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夏目漱石の精神──仙台の「漱石文庫」から

 現今も多くの読者をひきつけてやまない作家・夏目漱石。明治38年に発表した「吾輩は猫である」が評判を呼び、以後亡くなるまでの10年間で「三四郎」、「心」などの名作を世に送り出しました。また作家として多忙を極める中、木曜日を面会日とし、「漱石山房」と名づけられた書斎には、漱石を慕う弟子が集まるサロンが形成されました。後に東北大学に赴任する、哲学者・阿部次郎、ドイツ文学者・小宮豊隆もそのメンバーで、二人はこの漱石の「木曜会」の精神を仙台にもたらし「学都仙台」の基礎を築きました。
 本展では100年を経ても色あせない漱石作品の魅力や、漱石と仙台とのつながりを、戦火を逃れ東北大学附属図書館で「漱石文庫」として保存されてきた貴重な資料を元にご紹介します。
[広報資料より]
夏目漱石の精神
会期 2008年3月15日(土)〜5月18日(日)
会場 仙台文学館
宮城県仙台市青葉区北根 2-7-1 Tel. 022-271-3020
休館日 月曜日
開館時間 9:00〜17:00
*入館は閉館の30分前まで
鑑賞料
当日 団体
一般 700円 600円
高校生 400円 300円
小中生 200円 100円
*団体は10名以上
主催 仙台文学館
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