村田朋泰 展──夢がしゃがんでいる
かつて世界が三つの函だった頃の面影が今でも色濃く残る場所、三ノ函半島。そこでは実現しなかった未来の残像が見え隠れしています。
4月4日午前8時、「あるアパートの一室」からその幻の半島をめぐる一泊旅行が始まります。ゾロ目の日付の時にしか運行されない「三ノ函鉄道」、半島を一望できる「百色旅館」の一等客室「ソランの間」、三ノ函半島100名所の映像が見られる「百色旅館ジュークボックス」、なつかしのゲームを楽しめるゲームコーナー、等々。実寸大の家具とミニチュアセット、映像を組み合わせて、 700平米の会場にそれら作品世界を展開します。そこでは村田朋泰独特の哀愁やノスタルジー、ロマンチシズム、倦怠感、喪失感、空気や匂いといったものを感じとることができるでしょう。
また美術館1階にある三ノ函映画館では、村田のライフワークである路シリーズの新作「檸檬の路」の他、「家族デッキ」シリーズ4点、おなじみ「さかだちくん」の新作など、最新作と旧作の中から選りすぐりの作品を上映します。[広報資料より]
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