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トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」 ほか
主催=産経新聞社ほか
トーベ・ヤンソン
「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」


 世界31カ国で出版され愛され続ける『ムーミン・トロール』は、風刺雑誌『ガルム』の挿絵の一部に1943年に登場しました。物語は、ペッリンゲのクルーヴ・ハル島のアトリエで弟のラルスと共に創作しました。子どもらしいあどけない心を持ったムーミンに、様々な出来事が旅の途中で起こります。ヤンソン自らが物語を考え、絵に描きました。日本では1969年と1990年にアニメーションでテレビ放映され人気を得ます。ヤンソンは『不思議の国のアリス』『ホビットの冒険』の挿絵や、『少女ソフィアの夏』『人形の家』等の小説も書いています。これらの芸術活動に対して、1966年に国際アンデルセン大賞、1976年にプロ・フィンランディア勲章、1978年にオーボ・アカデミー大学名誉文学博士号が授与され、1995年にはプロフェッサーの称号が与えられたのです。本展は、2001年に惜しくも86歳で他界したトーベ・ヤンソンの全貌を200余点の作品でご紹介します。あわせて、ムーミン谷博物館に収蔵されている日本の人形作家、谷口千代さんのオブジェも展示いたします。
ムーミン谷の素敵な仲間たち展
会期 2004年7月29日(木)〜8月10日(火)
会場 大丸ミュージアム・東京(大丸東京店12階) 東京都千代田区丸の内1-9-1 TEL: 03-3212-8011
休館日 会期中無休
開館時間 10:00〜20:00
※最終日は17:30まで
※入場は閉館の30分前まで
鑑賞料
  当日 前売/団体
一般 800円 600円
大学・高校生 600円 400円
※中学生以下は無料
※団体は10名以上
主催 産経新聞社
大兵馬俑展
──今、甦る始皇帝の兵士たち


 1974年に中国・西安で農民によって発見された兵士や馬をかたどった俑、兵馬俑(へいばよう)。それは秦の始皇帝によって生み出された人間や馬の造形であり、「永遠の都」と称される「秦の始皇帝陵」の地下から2200年の時を超えて甦った兵士たちでした。その後の中国の国を挙げての発掘作業により研究が進んだものの、今なおその存在は多くの謎につつまれています。
 本展では、中国・陜西省文物局の全面協力を得て、日本初公開となる「文官俑(官僚)」、「百戯俑(力士)」、「残俑」や世界文化遺産にも登録されている兵馬俑を一堂に展示します。また今も兵馬俑が眠る「秦の始皇帝陵」の地下坑を再現することで、かつてない迫力ある展示が実現しました。また、重要文化財(1級文物)を中心に、秦の時代に使用されていた兵器、儀式用の器など精選された合計134点の展示品によって、2200年前に栄華を誇った秦の始皇帝の文化を紹介しながら、古代のロマンあふれる「兵馬俑」の全貌に迫るとともにその魅力を余すとこなく展覧します。
大兵馬傭展
会期 2004年9月25日(土)〜2005年1月3日(月)
会場 上野の森美術館 東京都台東区上野公園1-2
休館日 会期中無休
開館時間 10:00〜17:00
※金曜日は20:00まで
12月31日は17:00まで
※入場は閉館の30分前まで
鑑賞料
  当日 前売/団体 超早割
一般 1,300円 1,100円 700円
大学生 1,100円 900円 700円
中学・高校生 500円 400円 ──
小学生以下 無料
※販売期間
当日券:9月25日〜1月3日
前売り券:7月26日〜9月24日
超早割:6月26日〜7月25日
※団体は20名以上
※障害者は無料(付き添いは通常料金)
問い合わせ 9月24日までTEL: 03-3275-8904(産経新聞社事業局)
[9月25日〜1月3日]TEL: 03-3833-5353(上野の森美術館)
主催 産経新聞社、上野の森美術館
詳細 http://www.heibayo.com/
ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展
モダンアートの展開ールノワールからウォーホールまで


 グッゲンハイム美術館は、19世紀フランスの印象派美術から、ヨーロッパの現代美術、さらには20世紀後半にニューヨークで興隆することとなる革新的な美術を積極的に収集し、また展示紹介して今日にまで至る世界で最もエキサイティングな美術館である。
 今回特別に選択された出品作を見ても、そこにはルノワール、セザンヌ、ゴッホに始まり、マティス、ピカソ、ルソー、モディリアーニ、さらにシャガール、デ・キリコ、ダリ、ミロのシュルレアリストを含み、アメリカのアーティスト、ポロック、リクテンスタイン、ウォーホルを数えるなど多彩かつ奥深い内容である。実はこのグッゲンハイム美術館の創設には二人の女性が重要な役割を果たしたのだが、創設者ソロモン・R. グッゲンハイムの姪にあたるペギー・グッゲンハイムの夫君でもあったシュルレアリストのマックス・エルンストの記念すべき作品、グッゲンハイム家への協力者で初代館長でもあった男爵夫人ヒラ・リベイが心から敬愛していたカンディンスキーやクレーの作品も見られる。また大富豪ソロモンが私室に架けて安らぎをえていたボナールの最高傑作〈庭に面した広いダイニング〉のこの上ない爽やかさにも感動させられるだろう。全79点の展示。
ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展
会期 2004年7月17日(土)〜10月11日(月)
会場 Bunkamuraザ・ミュージアム 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
休館日 会期中無休
開館時間 10:00〜19:00
※金・土曜日は21:00まで
※入場は閉館の30分前まで
鑑賞料
  当日 前売/団体
一般 1,500円 1,400円
大学・高校生 1,100円 1,000円
小・中学生 500円 400円
※小学生未満は無料
※団体は20名以上
※身体障害者手帳提示で割引料金あり
問い合わせ TEL: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催 ソロモン・R. グッゲンハイム財団、フジテレビジョン
後援 外務省、文化庁、アメリカ大使館、ニッポン放送、産経新聞社、サンケイリビング新聞社、扶桑社、(財)日本美術協会、(財)国際文化交換協会
ピカソ展
躰[からだ]とエロス


