竹久侑: 2009年12月アーカイブ

 

2009年最後の仕事は、大みそかの日に、実家のある大阪でのミーティング。

4月の2dayレクチャーのレクチャラー兼パネリストのNDS(中崎町ドキュメンタリースペース)の佐藤零郎さんとの顔合わせ+軽い打合わせ。

佐藤さんは、20代若手のドキュメンタリー映像作家。

大阪・長居公園での公園生活者強制撤去にまつわるドキュメンタリー《長居青春酔夢歌》が、2009年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で入選した方です。

4月の2dayレクチャー「映像とアート―公共性をめぐって」では、

佐藤さんともうお一方、張領太さんのペアで、1日目の1コマをお任せして、

「カメラというツール―アクティビズムの現場から」という題で、ご自身の作品を見せながら、ドキュメンタリストとしての立ち位置などの持論を話していただきます。

同日の次のコマにはドキュメンタリー映画監督の森達也さんが登壇予定で、

この日は映像といっても、展覧会内で展示としては直接扱わない、ドキュメンタリー映画やテレビも範疇に入れて、映像の公共性について考える1日となればと思っています。 

同日1コマ目は、宇川直宏さんに「YouTubeから見えるいろいろな世界」という題で、話をしていただきます。

 

2日目は、映像というメディアそのものに重点を置かず、

アートという視点から映像を使う作家として、

出品作家の2名、藤井光さんと、

イギリスからターナー賞受賞作家のジェレミー・デラー氏に初来日をしてもらい、

それぞれ「アクションはアートか、アートは"アート"か」、

そして「自作を中心に―路上と協働という視点から」という題でお話をしてもらうことになっています。

さらに、映像とはまったく関係ありませんが、建築探検家の坂口恭平さんもレクチャラー/パネリストとして登場、「日常における創造的実践―0円ハウス0円生活から」という題でお話をしていただきます。

と盛りだくさんで濃い週末2日間になる予定です。

4月10日・11日。

 

その佐藤レオさんとお会いしたわけですが、

被写体や現場の矛盾を含めてすべて見せるという姿勢や、

被写体に一番近くて一番遠い存在など

ドキュメンタリストの立ち位置をお聞きした上で、

どういう話をしてもらうか、ざっくり話をした打合せでした。

 

そして、なんだかびっくりするくらい、空気がきれいで満月が光っている大阪の夜でした。



本日、水戸芸術館は御用納めでした。

明日から1月4日まで休館になります。

18時30分から、収蔵庫の燻蒸作業のため、職員も否応無しに退室。

この潔さが、いつもずるずると残業してしまいがちな私たちを追い出してくれて、気持ちいい。

そして年末年始に、ちゃんと休みがあるのはとてもありがたい。


さて年末最終日の仕事。

国内外の出品作家にまとめて重要書類の送付。

ウェブサイトのブラッシュアップ。

大友さんアンサンブルズ・パレードの記録映像にいれるクレジット作成。

アンサンブルズ・パレードについてのテキスト原稿とりまとめ。

そして、数日後のアンサンブルズ忘年会に向けて、何を料理するか思案。。。

リフレクション展ウェブサイトがアップしました!


本日売りの雑誌にURLが掲載されることになっていたので、
超特急でつくってもらいました。

これからバージョンアップを重ねていきます。
まずトップページの画像をスライドショー形式にするのと。
関連企画の情報、とくに、2dayレクチャーのプログラムや講師プロフィールを追加します。

ウェブサイトが公開されたのを見届けて東京に。

秋葉原で展示で使用する電子部材を購入。
こういうアキバ・ショッピングは初体験。
ほんと、学芸員はいろんなことをするのです。

その後、神楽坂の画廊、
東京オペラシティアートギャラリーのヴェルナー・パントン展、
マジカルの鈴木光くんの映像作品を見る。

帰って来て、
大友さんのアンサンブルズ・パレードについてのテキスト仕上げて入稿。

リフレクション展出品映像作品Ryan Trecartin 'Sibling Topics (section a)'の
日本語字幕の初校があがってくる。
もともとライアンの作品は、
トラウマをもつキャラが出て来て
独特のアクセントで早口でまくしたてて、
錯綜する会話が展開される。
日本語字幕は英語よりニュアンスがマイルド。
日本語ならではの結果。
でもそうでもならないと、放送禁止用語も多用されているから、
これくらいが妥当なのだろう。
聞き慣れない固有名詞もいくつか確認できた。
これは、アメリカでは通用する何かの名前なのか、
それともライアンの造語なのか。
要確認。

