村田真 |
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5/5〜5/9 |
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サバイバルキャンプ
5/5〜6 BankART Studio NYK[神奈川] |
いざというときのため、というのもあるが、ちょっと被災者気分を味わってみたい人のため、一晩ライフライン(水道や電気)を止めてBankARTに泊まり込むという、いかにもBankARTらしい無謀な企画。にこブ−8歳と参加。夜、いよいよライフラインが止まるという瞬間にも、にこブ−は子供たちとクラゲ釣りに夢中でぜんぜん緊張感なし。まあ親だって本当は寝場所のシェルターづくりをしなくてはいけないのに飲んだくれてたくらいだから、もっとユルんでたわけだけど。だからいざ寝る段になってキリギリスみたいに親子で彷徨し、結局BankARTのソファで寝るという芸のなさを見せつけたのであった。大地震が来たら真っ先に絶滅する親子かもしれない。けっこう生き延びたりして。
[5月5日(土) 村田真] |
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photogramma:deixis of index 松井茂展
5/5〜9 photographer's gallery[東京] |
ギャラリーのなかは空っぽ。正確にいえば、白い四角い台をはさんで黒っぽい椅子が2脚あるのだが、それが作品とは思えない。なにか展示物はないかと白い壁を見まわしてみたものの、以前の展示の名残りと思われるピンの穴や鉛筆の印が発見できるだけで、作品らしきものは見当たらない。入口付近に「price list」が貼ってあって、「毎日新聞朝刊量子詩 not for sale」とか書いてある。そういえば松井は毎週メールで毎日新聞の天気予報を「量子詩」として引用して送ってきてるなあ、と思ってネットで調べてみたら氷解。毎日ギャラリーの壁に毎日新聞の朝刊を貼り出していたのだ。そして、今日はたまたま朝刊が休みだったのでなにもなかったのだ。
[5月7日(月) 村田真] |
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[油画の具]展
5/8〜20 東京芸術大学陳列館[東京] |
芸大の油画技法材料研究室と画材メーカーのホルベイン工業が共同開発したという油絵具、その名も「油一(ゆいち)」。爆笑。品質的には顔料を多くし媒材を少なくした分、発色はいいらしい。買おうとも思ったけど、1本4000〜7000円もする。市販の油絵具の約10倍、30色セットだと15万円もするんだもん、もったいなくて使えないよ。もうひとつ心配なのは、これがどれだけ長もちするかだ。新しく開発したばかりなだけに、100年後200年後はともかく、5年後10年後も現在の発色を保っていられるか、だれにもわからない。でも、こういう果敢な試みに挑戦できるのは東京芸大ならではのこと、であることは強調しておいていい。
[5月9日(水) 村田真] |
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国立ロシア美術館展 ロシア絵画の神髄
4/28〜7/8 東京都美術館[東京] |
ロシアといえば西洋のド田舎。アヴァンギャルドの登場する20世紀になるまで西洋美術史からはずれたところにいたのだろう、と思ったら、ま多少の遅れはあるものの、基本的に西洋美術どっぷりで、油絵もぜんぜん違和感なく使いこなしている。少なくとも1920年代まではアメリカより進んでいたことがわかった。
[5月9日(水) 村田真] |
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和田みつひと「ピンク×グリーン」プロジェクト
4/30〜5/9 上野の森美術館ギャラリー[東京] |
窓に近いほうの壁を緑に、奥のほうの壁をピンクに塗ったインスタレーション、というか、ウォールペインティング。だが、最終日は早く終わるらしく、すでに片づけをしていて照明も一部消されていた。
[5月9日(水) 村田真] |
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松田麗香展
5/7〜12 藍画廊[東京] |
遠目にはテキスタイルのようにも見えるが、近寄ると∞を連ねたような網目で画面を埋めているのがわかる。これはいい。よけいな要素を整理するともっとよくなるかも。
[5月9日(水) 村田真] |
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