村田真/原久子 |
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10/13-14 |
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大竹伸朗 全景
10/14〜12/24 東京都現代美術館[東京] |
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オープニングセレモニーで挨拶をする大竹伸朗氏の後ろ姿 |
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企画展示室をめいっぱい使って約2,000点に及ぶ大竹作品が並んだ。「全景」ってこういうことになったのか。とにかくオープニングで人も多いし、あと2日くらいかけてゆっくり観なければとてもじゃないが、全景を把握しきれない。作品ももちろんのこと、彼の文章にはとても惹かれるものがある。『STUDIO VOICE』誌の全景特集の号で本の紹介を書かせてもらったときに何冊も読み返したが、読んでいるうちにドキドキしてきて、プラトニックな恋愛感情にも似たようなものがこみ上げてきた。今度来るときはじっくり楽しむべし。
[10月13日(金) 原久子] |
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ビル・ヴィオラ はつゆめ
10/14〜2007/1/8 森美術館[東京] |
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会場に入ると燃えさかる男性の巨大な映像が目に飛び込んできた。「生と死」といったテーマも含まれるが、喜怒哀楽の表情が、く〜っと時間が引き延ばされて、なんともリアルに迫ってくる。観たことのある作品がけっこうあったので、サクサクと会場を進んで行こうと思ったが無理だった。
[10月13日(金) 原久子] |
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金氏徹平
9/9〜10/21 児玉画廊[東京] |
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ドローイング、日用品等を用いたインスタレーション……作品はとてもいいのに、展示が私にはしっくりこなかった。東京は彼にとってはアウェイだからかな、展示も大事なのに本領発揮できてなかったように思えた。
[10月14日(土) 原久子] |
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雨宮庸介
9/9〜10/14 ユカササハラギャラリー[東京] |
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林檎が溶けたようなオブジェは以前から発表していたが、今回も林檎は登場するが、部屋をめいっぱい使ったインスタレーションは秀逸な仕掛けがあって非常に面白かった。鏡あるいは窓とも思えるフレームのなかに映像が流れている。オーディエンスがいる展示室で起こったまか不思議な出来事が、そのフレームのなかで起こっている。それは映像であって、すでに過去の時間に収録されたということはわかっているつもりなのだが、鏡の向こうにアナザーワールドがあるような錯覚を誘う。この作家の作品は小さなオブジェしかこれまで観たことがなかったが、スゴイ。今後も要チェックである。
[10月14日(土) 原久子] |
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for four hands
9/12〜10/14 WAKO WORKS OF ART[東京] |
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音が灯りになるインスタレーション。写真。ガブリエル・レスターとジョーダン・ウォルフソン2人のアーティストが出品した作品は、もの静かにけして饒舌ではないが、ゆっくり片隅からいろいろなことを語りかけてくれた。
[10月14日(土) 原久子] |
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ボロボロ・ドロドロ展 帰ってきた日本のサブ・カルチャー展
10/14〜2007/1/28 ワタリウム美術館[東京] |
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ちょっとファンシーな宇宙ステーション風な家はNY在住の河井美咲の作品。空間を自在に渦巻く白い雲のようでレールのような物体の上を移動するキャラクター。いったいなんだコリゃって感じなのですが。かなり作り込んでいて、なかには映像作品まで仕込まれている。テイラー・マッキメンスはNY在住のアメリカ人。サボテン・マンと勝手に私は呼んでいるのだけど、ペインティングは技術的にも上手いし、オブジェも細部に気が配られていて、さらに機知に富んでいる。インスタレーションとしてもそこにあるものの関係性が面白い。
[10月14日(土) 原久子] |
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日米・ヘタうま&アンダーグランド・サミット展 ドローイング・パーティ
10/14 On Sundays[東京] |
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上部階のワタリウム美術館で展覧会を開催中の河井美咲とテイラー・マッキメンスがキュレーションした展覧会が、On Sundaysの地下で開かれていて、この夜は企画した2人に加え、出品作家の蛭子能収や五木田智央、後藤友香、花くまゆうさくが参加。ドローイング・パーティっていったいナンなのだろう、と思っていたが観て納得。他人が描いたドローイングに、次々とほかの人たちがドローイングを加えていくのである。最初の描き始めとどんどん内容が変化していって面白いし、どこで留めるのかというところでその絵が決まる。オーディエンスから「これって買えないのかな」と大マジな声も聞こえてきたが、じつは私も「欲しい〜っ」と思った。
[10月14日(土) 原久子] |
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