オープンまであと43日。

雲行きが非常にあやしくなってきた、日本の芸術文化政策に
待った!をかけるおそらく最後のチャンスが、23日にあります。

事業仕分けに対して現場の声を発することにとどまらず、
では、なぜ芸術文化は社会に必要かという、
アートに携わる人でもともすると口ごもりがちな問いについて
議論される場になりそうです。

こういった議論がまったくされてこなかったわけではありませんが
それが広く共有されてこなかったことは事実でしょう。

今回の議論は、当日その場にいけない人でも、参加できる対策が講じられています。
その点で、これまでにはなかった公共性が期待されます。

以下、アートNPOリンクからの情報を転載。

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アートNPO緊急フォーラム
現場から、これからの日本の芸術文化政策を考える緊急フォーラム
『日本に芸術文化は必要だ! そのために我々は何をすべきなのか』
2009年12月23日(水・祝)17:30〜21:30 BankART Studio NYK
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先般の行政刷新会議による事業仕分けでは、文部科学省や文化庁の政策や助成金
が大幅な削減の対象となりました。
その背景には、これまでの文化政策の成果に対する検証不足、あるいは、事業仕
分けという手法そのものにも課題があるかもしれません。
しかし、事業仕分けの結果は「日本には、芸術文化が社会的に必要な存在だ」と
いうコンセンサスがいまだに形成されていない、ということを如実に物語ってい
るのではないでしょうか。

芸術文化の役割は大きく変化しています。私どもアートNPOの全国ネットワーク
であるアートNPOリンクは、芸術文化の役割が、現代社会の中でますます重要に
なっていると感じています。その現代において、諸外国と比較しても脆弱な日本
の文化政策の後退や予算縮減には賛同できません。
しかし、その声をあげることと同時に、またそれ以上に、芸術文化がなぜ私たち
の現代社会に必要なのか、多様な芸術文化の活動の存在がいかに国益につながる
のか、これからの文化政策には何が求められるのかを議論すべきではないでしょ
うか。そしてその議論を、市民やNPOの立場から、アーティスト、制作者、公共
ホール、文化財団、企業メセナ担当者、研究者などあらゆる現場に関わっている
人たちと共有することが求められていると思われます。

そこで、来る12月23日、横浜にて緊急公開フォーラムを開催します。
今回の目的は、可能な限り多くの現場からの考えや意見を出していただき、まず
それを共有することです。そして、今後われわれは何をしなければいけないのか、
何をするべきなのか、また、どのような言葉で説明すれば、広く多くの方に芸術
文化の重要性を理解してもらえるのかを議論し、次につながる具体的な提案を出
し合いたいと考えています。今回だけで結論が出るほど簡単なことではないと思
います。そして、もっと自分たちでできることがあるのではないのか、という思
いで、今回をきっかけに継続的に開催していきたいと考えています。
最終的には、現場からの提案としてまとめ、政府をはじめ、必要な機関に働きか
けていきたいと考えています。

日本の芸術文化の「これから」を創っていくために、多くの方々のご参加、ご意
見をお待ちしています。
────────────────────────────────────
■テーマ
1)事業仕分けの結果を聞いてどう思ったのか
2)芸術文化は、なぜ現代の日本にとって必要なのか
3)われわれに足りないこと
4)現在の日本の文化政策の課題・問題点
5)現場からの具体的な提案・提言

【当日、およびあらかじめ、上記テーマへの皆様の意見を募集しています。】
○12月23日、会場に来て発言してください。
できる限り多くの方にご発言していただきたいと思いますので、要点をま
とめて発言していただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いします。

