村田真 |
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5/25〜5/26 |
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SKIN+BONES──1980年代以降の建築とファッション
6/6〜8/13 国立新美術館[東京] |
ロサンゼルス現代美術館の企画した展覧会。スキン(表面)はファッション、ボーンズ(構造)は建築を象徴する言葉だが、両者が刺激しあい、融合しつつある現在を見ようという意図だ。しかし建築とファッションの融合を謳うなら、コジャレた作品だけでなく、たとえばホームレスのダンボールハウスも加えるべきだ。
[6月5日(火) 村田真] |
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デニス・ホリングワ−ス展 コロッサス
6/2〜23 小山登美夫ギャラリー[東京] |
デコレーションケーキみたいな、おいしそうな絵。つーか、もはや絶滅寸前のデコレーションケーキを「おいしそう」という感覚はかなりオヤジ度が高いかもしれない(実際は見た目ほどうまくない)。デニス・ホリングワースもぼくとほぼ同世代なので、子供のころあのデコレーションにまどわされたのだろう。ちなみにおいしそうなのは絵(イメージ)ではなく、クリームのように盛り上がった絵具の固まりなのだ。最近このように、絵具を彩色の道具としてでなく、彫刻的な素材として使う例が増えている。
[6月6日(水) 村田真] |
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笹口数──White
6/2〜7/14 ZENSHI[東京] |
白いギャラリーに、白く額装された白い紙とキャンヴァスの作品が10点ほど。近寄って見ると表面に記号や線が引かれているのだが、もっとよく見ると紙やキャンヴァスの表面ではなく額のガラス面に彫ってあるのがわかる。つまりわれわれはその影を見ているのだ。絵画や写真の原点を考えさせる作品。
[6月6日(水) 村田真] |
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荒木経惟「67反撃」
5/25〜6/23 タカイシイギャラリー[東京] |
タイトルの「67反撃」ってなんだろうと思ったら、アラーキー67歳の反撃ということらしい。あいかわらずのヌードや緊縛写真に混じって、見覚えのあるアート業界のおねーさんたちも写ってる。
[6月6日(水) 村田真] |
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倉谷拓朴展“Myoukayama Photo Studio”
6/4〜10 フタバ画廊[東京] |
古い肖像写真が100枚ほど。その前で撮った北川フラムさんや福武總一郎さんの写真も展示してある。これは昨年、越後妻有アートトリエンナーレで古い民家を遺影専門の写真館に改装し、好評を博した名ヶ山写真館の銀座支店。3000円で遺影写真を撮ってもらえるそうです。遺影写真をいつ撮るか、これは大きな問題だ。
[6月6日(水) 村田真] |
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風倉匠・田中信太郎・吉野辰海ドローイング展
6/4〜23 ギャラリー58[東京] |
平均年齢70歳くらいの永遠青年3人展。風倉は印画紙にドローイングした消える絵。癌にかかった8年前に制作したものだが、消えるどころか青、紫、ピンクと当時より色が鮮やかになったそうだ。
[6月6日(水) 村田真] |
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