村田真/原久子 |
|
10/15 |
|
|
|
|
石松健男写真展――朝倉文夫1962年12月
9/30〜11/5 朝倉彫塑館[東京] |
|
|
|
|
朝倉邸の前は何度も通りすぎたことがあるけど、なかに入るのは初めて。おお奥が深い! 通りから見える黒い建物はおもにアトリエで、奥に数寄屋造りの住居と池のある庭園がひかえていたとは知りませんでした。いやリッパ、驚いた。朝倉文夫ってそんなに偉かったのか。摂と響子のパパというだけじゃなかったのね。石松によるポートレート写真を見るとどれもこれも無愛想な表情で、芸術家というよりこの屋敷に出入りする職人さんて感じなのだが。
[10月15日(日) 村田真] |
|
|
|
|
西尾千尋・西尾真代「その形はわたしたちの動くにつれて変わる」
10/10〜15 ギャラリーKINGYO[東京] |
|
|
|
|
今年芸大と女子美を卒業した姉妹の2人展。妙な日本語のタイトルだが、作品はどちらもおもしろい。妹(真代)のほうは、今春の五美大卒制展に出した作品をぼくがホメたらしい。そういえば見覚えがある。どんな絵かといえば、なんの変哲もない自宅室内の柱や壁やカーテンなどをさりげなく描いた、つまらないと思う人には限りなくつまらない絵なのだが、なぜかそれがたまらなくいいのだ。ただし今回、小品をパネルに描いていたのが引っかかった。やっぱりキャンヴァスだと思う。姉(千尋)のほうは植物の影のような作品が興味深い。紙にぼんやりと草花のかたちが写し取られているのだが、かたわらのビデオを見ると、植物を紙に押しつけすりつぶしている。植物の実体は消え、にじみ出た汁で痕跡を残すというかなり残酷な手法だが、これは絵画、版画、写真の起源を思わせる。手法は異なるものの、どちらも浮ついたところがなく、足元をよく見ている。
[10月15日(日) 村田真] |
|
|
|
|
2006中之島物語 その未力と魅力 中之島コミュニケーションカフェ「駅ができる!」
「アーティストの未完の駅の使い方」 ゲスト:西野達
10/15 中之島公園内「新北浜駅(仮称)」工事現場[大阪] |
|
|
|
|
横浜トリエンナーレ2005では中華街に《ヴィラ會芳亭》というホテルとして泊まれる作品を登場させたが、そんな彼がこれまでどんな活動をしてきたか、初期から最近作まで記録写真を見せながら解説してくれた。あまりトークなどはしないそうなのだが、普段からとても話し好きな方なので、なんともイイ感じの間合いでエピソードなどふんだんに入れながら話してくれた。屋外で寒かったが、あっという間の2時間だった。
[10月15日(日) 原久子] |
|
|
|
|
西原功織展
10/6〜10/29 TARONASU大阪[大阪] |
|
|
|
|
今年のVOCA展にも入っていたようだが、私ははじめて西原功織の作品を観た。作品のコンセプト、描き方、展示も含めて、最近観たなかでは抜きんでてオリジナリティに富んでいる。過去の作品も少しポートフォリオをみたのだが、ぜひ実物を観たい!!
[10月15日(日) 原久子] |
|
|
|