2008年所蔵作品展II
中村研一、画家のまなざし
堅実な写実をもって昭和新写実時代を支え、日本洋画の重鎮として活躍した中村研一。画家中村の眼は何をとらえ、そこにどのような視線を向けたのでしょうか。
「絵画の写実」そして「ほんとうの線」について繰り返し語った中村はまた、裸婦像のモデルを「手本」と呼んでいました。情に流されず真摯に造形と向き合いつつも一方では婦人や愛猫といった親しい存在を何度も描いています。今回は館蔵品のなかから、中村が好んで描いたテーマを紹介し、それぞれのモチーフに注がれた、厳しくもときに暖かい「画家のまなざし」に着目します。[広報資料より]
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