村田真/原久子 |
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8/6-8/7 |
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吉田重信 光のアート・虹がいっぱい
8/5〜19 枚方市御殿山美術センター[大阪] |
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「光と虹のアーティスト」として知られる吉田重信。会場のあちこちに、水と鏡とバケツを使い、プリズム効果で人工的に虹を出没させていた。ビデオ作品は窓の外の風景と同化してみえる。午前中には子供たちのためのワークショップもあったという。
[8月6日(金) 原久子] |
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Hi-energy field ハイ・エナジー・フィールド展
8/7〜9/23 KPOキリンプラザ大阪[大阪] |
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過去のキリンアートアワード受賞作家のなかから選ばれた4人が、それぞれを選んだキュレーターとタッグを組んで繰り広げる展覧会。1フロアを余すところなく使った岡部俊彦のインスタレーションは、思わず「ヤバイ」という言葉が出てきてしまうようなパワー全開の作品。西尾康之も相変わらず、行為どころか身体をそのまま痕跡と残したような作品で濃い味が出ている。キュレーターも男性なので8人全員男性という取り合わせになる。暑気払いどころか、暑さをもたらしてくるようなところがある。暑さを熱さでもって制するといったいまどき珍しい企画展であった。
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高橋匡太は、KPOキリンプラザの建築デザインの象徴ともいえる行灯(あんどん)部分を使ってライティングパフォーマンスを行なった。 |
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[8月6日(金) 原久子] |
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二十歳の哲学
7/30〜8/6 横浜ポートサイドギャラリー[神奈川] |
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慶応義塾大学環境情報学部の吉田暁子クラスでおこなわれたワークショップ型授業「デジタルセルフポートレイト」講座の発表会。はしょっていえば、コンピュータで自画像をつくっちゃおうということ。コンピュータを使うのは、美術教育なんかにまどわされずにきた学生たちのデッサン力のハンディをなくすため。デジタルだから原画はないが、映像でドキュメントしているのでプロセスがわかる。キュビスム風、ウォーホル風が多いのは、作品分析の例として使われたからか。
[8月6日(金) 村田真] |
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ノンセクト・ラディカル 現代の写真III
7/17〜9/20 横浜美術館[神奈川] |
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タイトルがタイトルだけに、さすがに今回は政治性、社会性の濃い写真が多い。しかしタイトルに反して、高嶺格の映像作品を見せることができなかったのはいただけまへんな。こうして同展は「高嶺問題」に収斂し、ほかの作家たちは忘れられていく。
[8月6日(金) 村田真] |
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ナデジダ・オレック・リャホヴァ展
7/17〜8/15 横浜美術館アートギャラリー[神奈川] |
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この名前、どこの人かと思ったらブルガリアでした。花柄の服を着た人が花柄の地の前に立つデジタル画など。ほんとは会期中4回開かれる食のパフォーマンスに立ち会いたかったのだけど残念。
[8月6日(金) 村田真] |
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藤本由紀夫「哲学的玩具II」
7/10〜8/7 shugoarts[東京] |
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いつも関西で見慣れた作品を、いつも東京で見慣れた場所で観る。そうすると、なんだか違和感というか、いつもと違った空気が漂っていた。久しぶりに塩ビ管でつくった《屋上の耳》に耳を当てる。この作品は長い筒状のものを耳に当てて周囲の音と目のまえの風景を観る作品と説明するべきか。座る椅子の機能も重要だったはずだが、今回は椅子の座り心地がイマひとつしっくりこない。音は片方ずつ聴くほうが両耳で聴くよりいいので、交互に耳に当ててみた。最終日にギリギリ間にあった。
[8月7日(土) 原久子] |
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