ひろしま Strings of Time
石内都 展
石内都は1970年代後半から写真を撮り始め、1979年『アパートメント』で木村伊兵衛賞を受賞、その後、写真集の刊行、国内外の美術館やギャラリーでの展覧会など、精力的な活動を続けています。また、2005年のヴェネチア・ビエンナーレでは日本代表として個展を開催するなど、現代日本を代表する写真家です。
これまで身体に刻まれた「傷」を撮り続けてきた彼女が、人類の「傷」ともいうべき、広島の被爆の史実にカメラを向けたシリーズが「ひろしま」です。このシリーズでは、広島平和資料館所蔵の被爆資料、被爆者遺品といった資料が被写体となっています。...
本シリーズは作家にとって新たな展開を示すものであり、展覧会としては初めて公開される作品群です。本展は、「ひろしま」シリーズより約40点の写真作品を紹介し、写真表現の現在と、原爆の惨禍に向かう現代からのアプローチの可能性を提示するものです。[広報資料より]
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