○当日会場にお越しいただけない方は、あらかじめご意見をお寄せください
方法:全ての意見、ご発言に関して、氏名・ご所属(基本的に匿名ではな
く何をされている方か)を明記のうえご意見をお寄せください。
メールにてご意見を募集しています。
当日可能な限り、紹介させていただきたいと考えています。
要点のみ(1つのテーマにつき200字程度)にてお願いします。
なお、公開を前提にお送りください。
ご意見は、上記テーマに沿って番号を記載してお送りください。
送り先 forum09@arts-npo.org

○当日会場にお越しいただけない方で、インターネット中継を視聴の方
当日遠方や都合で来場できない方は、インターネット(ustream)で同時
中継しますので、twitterにてご参加いただけます。
インターネットURL http://www.ustream.tv/channel/remotokyo
twitterやアクセス方法など詳細は後日ウェブにてご案内します。
※ネット回線の都合により動作不良がある場合がります。ご了承ください。
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日  時:2009年12月23日(水・祝) 17:30〜21:30(30分前に受付開始)
会  場:BankART Studio NYK(横浜市中区海岸通3-9)
アクセス:横浜みなとみらい線「馬車道駅」6出口[万国橋口] 徒歩4分
http://www.bankart1929.com/
※会場へは公共交通機関をご利用ください。
参加費 :無料
定  員:150名(メールで下記宛に事前にお申し込みください)
予約方法:事前準備の都合がありますので、できる限りお申し込みください。
メールにてご予約を受け付けております。
1)お名前 2)ご所属 を記入のうえ下記までお送りください。
E-mail forum09@arts-npo.org
意見提案:上記テーマに関するご意見を各200字程度でお寄せください。
問合せ先:NPO法人アートNPOリンク事務局
E-mail anl@arts-npo.org
TEL/FAX 075-231-8607
MP 080-2444-6322(当日問合せはこちら)

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今日の仕事。

午前、ポスター/チラシの再校があがってくる。
内部で確認。

昼過ぎまで少し事務作業。
展示につかうフレームの見積もりをとったり。

そして東京へ。

出品作家の藤井さんと展示プランについて打合せ。
今回のために新作を制作中。
アクティビストなプランだけに、
社会運動を取り巻く世間の事情と作品は切っても切り離せない。
この3週間ほどの間にも予期せぬ事件や出来事がいくつか起こり、
展示の最終形はそれをふまえた上でおとしこんでいくことになる。

そのあと
CAMPが企画したトーク「現在のアート<2009>」
「2009年のそれぞれの活動や関心を振り返りながら、現在のアートについて考えます」
というトークに出演。
終電に乗るために、渋々途中退出。

夜。
館に一瞬戻ると、英文プレスリリースが完成していた。

そして、
ポスター/チラシの再校戻しを、加藤さんと確認。
今回のキーカラーである赤色にさらに調整が必要。
明日の夕方から印刷。

オープンまであと52日。

さて、水戸ではまだまだイベントがつづきます。

今週末は、矢口くんが独自に企画・主催した
「トマトの寺子屋 eccentric art & life」がありました。

イギリスから、批評家/文筆家として活動するSally O'Reillyさんを迎えて、
矢口くんのクリテリオムに沿った「授業」をするというもの。

私は、2日目の「サントピア通りdeワシントマト祭り」の様子をのぞき、
今日は3日目の「トマトーク&ディスカッション」に途中から参加してきました。

20名弱の20代・30代を中心とした、60代までの男女が出席。
メンツは主に「ワシントン」界隈によく出入りしている人びと、
そのなかにアート関係者(研究者、学芸員、アーティスト、芸術館のボランティアトーカーさん)がちらほら混じっているという感じ。

私が着く前は、前日に見た映像の感想や、大衆浪漫歌劇の感想などを話していたそう。
そのあと、サリーがつくったカレーをごちそうになる。
(ティラバーニャのことを連想させる。。。)
そして、サリーが用意したらしき質問に答えるというセッションへ・・・。

