村田真/原久子 |
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4/2 |
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渡辺聡展
3/5〜4/3 タロウナスギャラリー[東京] |
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1枚の絵を細かく切りとって半分を別のキャンヴァスに並べると、2枚の同じような絵ができる。でもそれは似て非なるもの。そんなシリーズの展開や、地と図の関係を追求した作品など、絵画のトリッキーな要素に分析的に迫る。
[4月2日(金) 村田真] |
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フェラス・ミックレイノルドス展
3/30〜5/1 ギャラリーMIN MIN[東京] |
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日常的な情景をサラッと描いたライトなペインティング。嫌いじゃないけど大好きにもなれない、いまどきの絵ですな。
[4月2日(金) 村田真] |
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長塚秀人展
4/3〜5/8 レントゲンヴェルケ[東京] |
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明日からオープンだが、せっかくなので見せてもらった。一見ありふれたピンボケの風景写真だが、なんかおかしい。中景のごく狭い範囲だけがクリアなのだ。だから最近ありがちなつくりものの風景にも見える。焦点深度が極薄(アンフラマンス?)の風景写真。
[4月2日(金) 村田真] |
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大浦信行「仏壇抄──死と工芸」
3/19〜4/9 ギャラリーMAKI[東京] |
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仏壇状の箱が3つ、台のうえにのっている。いずれも重工業時代のモダニズムというか、古いタイプのロボットのような重厚な形態とメタリックなテクスチュア。扉のなかをのぞくと階段状の壇はあるが、位牌もなにも置かれていない。奇妙なのは、仏壇から床まで鉄板がすべり台のように渡されていること。まるで仏さまが仏壇からすべり下りてこれるように。あるいは逆に、われわれが仏壇のなかに入っていけるように? テキストのなかで、北澤憲昭氏は、仏壇を「生と死の境界を日常生活のただなかに出現させる装置」としている。なるほど仏壇とは、生者にとっては死の世界に開かれ、死者にとっては生の世界に開かれた「穴」なのだ。帰りにエレベーターに乗ろうとしたら、ちょうど上から降りてくるところだったので、だれかと同乗するだろうと思ったら、だれも乗ってない。なのに1階のボタンは押してあった。天と地を結ぶエレベーターも仏壇と似たような箱だ。ちょっと背筋が寒くなった。
[4月2日(金) 村田真] |
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戸谷成雄「射影体」
3/6〜4/3 シュウゴアーツ[東京] |
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例の表面をゴニョゴニョに刻んだ彫刻を、壁から床へ徐々に小さくなるように並べ、先端部分に金属を置いている。ちょうどその最先端に米粒みたいな人間を置いて、床から光を当てて壁までの空間にできる陰影を彫刻化したような。だから表面のゴニョゴニョは、影のぼやけた輪郭に相当するわけだ。「射影体」を勝手に解釈すればね。
[4月2日(金) 村田真] |
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