村田真/酒井千穂 |
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8/10 |
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紺泉 ある庭師──「多分のひととき
8/10〜8/31 原美術館[東京] |
作品は、紺のデザインしたお皿を何十枚も使った作庭と、廊下の壁面に飾られた絵(それにカフェで注文するスウィーツメニューもあったらしいが未体験)。作庭は、彼女の理想の人物である庭師とともに取り組んだもので、その庭師とは「細身の長身。寡黙。携帯やパソコンは持たない。スウィーツが好き。乗り物にはほとんど乗らず……」といった人物だそうだ。昨年ラムフロムで見た「プレゼント絵画」がきわめて明快だったのに比べ、今回おじさんは消化不良。
[8月10日(金) 村田真] |
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左目のいちじく──右目の太陽 鶴見幸代
8/3〜9/8 マジカル[東京] |
写真とドローイングを重ね、ひとつのレイヤーとして見せた作品。夢や記憶のイメージらしい。タイトルの意味は不明だが、おじさんは「いちじく」と聞くと反射的に浣腸を思い出すので、たしかに太陽とは対照的なシュールなイメージではある。
[8月10日(金) 村田真] |
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西澤千晴個展
7/18〜9/1 東京画廊[東京] |
パターン化した建売住宅や高層ビルに、団塊の世代とおぼしき背広姿のサラリーマンが点景として多数登場する。絵としての特徴はふたつ。ひとつは、同じパターンを繰り返したり、余白を生かして斬新な画面を構成していること。もうひとつは、中間色が多く、筆触を残さないよう平坦に塗りつぶしていること。その結果、琳派や浮世絵のような近代以前の日本絵画を彷佛させる作品になっている。ツボをおさえた作品。
[8月10日(金) 村田真] |
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浜田涼──忘却録
7/26〜8/15 アート・バイ・ゼロックスギャラリー[東京] |
思いっきりぼやけた写真。あれ? 最近どっかで見たことあるなと思ったら、1週間ほど前に京橋で見たんだ。こちらは画廊ではなく、企業の会議室や廊下にまで展示している。
[8月10日(金) 村田真] |
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