村田真/原久子 |
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8/1-8/4 |
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THE LIBRARY 2004
7/20〜8/1 ギャラリーそわか[京都] |
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恒例企画のLIBRARY展。本の体裁をとった作品がわんさか出ていて、手にとって観れることもあってか、本という親しみ易さからか、いつも入場者が多い。ビデオ部門も恒例なのだが、今回は少し出品数が少ない。ビデオが目当てだった私はちょっとガッカリ。そして出品者もいつものメンバーなのであった。
[8月1日(日) 原久子] |
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パラモデル個展
7/20〜8/1 ギャラリーそわか[京都] |
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子供のころにプラレールで遊んだことありますか? 発売されて40年たったのだそうです。私も子供のころに持っていました。青いプラスティックの線路を組みたてて電車を走らせる玩具です。これをつかって線路をつないでインスタレーションを行なっているのですが。壁や床のみならず、天井も使って線路をはびこらせる展示、そして解体のときにビデオを撮影してインスタレーションのなかに投影。手なし犬のアニメーション映像も涙なしには観れない代物でした。
[8月1日(日) 原久子] |
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端聡
7/7〜8/5 第一生命南ギャラリー[東京] |
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モノクロ写真をベースにした巨大絵画や、鉄骨を組んだハードなインスタレーションなど、近年の東京ではなかなかお目にかからない力作・大作。裏返していえば、15年ほど前には東京でも見られたかもしれないタイプですね。なぜ15年前かというとバブルだったから、ではなくて、写真発明150年で「物質としての写真」が注目を浴びていたからだ。あんなにもてはやされたダグ&マイク・スターンはどこへ行っちまったんでしょうねえ。だから時流にまどわされずに制作を続ける端はエライ!
[8月3日(火) 村田真] |
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時計じかけの夏みかん展
7/26〜8/7 ギャラリーなつか[東京] |
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もちろん「日本の夏」はオレンジではなくて「夏みかん」が正しいのだが、しかし待てよ最近は夏みかんを食べた覚えがないぞと気がつき、アゼンとするほどでもないが、きっとこれを企画した開発好明の故郷山梨にはたくさん夏みかんがなっているんだろう。と、120字も費やしてムダ話を書いたのは、これを書いてる8月25日現在、どんな作品が出ていたのかほとんど思い出せないからでした。美術ジャーナリストをめざすよい子のみなさん、展覧会を見たらその場ですぐにメモっておきましょうね。でもひとつだけ覚えているのは、扇風機で風を吹かせると平面のカモメがいっせいにそちらを向く木村崇人の作品。なぜ覚えているかというと、作品がすばらしかったからというより、扇風機が時代物だったからでもあるが、なにより作者がそこにいて興味深い話を聞けたからだった。あ、もうひとつ思い出した。開発のエグイ女装写真。ここから導き出される結論は、作品よりアーティストのほうがインパクトがあるということだ。
[8月3日(火) 村田真] |
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ART CAMP in CASO 第1期
7/31〜8/8 海岸通ギャラリーCASO[大阪] |
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今年2回めの関西の美術系大の学部生、院生、卒業生で組織する展覧会。何度か大学の制作展などで見ている学生の作品もある。グループ展であるせいか、あるいはスペースが広いせいか、展示をもうひとひねりしないとどの作品も白い壁に負けてしまいそうだ。せっかく大学の展覧会のように混沌とした環境ではない場を獲得したのだから、欲を出してもらいたいという気分でみた。
[8月4日(水) 原久子] |
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TANABATA.org「再生」展
8/4〜8 サンモール一番町ほか[宮城] |
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商店街のショーウィンドーにブルーシートで仕立てたスーツをディスプレイしたタノタイガ、空き店鋪に隣人ともマスターともしゃべれないひとりぼっちの酒場をしつらえた増山士郎、日本人に多い苗字の表札を陶で焼いて神社の参道に並べた齋藤正人など。いちばんよかったのは、ラーメン屋に石膏デッサンを展示した津田やよい。会田誠を彷佛とさせます。仙台もこれから期待できるかなあ。
[8月4日(水) 村田真] |
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