村田真/原久子 |
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10/29-11/23 |
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金氏徹平
11/1〜29 児玉画廊[大阪] |
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クリーム状の化粧品(ファンデーション)などが写っている印刷物を切り抜いてコラージュした作品は。そのベースが白い壁、椅子、ヘルメット、灰皿などさまざまなものに及んでいた。印刷物のなかの陰影と、コラージュしてゆくときに出来上がる奥行きは新鮮さに満ちていた。これまでに見たことのない表層の広がりを作っていて、面白かった。人々から見過ごされている蔦のからまった場所の写真を縦につなぎ、地中でこれらがすべてつながっていることを表現。透明の立体のコラージュは、あと一歩の押しが足りなかったかな。
[11月1日(土) 原久子]
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中村梨沙展
10/21〜11/2 voice
gallery[京都] |
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漆工の技法を用い、最近では写真を組み合わすかたちでインスタレーション作品を制作してきた中村梨沙。今回は、映像と、オーディエンスがかかわる要素がプラスされた。床がパズル状になっていて、ボードを移動させると乳母車もそのレールにそって動かすことができる。漆の朱というのは魔力をもった色だが、そこに中村の魔力もさらに加味され不思議な磁場が生まれていた。
[11月2日(日) 原久子] |
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劉生と京都 「内なる美」を求めて
10/25〜11/30 京都市美術館[京都] |
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岸田劉生が京都に滞在していたあいだの人々との交流や生活などが、作品群を通して伝わってくる展覧会。
[11月2日(日) 原久子] |
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「メディア・ソケッツ〜多層なる創造圏」展
11/1〜12/28 山口情報芸術センター[山口] |
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11月1日、山口情報芸術センターがオープンした。その開館記念展が「メディア・ソケッツ〜多層なる創造圏」展だ。概してメディアアート展というのは、ブースのなかに押し込められる感じが強い。だが、展覧会は展示室でやるものだという「美術館」の発想とは違い、また、YCAM
InterLabの存在という特性をいかして、アーティストともに作品を構築していこうとする。
[11月3日(月・祝) 原久子] |
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フィリップ・ドゥクフレ [ IRIS
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11/1〜3 山口情報芸術センター[山口] |
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山口までの往復の交通費は痛い出費だったけど、これを観たので、もうそんなことどうでもよくなった。寄り合い所帯のようなかたちで集められたダンサーなのだが、そこが作品にすごくよく作用している。シンプルな照明と影をうまく演出に用いていたし、ダンサーの動きも、ずっとひとりステージの傍らでライブ演奏している音楽の効果も、すべてがしっくりきていた。
[11月3日(月・祝) 原久子] |
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ラファエル・ロサノ=ヘメル
「アモーダル・サスペンション―飛びかう光のメッセージ」
11/1〜24 山口情報芸術センター[山口] |
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メールが自分の送信した相手に届かないシステムってそれ不具合ってことかしら、と思ったらそうではなくて、電網上で別な人にメールをとられてしまっていたのです。入力されたメッセージはそのまま山口情報芸術センターの壁面に順にプロジェクションされていき、サーチライトの光に変換されたメッセージは空中を飛び交っていました。闇夜に交差する光のスペクタキュラーな動きを見ていると、インターネットも携帯メールも使わない人にも、メッセージが伝わりそうな勢いがあってよかったです。ちなみに、期間中のヒット数は6,359,842件、メッセージ数は9,366通、79ヶ国以上からのアクセスがあったそうです。
[11月3日(月・祝) 原久子] |
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