その質問とは、なんと
今生きている社会の中で変えられるものがあるとしたら、あなたは何を変えたいですか?」

その問いに対し、参加者ひとりひとりが考えを述べて、みんなで話をする。

密な3日をともにしてきた参加者たちだけあって、それぞれの考えがきちんと発表された。

年齢や専門のちがいを超えた場で、
自分の意見を忌憚なく言い合うという環境が創り出されていたというだけで、
けっこうすごいことだと思う。

というか、あまりにも、そういう環境が日本には少な過ぎる、
ということ自体が問題なように思いますが・・・。

そのなかで気になったのが、
サリーが紹介した"Personal is Political."という用語。

もともとは
女性が抱える問題は社会のシステムの問題、という意味で、
フェミニズムの文脈で使われてきた用語ですが、

それを勝手に拡大解釈して聞いて、琴線に触れた。

今日は主に館内業務。

ーチケット/招待状などの文字原稿入稿。

ー会議

ーポスター/チラシの初校がさっそくでた。(はやっ!)
その修正の反映をデザイナーの加藤さんにおねがいする。
*調整後のを後日アップします。

ー4月のレクチャーシリーズ用チラシに載せる情報の確認と整理。

ー作品輸送などもろもろ見積もりをとる。

ー出品作品の英語字幕の原稿を整理して、編集者の方におくってもらう。

ー展覧会関連企画 高校生対象「放送部!」のプログラムの整理をしてもらう。 

ープレスリリースの英訳があがってきたので、その確認作業。

ー契約書などもろもろ書類作成。

ー来年度以降事業で目当ての作家にメール。

以上!

オープンまであと59日。

ポスターとチラシの入稿がなんとか完了!
けっきょく出品作家のみなさんに承諾いただき、A案でいけることになりました。

ここにアップしてみなさんにお見せしたいけど
ファイルのアップロードの仕方がいまいちわからな〜い。
(編集者さん、おしえてくださーい)

これでスケジュール通り
年明け早々の発送に向けて
年内に納品、封入作業ができる予定。


また、リフレクション展では、展覧会専用のウェブサイトを制作します。

展覧会や出品作家の紹介はもちろんのこと
さらに関連企画のワークショップで高校生がつくる動画などもアップ予定。
複数の視点から展覧会を紹介しつつ
かつ関連企画に参加する高校生の、ワークショップを通しての変化が
なんらかの形で見て取れるようなメディアとしてウェブサイトを考えています。

広報印刷物のデザインをしてくださっている加藤さんが
ポスターやチラシからの連動性をふまえて
ウェブサイトのアートディレクションをしてくださいます。
さらにウェブの構造やデザイン制作は入江さんにしていただくことになりました。

今日は、加藤さん、入江さんと3者で打合せ。
年内のアップに向けて急発進! (←関係者のみなさま、いつも急がちでスミマセン)


さらに、オーストラリアのブリスベンから
アジアパシフィックトリエンナーレでの展示設営とオープニングを終えて日本入りした
さわひらきさんと、展示プランの打合せ。

「リフレクション」展では、オーストラリアで発表したばかりの新作を日本で初公開。

ブリスベンのスペースとは広さも形も天井高も異なるので、
水戸のスペースにどう落とし込むかが肝。
今日はおもにその打合せ。

オープンまであと60日。

本日行われました、矢口克信による大衆浪漫歌劇「声低く語り、声惹くく歌たれ」。

開催中のクリテリオムの展示の評価が
この関連企画によって大きく左右されるだろう、
と考えていました。

演劇の通常の評価軸からは逸脱しているだろうけど、
日本(←ここ限定話法です)において、市民にとってのアートってなにか?
地方都市(←ここも限定)にある公立(←ここも)美術館が市民にとってもちうる意義・役割などなど・・・
について改めて考えさせる装置になったかなとおもいます。

それほど広報もしていないのに、予想以上のお客さんが訪れ、
しかもこれまでのギャラリー来場者の層とはズレていて
さらに出演者へ贈る花束を持って来る人が何人もいて
人が人をよんだ結果としての入場者数でした。

