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プライバシーステートメント
展覧会レビュー
村田真/原久子
12/15-12/18
流行するポップ・アート
11/6〜12/26 Bunkamuraザ・ミュージアム[東京]
流行するポップ・アート
ポルトガルのベラルド・コレクションからの出品。ポップアートというと60年代アメリカの専売特許という先入観があるが、ここではその範囲をバスキアを含む20世紀末まで広げ、しかもヨーロッパの作品が半数を占めている。そのため未知の作品も多く、「ポップ」の解釈も一様ではない。「流行するポップ・アート」というより「蔓延するポップ・アート」というべきか。壁や床は赤・青・緑・黄色に彩られ、にぎやかというか、うるさいというか。
[12月15日(水) 村田真]
第7回府中市小・中学校絵画作品展
12/15〜19 府中市美術館[東京]
第7回府中市小・中学校絵画作品展
「府中ビエンナーレ」を再訪したら、市民ギャラリーでこんな展覧会をやっていた。テーマは「府中に緑を! あったらいいな こんな木 あんな木」。びっしり並んだ数百点の絵のうち、1割くらいの作品が賞を受けている。ぼくが見る限り、どれもこれもよく見えて優劣つけがたいのだが。だいたい受賞作品は鮮やかな色彩のにぎやかな絵ばかりで、木が1本さびしげに立ってる絵が入賞することはない。だれが、どんな意図で子供の絵に賞を授けるのか。どうも美術教育の政治性を感じてしまうのだ。
[12月16日(木) 村田真]
ceremony 植松琢磨展
12/15〜26 海岸通ギャラリーCASO[大阪]
純白のウエディングドレスがなんと逆さ吊りになっている。それも1枚じゃない。天井までの高さは約6m、180平米ほどの会場。床には花輪の冠を被った子鹿の剥製が幼気な表情でいる。アーティストは最近結婚したばかりという。なんだか本人のハッピー過ぎる気持ちがこういう作品を作らせたのか、あるいは複雑な心境なのか。「逆さ吊り」と思ったのは間違いで、あれは天に舞い上がってゆく様子ととらえたほうがいいのだろうか。未知の世界を感じることが難しかった。
[12月16日(木) 原久子]
原広司展:ディスクリート・シティ
12/2〜2/19 ギャラリー間[東京]
南米で進行中の「実験住宅」を中心とする展示。これは住む人が自分でつくれる住宅で、家をもたない人びとへのメッセージだという。だとすれば、その住宅の作者は原広司なのか、住人なのか、それともコピーフリーの基本ソフトなのか。ま、どっちでもいいんだけど。
[12月17日(金) 村田真]
版画を読む
12/7〜18 文房堂ギャラリー[東京]
版画を読む
上野慶一、渋谷和良、高浜利也、山口啓介ら18人の出品。1枚の版画というより、連作だったり立体的だったり版画集になったりした物語性のある作品を集めている。先週見たギャラリーなつかの「版に出逢う」展より、見ごたえ(読みごたえ)のある展示。
[12月17日(金) 村田真]
入谷葉子展
12/13〜18 Oギャラリーeyes[大阪]
版画と手を使った作業の両方にそのやり方でなければ出てこない風合いもある。いつも丁寧な仕事をするが、作品がいい意味で洗練されてきた。正直すぎた作業の無駄な部分をどんどん削いで、必要な要素を残す仕事がきちんとできるようになってきたように見える。
[12月18日(土) 原久子]
Fishing Diaryトカップチ・リポート
12/18 remo[大阪]
伊藤存、大西伸明、中瀬由央の3人が北海道十勝の音更町の商店街のアートイヴェントに招聘されて出かけたのは9月。まだまだ大阪は暑かった。涼しい北海道で釣り三昧の日々を送る彼等のプロジェクトはいかなるものだったのか、報告を聴いた。釣りバカたちは、地元の釣り人とのコミュニケーションや、釣りそのものを、さまざまな角度からドキュメントしてビデオなどにおさめて発表しようとした。釣った魚をふるまっていっしょにオーディエンスと食べるといった企画なども考えた。しかし、商店街の人たちには「釣り」と「アート」はまったく別物で、関連づけることはできないとはじめから相手にしてもらえなかったという。釣りはレジャーで、釣りに対するまなざしや考え方をリポートしてその映像や会話での取材をまとめてプレゼンテーションすることや、釣りをしてゆくプロセスについて考えようとすることを理解してもらえず、ちょっと辛い思いもしたという。しかし何だかんだいいながら、かなり楽しく過ごしていたように記録を通してみえた。Fishing Diaryはプロジェクトとして継続させていきたいという。どこかでイヴェント企画中の方、3人をヨロシクお願いします。
[12月18日(土) 原久子]
 
Index
11/21-12/1
取手アートプロジェクト2004
八尾スローアートショー2004
奈良美智
──From the Depth of My Drawer 展
AIDS soap project
ルイ・ヴィトン
──時空を超える意匠の旅
山口晃展「売らん哉」
恋月姫
──ルナティックパンテオン[月の神殿]
12/2-12/4
木村伊兵衛展
なんちゃって宗教画展
チョン・ヨニ「穴」展
2004 Hermes Korea Missulsang
a New Past
まほちゃんち
クリテリオム61 嵯峨篤
アーカスプロジェクト2004 オープンスタジオ
横浜会議2004 なぜ国際展か?
12/7-12/11
FUTURE VISION
原憲太郎
山部泰司展
栗田咲子
第2回府中ビエンナーレ 来るべき世界に
マイキーズ・アタック!展
版に出逢う――新鋭3人の試み
life/art04
朝岡あかね&日原史絵
プラネタリウム☆ジャック
12/15-12/18
流行するポップ・アート
第7回府中市小・中学校絵画作品展
ceremony 植松琢磨展
原広司展:ディスクリート・シティ
版画を読む
入谷葉子展
Fishing Diaryトカップチ・リポート
12/19-12/21
帰山しょうこ展
痕跡
「パラレル」井上明彦展
中山和也
杉原秀樹──日包旗
煙プロジェクトとトラックギャラリー
12/22-12/24
Have We Met?
2004日本マケドニア現代アート交流展[コラボレーション]
kawase
KALEIDO-30 月下の風
こども造形ワークショップ
So Young展〜入居者募集中〜
すけすけ!生初しぼり巻き展
Shallow Puddles 奈良美智
12/25
INDEX #1 MAKING WORLDS
The World is Mine #1
カンノサカン「トレース」
日本・チェコ現代美術交流展VISION/Tokyo2
国芳 暁斎 なんでもこいッ展だィ!
世界2004 高野麻紀
鷺山啓輔展「フリーズ・フローター」
森陽子展 ―旅―
遠山香苗展
西尾康之「神話学」
金氏徹平「白夜のユーレイ」
中平卓馬
クリストファー・ウール展
12/26-12/30
長島有里枝[not six]
新花論
イン・ベッド[生命の美術]
ありがとう赤坂見附 サントリー美術館名品展
アーキラボ
1/5-1/9
草間彌生展「永遠の現在」
京都府美術工芸新鋭選抜展 2005新しい波
印象派の名画が一堂に
ザオ・ウーキー展
ハンガリーの建築タイル紀行展
古郡弘展
SHINOHARA
神山一美展
小山利枝子展
内海信彦展
小谷野夏木展
Quiet Zone――静かなる絵画
NIPAF街頭パフォーマンス
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