村田真/原久子 |
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4/6-4/14 |
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KPO ART MEETING Vol.1 「映像の中の芸術家たち──Artists in the Films」
4/6〜11 KPOキリンプラザ大阪[大阪] |
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会田誠、束芋、森山大道などアーティストたちの「ものづくり」の哲学に触れることができるような場面を記録することは、彼ら自身にとっても大切なことだろう。観る側もその肉声に触れるまたとないチャンスである。初日のトークイベントは束芋と、彼女の作品の記録映像や作品のテクニカルな部分も最近サポートしはじめた岸本康に、ヤノベケンジがコーディネーターとして迫った。
[4月6日(火) 原久子] |
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村井美々個展
4/5〜11 neutron 5F gallery[京都] |
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発表の機会を立て続けにえて、おお忙しの村井美々。今回は、子供用のお絵かきの道具を使って黒い輪郭線だけでアニメーションをつくった。小型のモニターのみで見せているが、原画の一部も壁に貼ってモニターから絵が飛び出してきたようで楽しい展覧会場にすっかり長居してしまった。
[4月7日(水) 原久子] |
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ココのココ
4/6〜11 ギャラリーcoco[京都] |
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画廊名「ココ」と「此処」「個々」などを引っ掛けた言葉遊び的な展覧会名。内容はそんなダジャレっぽさと、かなりコンセプチャルな部分をあわせもった粋な展覧会でした。
[4月7日(水) 原久子] |
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再考:近代日本の絵画
4/10〜6/20 東京藝術大学大学美術館/東京都現代美術館[東京] |
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最高、じゃなくて「再考」の展覧会が増えている。いま先が見えない時代だから、とりあえず過去を振り返っておこうとか、カネもないことだし、自前のコレクションで企画展やっちゃえという事情もあるかもしれない。いずれにせよ、バブル以降の現代美術にやや食傷気味だったぼくにとってはうれしい傾向だ。まず芸大のほうから見る。こちらは「博覧会美術」「アカデミズムの形成」「風景論」「静物論」という泣かせるテーマ立て。高橋由一《美人(花魁)》《日本武尊》、山本芳翠《浦島図》、岸田劉生《壷の上に林檎が載って在る》など、たまりませんなあ。現代美術館のほうは、まず80点近い自画像で見る者をアンパーンチ!(前田寛治などはほんとにアンパンマンみたいだ)。そのほか歴史画や記録画が興味深かったものの、後半はいつもの常設展示室とあんまり変わりないじゃん。総数648点。もう1回見に行こうっと。
[4月9日(金) 村田真] |
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増山士郎 新宿歌舞伎町プロジェクト
4/4、10 新宿区立歌舞伎町公園[東京] |
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歌舞伎町を歩くのは何年ぶりだろう。ひょっとしたら10年前の「新宿少年アート」以来かもしれない。その無法地帯のど真ん中、公園つっても神社の跡地みたいな殺風景な敷地の中心に、「恥ずかしい姿 見放題!」「安心、無料」とか書いた高さ1メートルほどのネオン輝く箱が置かれている。光に吸い寄せられる蛾のように近づいて穴をのぞくと、まさに「穴をのぞく」自分の「恥ずかしい姿」が見える仕掛け。いい度胸だ。
[4月10日(土) 村田真] |
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森口宏一展
4/12〜24 番画廊[大阪] |
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70歳を越えた成熟したアーティスト森口宏一は、感覚的には老いることを知らないようだ。516個の約10cm角の透明で真四角な容器に1匹ずつ金魚が泳いでいる。白い壁に取り付けられた12段の棚には43個ずつ。どれを見ても同じ動きをしているものなどない。ただ、眺めているだけでそれだけで時間が過ぎてゆく。そんな時間が無駄とは決して思えない。
[4月12日(月) 原久子] |
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夜の旅 Numinous6 岩本庄司写真展
4/12〜24 The Third Gallery Aya[大阪] |
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猫が自分のための道であるかのように、ど真ん中を歩いている。振り向き様がなんともセクシーな猫。猫は我がもの顔にその場所を陣取る。このシリーズには終わりはないかもしれない。
[4月12日(月) 原久子] |
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二つの情景 クリスチャン・ラッセル・オートン&原口佳子
3/25〜4/16 ベルギーフランドル博物館[大阪] |
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コントラストのはっきりしたプリントのオートンの写真と比べ、全体がソフトな原口佳子の写真は彼女のものとすぐにわかる空の色が特徴である。サッカー場の緑の芝生と彼女の空の色は、見たことのない風景のはずなのに懐かしさを感じさせてくれた。
[4月14日(水) 原久子] |
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