artscape
artscape English site
プライバシーステートメント
展覧会レビュー
村田真/原久子
8/29-9/4
取手 リ・サイクリングアートプロジェクト2004
1/2のゆるやかさ 作品プロポーザル 最終選考会

8/29 とりでアートギャラリー"きらり"[茨城]
今年で6回目を迎えるTAP(Toride Art Project)の今年のテーマは「1/2のゆるやかさ」。公募とコンペ招待作家からの作品プランが展示され、市民の皆さんの声も反映させつつ、審査が進み最終審査の日を迎えた。取手市内の商店街やビール工場の敷地内などで行なうプロジェクトなど、場所性やテーマとの関係性を考慮に入れてつくられたプランはどれもなかなか面白い。プランとしては面白いが実現するためには、予算や安全性などの問題も考えねばならない。今回は審査をする立場で参加したが、実現した作品を観てみたいと思っても、実際には難しいと思われるものを選べないのは残念だ。審査に加わった立場で言うのも手前味噌だが、全体のバランスがよくとれたイベントになりそうだ。プロジェクトは11月13日から28日まで実施予定。
[8月29日(日) 原久子]
キュピキュピ グランド歌謡ショー CABAROTICA
8/18〜30 Spiral Hall[東京]
村上いろは研究所in東京キュピキュピランド 歌謡ショーCABAROTICA
「ヒットパレード」というTV歌謡番組なんかを観たことのある世代にも、平成生まれの高校生にも、きっと《CABAROTICA》はウケるはずだ。昭和歌謡ってとってもヘビーだったり、結構軽かったりする。歌詞もかなりシニカルにきつかったり、笑えるものだったりする。会場ホールの三方にプロジェクションした映像まみれの空間があったが、収録されたビデオでは、身体に迫ってくるこのライブのサウンドや映像、ダンスの立体感はどうしても伝わらない。頭から離れず、いまだに時折鼻歌を歌ってしまう曲まである。歌姫のトークさえも、あっという間のショータイムだった。
[8月30日(月) 原久子]
「オレンヂ羊の夏休み」展
8/20〜9/5 Spiral Garden[東京]
羊たちが表参道のスパイラルを占拠した。パネルに描いた羊を抱えて、世界中を放牧して歩いている井上信太の《羊飼いプロジェクト》が東京に初登場。一方、会場いっぱいに井上尚子はオレンジの香りを漂わせていた。井上信太と井上尚子はユニットでも家族でもなく、たまたま同じ展覧会に選ばれたらしい。
[8月30日(月) 原久子]
いのちを考える 森口ゆたかと中学生たち
8/7〜9/5 伊丹市立美術館[兵庫]
夏休みの企画として恒例になった「いのちを考える」展を森口ゆたかが担当。ワークショップを通して作られた中学生たちの作品を展示。それらは祖父母の大事なものや記憶を紙粘土でオブジェ化した作品だ。2つある展示室のもう一方では、赤い糸で輪をつくり、あやとりをする手の映像が四角い会場の4つの壁に流れる。子供の手、大人の手、3つの世代の手が順に糸をとってゆく。それは、親から子へ、子から孫へ、孫から祖父母へとループしながら続いてゆく。あやとりの繰り返しには、伝承される「思い」だったり、さまざまな意味合いが含まれているのだろう。プロジェクションのあいだには、無数の古い椅子がある。私たちはインスタレーションのなかで、幼い頃の記憶を掘り起こすことになる。
[9月1日(水) 原久子]
野原健司展
8/21〜9/4 Kodama Gallery[大阪]
白い手袋をはめてテーブルのうえの野原健司のノートのページを1枚ずつめくる。ドローイング、コラージュ、好き勝手に描いていった作品、ペン先を使った点描のドローイングなど、観ていると頭のなかのこれまで組み立てられてきた秩序のようなものが音をたてて崩れてゆくのを感じる。またスゴイ奴に出会ってしまった。
[9月2日(水) 原久子]
氣と遊ぶ
7/28〜9/12 HOUSE OF SHISEIDO[東京]
氣と遊ぶ
中国人4人と韓国人2人による「生薬」を使った展覧会。仏像に薬草を塗り込んだ展望(ツァンワン)、黄金のゴジラ像に「MADE IN CHINA」と印した隋建國(スイジャングォ)など、香り高く霊験あらたかな(?)作品が並ぶ。黄金のゴジラがなぜ生薬なのかというと、材料の石膏と金箔が漢方薬の一種とされているからだそうだ。
[9月4日(土) 村田真]
小金沢健人 Dancing In Your Head
8/20〜9/26 資生堂ギャラリー[東京]
小金沢健人Dancing In Your Head