変貌の時代 1925〜1937年
 愛と遍歴の画家、ピカソ芸術の黄金時代である。古典古代とバレエに遊んだクラシックに背を向け、エロスと暴力、野蛮と暗黒に支配される黙示録的な世界が始まった。「美は痙攣的であらねばならぬ」(ブルトン)とするシュルレアリスム運動が勃興する一方、考古学や心理学等の先端諸学の成果が絵画の領域に反響する。政治的にはドイツや祖国スペインでもファシズムが台頭しようとしていた。
時代の予言者ピカソはこの不安と緊張の時代(44歳〜56歳)を、彼自身の愛憎の私生活とシンクロナイズさせながら、象徴的かつ応用自在に造形化していった。正妻オルガとの結婚生活の破綻。直ぐに従順で柔和、肉感的な乙女マリー=テレーズが新たなミューズとなり、後に女流写真家ドラ・マールも加わる。こうしてピカソをめぐる複雑な三角関係がこの「変貌の時代」を特徴づけている。
 ピカソ芸術の神髄は身体に収斂(しゅうれん)する無限の変容と共に、テーマの変容としても表れる。浴女たちの奔放な姿態から躰(からだ)そのものの賛美へ。磔刑(たっけい)から闘牛(コリーダ)、ミノタウロス神話へ。アトリエとモデルの女たち。画家はマリー=テレーズの肉体に誘われて彫刻家に変身する。
 「絵は日記の一ページにすぎない。」(ピカソ)実際、日常の生と性の営みこそがピカソの創造の泉である。二十世紀の記念碑《ゲルニカ》も、本展に見るピカソ作品の軌跡の集大成にすぎない。その意味でも、「これぞピカソ!」とうならせるような展覧となるだろう。
ピカソ展
(本展監修 早稲田大学教授 大高保二郎)
会期 2004年9月18日(土)〜12月12日(日)
会場 東京都現代美術館 東京都江東区三好4-1-1
休館日 月曜日
※9月20日(月)、10月11日(月)は開館
開館時間 10:00〜18:00
※入場は閉館の30分前まで
鑑賞料
  当日 前売/団体
一般 1,300円 1,100円
大学生 1,000円 800円
中学・高校生 600円 400円
※小学生以下と障害者は無料(付き添いは有料で通常料金)
※団体は20名以上
問い合わせ TEL: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催 財団法人東京都歴史文化財団、東京都現代美術館、産経新聞社
よみがえる四川文明
〜三星堆と金沙遺跡の秘宝〜


 パンダの故郷で知られる四川省は、近年考古学界の注目を集めています。歴史的には巴蜀(はしょく)と呼ばれています。ここから1986年に三星堆遺跡、2000年に船棺遺跡、2001年に金沙遺跡と次々と重要な発見が相次ぎました。これにより、黄河文明にも匹敵する3000年以上前から2300年前頃までの古代文明の存在が明らかとなってきました。そこで、多様な中国文明の中でも古来四塞の地と呼ばれる四川省の民が生み出したこの文明を「四川文明」と名付け焦点を当てました。本展は、現在もめざましい考古学的発掘が続く三星堆、金沙、船棺の各遺跡の出土文物から青銅器、金器、玉器など国宝級の文物や、世界初公開の文物を含めた全110件を一堂に集め展示します。失われた蜀の文明が今、よみがえります。四川文明のルーツを探る世界を存分にお楽しみ下さい。
よみがえる四川文明
会期 2004年8月10日(火)〜9月26日(日)
会場 東京都美術館 東京都台東区上野公園8-36 TEL: 03-3823-6921
休館日 月曜日
※9月20日(月・祝)は開館、9月21日(火)は閉館
開館時間 9:00〜17:00
※毎週金曜日のみ19:00まで
※入館は閉館の30分前まで
鑑賞料
  当日 割引券 前売 団体
一般 1,300円 1,200円 1,100円 1,000円
大学生 1,100円 1,000円 900円 800円
高校生 600円 550円 500円 320円
65歳以上 700円 600円 550円 500円
※団体は20名以上
※中学生以下及び障害者1名は無料
※シルバーデーの第3水曜日は、65歳以上の方は無料
※親子ふれあいデーの第3土曜日、日曜日は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住に限る)は、一般料金の半額
※都内の高等学校の生徒及びこれらに準ずる者並びにこれらの引率者が、教育課程に基づく教育活動として鑑賞する時は無料(事前承諾が必要)
主催 東京都美術館、財団法人日中友好会館、共同通信社、フジテレビ
興福寺国宝展唐三彩展発掘された日本列島2004徳川美術館名品展大英博物館の至宝展横山大観展高橋節郎花と緑の物語展ルーブル美術館展栄光のオランダ・フランドル展高村光太郎展アメリカ現代陶芸の系譜中国国宝展万国博覧会の美術国宝 吉祥天画像横山大観「海山十題」展 |トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」|大兵馬俑展|ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展|ピカソ展──躰[からだ]とエロス|よみがえる四川文明|エルミタージュ美術館展ヴェネチアンドリーム祈りの道 〜吉野・熊野・高野の名宝〜伊能忠敬の日本地図RIMPA展竹原書院所蔵品展建築家の流儀 中村好文釘男ギュンター・ユッカーピクチャー・イン・モーション瑛九 前衛画家の大きな冒険大原美術館展美しき旅──人生をめぐって真鍋博展
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