は戦争画も描きます。大戦が終わるとフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。
 こうした波乱に満ちた生涯ゆえに、これまで藤田は、ともすると、個々の作品の検証をおいて、数々の逸話に彩られた伝説の画家としてのみ語られてきた感があります。
 この展覧会は、パリ時代から晩年にいたるまでの代表作約100点を、フランスやベルギーを加えた国内外から集めて展示します。一人の芸術家としての藤田嗣治の全貌を、日本初公開作品約20点を含めたこれらの作品を通して探ることで、伝説ではない、あらたな藤田像を見出そうとするものです。
藤田嗣治展
会期 2006年3月28日(火)〜5月21日(日)
会場 東京国立近代美術館
東京都千代田区北の丸公園3 TEL.03-3214-2561
休館日 月曜日
※ただし、4月3日、5月1日は開館
開館時間 10:00〜17:00、金曜日は20:00まで。
※入館は閉館30分前まで
鑑賞料
当日 前売り 団体
一般 1,300円 1,100円 900円
大学生 900円 800円 600円
高校生 500円 400円 350円
※団体は20名以上
※中学生以下は無料
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催 東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション、日本経済新聞社
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