それこそ実は
矢口くんがクリテリオム「トマトラベル」で言いたかったことのひとつ:
人と人の関係性=「人間人」と書く「トマト」の部分が現れたかのよう。

今年、水戸芸術館では、
1.ナデガタ・インスタント・パーティによる市民がキャストや裏方として関わっていっしょにつくった映画
「学芸員Aの最後の仕事」

2.大友良英さんがディレクションした、地元住民が主な参加者となった
「アンサンブルズ・パレード」
*現在映像編集中。後日アップします。


3.この矢口克信くんの「大衆浪漫歌劇」

と、たてつづけに、
これまでの「街中アートプロジェクト」とは異なる形で、
美術館が地域に開いた事例がうまれました。

どれもこれも
映画、音楽、芝居、
と「美術」としてのフォルムをまとっていないことが何かを物語っている・・・。

そういえば、今秋の「F/T フェスティバル・トーキョー」でも
「リアル」を求めて、演劇が劇場から出て繰り広げられた例がいくつかありました。

美術館から出る
劇場から出る

そこには
美術と市民の断絶
美術と社会の乖離
に対する応答としての「リアルなアート」
つまり広く多くの人に「実体感のあるアート」が
内在しています。

矢口くんが、おもしろおかしい大衆浪漫歌劇のなかで
唯一「低い声」で真剣な表情をして投げかけた、
「こんな日本にしたのは誰でやんすか?」という問いは、
もちろんその「誰か」を突き詰めることが問題ではなく
現状を「改革するための実践」をあの場にいた人びとに呼びかけていたのです。

その呼びかけは、
ちょうどいま水戸芸術館で開催中のボイス展と共鳴し
私の耳に響きました。

クリテリオム77矢口克信展「トマトラベル」は、
関連企画として、なんとぜいたくにも
水戸芸術館の劇場をつかった「劇」をやります。

といっても、もちろん矢口くんは役者でもなければ劇作家でもないし演出家でもない。
いや、ある意味、その全てでもあるといえる・・・。

これまでロンドンでなんどもライブパフォーマンスはやってきた。
日本でも、今年の夏のアサヒアートスクエアに(別名で)出演したとき
浅草のストリートミュージシャンのおじいちゃんたちに当日の朝に声をかけ
その場でいきなり登場してもらうという無茶な即興劇にしたてた結果
とてもよかったらしい(本人+観客1名談)。

今回もその路線で、最初、ぜんぶ即興でやります、などというものだから、
いやいや演劇をあまく見るなよ、と
たいして演劇のことを知らない私でも、
いや、矢口くんのことを知っているだけに、
1時間という尺を、演劇素人が即興でもたせれるなら天地がひっくり返るわ!
と、叱咤(激励)したわけです。

そうして矢口くんは何度も案を練り直し、できあがろうとしています。
素人100%の大衆浪漫歌劇「声低く語り、声惹くく歌たれ」
今週の日曜日12月6日 14時開演(開場は30分前)
全席自由 700円です。
このブログには、リフレクション展へ向けての流れを書く、という話がそもそもあった。

まえから忙しいと思ってたけど、
12月に入ってからは、日にちが変わる時間まで残業する日が連発。
こうなると、落ち着いて文章を書く時間を待っていたらなにも書けない!
なので、進捗を伝えることを重視して、
短くてもいいから、状況をあげていくことを日課(それはウソだろ?)にしようかな。

まず、ただいまポスター/チラシのデザイン制作まっただなか。
デザイナーの加藤さんから、ちょっと大胆な案が土曜日にあがってきた。
インパクトがあって気にいっているけど、
こんなふうに作家の図版をつかって大丈夫か?っていう攻め方。
なので、いま各作家におうかがいをたてています。

だめになった場合のためのプランBも同時進行中。
こっちは王道なデザインですが、これもなかなかいい。

今週末が大詰め。
お見せできる日がたのしみです!

そして、今日の最大のニュースはなんといっても
ジェレミー・デラーの来日が確定したこと!
ずっと確認待ちだったのですが、
本人はすっかり来る気まんまんだったようで、
日本国内を旅するつもりでいるよう。

デラーはターナー賞を受賞したイギリス人アーティスト。
森美術館でのターナー賞の展覧会でも出品していましたが、
来日はこれが初めて。

展覧会オープニングではなく、
4月に開催する関連のレクチャーシリーズにあわせて来日します。
詳細は、チラシができ次第アップしますね。

オープンまであと64日。

ブロガー

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