小吹隆文/福住廉 |
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7/21〜7/25 |
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sensuous Exhibition
7/18〜30 AD&A Gallery[大阪] |
出品作家6人──伊藤彩、須藤絢乃、水木塁、水野勝規、山下耕平、芳木麻里絵──は、いずれも京都市立芸大の在校生・卒業生。絵画、立体、写真、映像など作品のジャンルはさまざまだが、そこにはある種の共通性がある。イメージではなく、メディアの特性や素材の物質性をコントロールすることで、精神に訴える「質感」を作り出そうとしていることだ。こうした知覚に対する鋭敏さは、今の一部若手に見られる世代的特徴なのかもしれない。
[7月21日(月) 小吹隆文] |
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もの×もの セリーナ・オウ写真展
7/23〜8/3 ギャラリーRAKU[京都] |
オーストラリア人の若手写真家、セリーナ・オウ。彼女の作品は、さまざまな職業の人々を、主にユニフォーム姿で撮影したものだ。被写体は皆画面中央で正面を向いており、一見カタログ写真のよう。しかし均一なポーズを取らせる事で、かえってわれわれを取り巻く社会システムが露になる。大量の商品に囲まれて生きる人々の姿を通して、グローバリズム資本主義の浸透ぶりがよく分かるのだ。
[7月23日(水) 小吹隆文] |
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ART OSAKA 2008
7/25〜27 堂島ホテル[大阪] |
昨年に比して会場が2フロアから4フロアに倍増、参加画廊も26から47に拡張した同フェア。3日間で約4,500人を動員し、売り上げ約6,300万円とまずまずの成功を納めた。ただ、成功のツケとして、しばしば渋滞が発生。作品をじっくり見られなかったとの声も。こうした運営面の問題は次回への課題であろう。それにしても、わずか3日間とはいえ関西美術業界に祝祭的な空気を吹き込んだ事実は評価されるべき。なんせ地味でしたから、最近の関西は。やはりハレの日は大事だと、改めて実感した次第。
[7月25日(金) 小吹隆文] |
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