村田真/原久子 |
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10/29-11/23 |
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佐竹邦彦、ポエティカウラ#1
11/20〜12/17 ベルギーフランドル交流センター[大阪] |
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朝が開けるまでの時間に撮った写真は、だれもいない静まり返った公園や、街角、時には港を被写体にして、凝縮された時間をその一枚一枚におさめていた。
[11月20日(金) 原久子] |
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中川一政の全貌(後期)
11/7〜30 中川一政美術館[神奈川] |
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また某誌の取材で真鶴へ。中川一政ってはっきりいって興味なかったというか、ほとんど知らなかったけど、けっこう楽しめた。彼は戦後から真鶴に住み、近くの福浦港や駒ケ岳を繰り返し描いたのだが、晩年になっても必ず現場に赴いて写生したという。しかも下描きをせずに直接キャンヴァスに絵具を塗り込めていったそうだ。彼の作品が一見乱雑でごてごて混色したように見えながら、独特の輝きを放っているのはそのためだろう。絵を描く手の喜びが、それを見る目の喜びにつながる。これは写真をもとに描いた絵では得られない、久しく忘れていた感覚だ。
[11月22日(土) 村田真] |
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児嶋サコ repression
10/22〜11/22 Studio J [大阪] |
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前回の「痛い」やつの発展形。愛はやっぱり身体で確かめ合うものなんだろうか、なんて考えるのはやめて、サコはもう局部を封鎖しはじめた。やっぱり今度も痛そうだったりするんだけど、けっこうわかる。こういうのを男性がどう感じるのか、会場でじっくり長い時間みていた人がいたので、聞いてみたかった。ちなみに、手塚眞氏も観に来ていて驚いた。
[11月22日(土) 原久子] |
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幻想と幻視
10/11〜11/23 平塚市美術館[神奈川] |
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三浦半島の先っぽの霊園で母の納骨をすませたあと、最終日の展覧会場に駆け込む。「幻想と幻視」は、戦前からの「シュルレアリスム」、戦後の「幻想」、80年代前後からの「イリュージョン」という流れの「混在領域と領域侵犯」を考えるもの。古澤岩美、山下菊二、中村宏あたりは順当な人選だが、出品作家の半分くらいは知らなかったので愕然とした。いわゆる地元作家も入っているからだが、それにしてもよく塚越源七や小関利雄みたいな素朴画家(というか素人画家というか)まで探してきたもんだ。学芸員の心意気を感じさせる展覧会である。ところで、最後の部屋は高松次郎、彦坂尚嘉、豊島康子らの作品があって、一瞬、常設展示室かと錯覚した。でもこれが「幻想」ならぬ「イリュージョン」ってやつですね。
[11月23日(日) 村田真] |
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