村田真/原久子 |
|
8/25-8/27 |
|
|
|
|
塩田千春新作展
8/25〜9/25 ケンジタキギャラリー[東京] |
|
|
|
|
中原佑介さんと5時半に待ち合わせ。先生が現われたのは7時半だから2時間たっぷり見ることができました。前回のギャラリー全体を使ったインスタレーションとは打って変わって、今回は砂の落ちる映像作品が中心。といってもスクリーンが斜めに張られていたりして、ただの映像じゃありませんね。
[8月25日(水) 村田真] |
|
|
|
|
「国立新美術館」施設の貸出に関する記者発表および施設案内
8/27 国立新美術館新営工事JV事務所[東京] |
|
|
|
|
また巨大なハコができるぞ。しかもこんどは国立、正確にいえば独立行政法人国立美術館だ。このご時勢に、文化庁もなに考えてんだか。たぶんなにも考えてないからつくっちゃったんでしょうね。きっと、彼らの頭の中身がそのまま空っぽの巨大空間に反映されているに違いない。空っぽの内訳は1000平方メートルのレンタルスペースが10室に、2000平方メートルの企画展示スペースが2室で、展示面積は計14000平方メートル。これらを四角いハコに丸くおさめたらあとはやることないから、設計者の黒川紀章は建物前面を波打たせてみた。総工費は365億円、1日1万円の分割払いでも1万年かかる計算だ。千昌夫の苦労がしのばれる。ところで、日本での名称は「国立新美術館」だが、英語では「THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO」となって、なぜか「MUSEUM」とはいわない。そりゃ恥ずかしくていえないよなあ、図体がでかいだけで中身が空っぽのレンタルギャラリーだもん。
[8月27日(金) 村田真] |
|
|
|
|
堀浩哉展
8/16〜28 ギャラリー山口[東京] |
|
|
|
|
1989年から新作まで、和紙を貼ったキャンヴァスに墨、岩絵具、アクリル絵具を塗り込めた作品。ここ15年ほどのあいだに画面に輪っかのような丸いかたちが表われ、それが身体に巻きついてロープで自縛するパフォーマンス(およびセルフポートレート写真)になったのだと、その場にいあわせた友人が教えてくれた。なるほど、納得。
[8月27日(金) 村田真] |
|
|
|
|
大巻伸嗣展
8/16〜28 ギャラリイK[東京] |
|
|
|
|
アクリルミラーを床に敷き、その上に等高線のような線を引いた透明アクリル板を重ねている。その線は大陸や国境線をかたどったもの。中央に人間の背面を型取りしたFRPを置き、画廊の四周に半透明の幕を張っている。とてもテマヒマかけたインスタレーションだけど、そのわりになにがやりたいのかいまいち伝わらない。
[8月27日(金) 村田真] |
|
|
|
|
鯨津朝子展 Paintiment
8/16〜28 巷房/Space Kobo and Tomo[東京] |
|
|
|
|
少し入り組んだ壁面に木炭で何本も線が引かれている。歩きまわってるうちにこっちの壁とあっちの壁の線がぴったりつながり、それが何度か繰り返される。地下のスペースはガラス張りのドアが閉じられているので、あらかじめ視点が固定され、容易に線がつながる。ふたつの会場の空間的な特性をうまく使いこなしたドローイング・インスタレーション。
[8月27日(金) 村田真] |
|
|
|
|
門田光雅展
8/23〜29 フタバ画廊[東京] |
|
|
|
|
レース編みのような装飾的なパターンを描いたキャンヴァス画。網タイツみたいなエロティックなイメージもあって、視覚をくすぐる。でもこれだけじゃまだものたりない。これをどうやって次のステージに展開していくか。
[8月27日(金) 村田真] |
|
|
|
|
鈴木省三展
8/23〜9/4 コバヤシ画廊[東京] |
|
|
|
|
黒っぽい地の上に白っぽい絵具を何層も塗り込め、右か左に黒い記号的なかたちを配している。中央ではなく、左右どちらかに図を寄せているところがミソ。骨太で構築性があり、見ていて気持ちのいい絵画。
[8月27日(金) 村田真] |
|
|
|