村田真 |
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4/26〜4/28 |
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開館記念〈生きる〉展
4/28〜7/16 横須賀美術館[神奈川] |
京浜急行で横須賀中央をすぎて支線に乗り換え、馬堀海岸で降りてさらにバスで10分ほど走った観音崎の手前、浦賀水道を見渡す地に横須賀美術館は建っていた。といっても縦にそびえるのではなく、環境に配慮してはいつくばるようにたたずんでいる。展示棟は白壁の本体を薄緑のガラスが全面的におおっていて、理由はいろいろあるんだろうけど印象としては「もったいない」。開館記念の「生きる」はまあ可もなく不可もなく。常設ではヤノベケンジが金沢、青森に次いでここにも食い込んでいる。若手作家は見ならうべし。
[4月26日(木) 村田真] |
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菅野由美子展
4/23〜28 ギャルリー東京ユマニテ[東京] |
かつて華々しく活躍しながらいつのまにか消えていった作家が、20年近いときを経て再デヴューを果たす場面に立ち会えるのは、うれしくもあり、なんとなく脅威でもある。80年代に菅野はマンガチックなペインティングで注目され、やがて神秘的なオブジェに移り、発表は途絶えた。今回は唐突にも静物画の展示。小さな器をいくつか横に並べただけの構成で、静謐な構図はスルバラン、グレーがかった沈んだ色彩はモランディ、コテコテのマチエールは劉生を、それぞれ思い出させるが、そのどれにも似ていない。どっちかといえば彼女自身の昔のオブジェとつながっているようで、じっくり描いているのに現実感が希薄だ。この気分、なんとなくわかるような気がする。
[4月27日(金) 村田真] |
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杉山雅之展
4/23〜5/12 ギャラリーなつか[東京] |
ゴツゴツとした岩のかたまりみたいなのが数点。でも表面に円形の小さな穴が無数に空いた薄い鉄板で組み立ててある。量塊感と空虚感が同居した立体。
[4月27日(金) 村田真] |
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竹本真紀となぎゆうや
4/28〜30 ZAIM本館403号室[神奈川] |
竹本の中学時代からの親友で、2年前に亡くなった漫画家なぎゆうやとの2人展。というか、作品がごっそり展示されているわけでもないので、来てくれた人に竹本がなぎの思い(出)を語る会といったほうが正しいかも。
[4月28日(土) 村田真] |
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