8/
壁3面を使った映像作品。皿をフォークでキーキー引っかいたり、卵の殻をグシュッとつぶしたり、輪ゴムをビヨンビヨン鳴らしたり、身近な日用品で音を出す。それが3面でランダムに繰り返され、ノイズ交響曲となる。自称「映像嫌い」の私もつい長居をしてしまったほど、映像のあつかいがうまい。
[9月4日(土) 村田真]
建築のフィギュア
9/1〜11/20 INAXギャラリー1[東京]
建築のフィギュア
内外の有名建築の小さな模型を集めた展覧会。素材はテラコッタから木、紙までさまざまだが、コンパクトな手の平サイズがほとんど。こうした建築模型につい見とれてしまうのは、本来自分より大きなものを一望のもとに見てみたい、あるいは手中におさめたいという一種の巨人願望があるからだろうか。そして次にわきあがってくる欲望は、これらをたたきつぶしたいという破壊衝動だ。
[9月4日(土) 村田真]
 
Index
8/25-8/27
塩田千春新作展
「国立新美術館」施設の貸出に関する記者発表および施設案内
堀浩哉展
大巻伸嗣展
鯨津朝子展Paintiment
門田光雅展
鈴木省三展
8/29-9/4
取手 リ・サイクリングアートプロジェクト2004
キュピキュピランド 歌謡ショー
CABAROTICA
「オレンヂ羊の夏休み」展
いのちを考える
森口ゆたかと中学生たち
野原健司展
氣と遊ぶ
小金沢健人
Dancing In Your Head
建築のフィギュア
9/4-9/6
名和晃平展
富田勝彦展
漆の美展
アンリ・カルティエ=ブレッソン展
扇田克也&畠山耕治「空間の密度」
「sotto」展
金沢21世紀美術館
9/9-9/10
光州ビエンナーレ2004
その他
エコ・メトロ
存在と幻
文承根展
コリア・エクスプレス
金門トーチカ芸術館 18の個展
9/12-9/17
Fiction Love ! 展
2004 Taipei Arts Award
Wang Ya-hui Solo Exhibition
"The Drifting Place"
ダオメ
天明屋尚展「魑魅魍魎」
伊庭靖子展
ピカソ展
9/18-9/19
Re-sports展
西山美なコ "illuminé "
ピカソ展
チンパンジー画伯アスカ展
岸田良子展
オリエンティティ
元永紅子展
9/19-9/24
福島栄利 encounter
中比良真子展
星野高志郎×青野卓司
ヤノベケンジ+ART ZONE Mammoth Project Office OPEN
visible bodies [exsistense]
イエナ(佐々木亮太郎)
明和電機 ナンセンス=マシーンズ展
大兵馬俑展
前ページ 次ページ
ページTOPartscapeTOP 
DNP 大日本印刷 ©1996-2007 DAI NIPPON PRINTING Co., Ltd.
アートスケープ/artscapeは、大日本印刷株式会社が運営しています。
アートスケープ/artscapeは、大日本印刷株式会社の登録商標です。
artscape is the registered trademark of DAI NIPPON PRINTING Co., Ltd.
Internet Explorer5.0以上、Netscape4.7以上で快適にご利用いただけます。