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プライバシーステートメント
展覧会レビュー
村田真/原久子
10/22-10/27
日韓五世代の対話
9/17〜10/28 原爆の図丸木美術館[埼玉]
日韓五世代の対話
ひさしぶりぶりに訪れる丸木美術館。このあと車で10分ほどの東京電機大学で講演があるので、ついでに寄ったのだ。そんなことでもなければなかなか来れないもんね。同展は、一昨年ここで個展を開いた安星金が針生一郎館長に提案して実現したもの。出品は韓国7人、日本6人。形式的に洗練された日本に比べて韓国のほうが拙く泥臭い作品が多いけれど、それだけにストレートに伝わってくる。
[10月22日(土) 村田真]
アサヒ・アートフェスティバル2005報告会
10/22、23 アサヒ・アートスクエア[東京]
アサヒ・アートフェスティバル2005報告会
7月1日から9月末まで、北は北海道から南は沖縄まで日本各地で開かれた「アサヒ・アートフェスティバル2005」。アサヒビールからの助成を受けて、全国各地で開催された企画を運営していった主催者たちが、リレーで2日間にわたり実施したイベント内容を報告。
[10月22日(土) 原久子]
法貴信也 展
10/22〜11/19 タロウナスギャラリー[東京]
奥行きと呼ぶべきか、イリュージョンと大きく総称するべきか、法貴信也が引く線は、同色のみの使用であれ、色をいくつか使用する場合にも、彼にしか描きようのない独特の世界がつくられる。
[10月22日(土) 原久子]
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ 展
9/10〜1/5 オオタファインアーツ[東京]
床に投影した映像作品は8分ほどの長さだったが、戦争、性、生命……観ている間、いろんなことが走馬燈のようにかけめぐっていた。2回目に観たとき、今度は静かに観ることができた。「液体」が私たちの身体のほとんどを構成している。1杯の水をめぐる大事な映像作品。
[10月22日(土) 原久子]
MobLab:日独メディア・キャンプ2005
10/15〜11/6 山下公園、graf media gm : YOKOHAMA[神奈川]
Moblab
日独7人のアーティストたちが、バスで日本全国を走って巡回する企画。バスがスタジオにもなっている。2人組のユニット、エキソニモはバスの側面や天井にカメラをつけて、移動の間も5分置きに周囲の風景を写真に撮って、バス型のフォーマットにデータをいれたものをネット上にアップ。どこからでもだれでもがダウンロードして、彼らが走る軌跡をプリントアウトして、風景をバスのカタチに立体工作できる。ドイツのAGFは詩をつくっていく。grafではMobLab参加アーティストによるライブが行なわれ、いつもまったりしたカフェが、キーンキーン、ガシガシという音に包まれた。ライブの間で急遽登場したエキソニモの1本抜けたDJは絶品。
[10月23日(日) 原久子]
ドイツ写真の現在
10/25〜12/18 東京国立近代美術館[東京]
ドイツ写真の現在
ベルント&ヒラ・ベッヒャーをはじめ、彼らに学んだベッヒャー派やそれ以降のドイツ現代写真を紹介。出品作家10人中、ベッヒャー夫妻ら2〜3人を除いて30〜40代の若さ。みんな仕事がていねいで完成度が高いうえ、巨大プリントが多い。もう最初から戦略的に「アートワールド」に割り込んでいこうとする確信犯たちだ。彼らの自信はおそらく、作品を売るアートマーケットが確立しているからこそ生まれたのだろう。これほどの確信犯は日本では杉本博司くらいしかいないのではないか。個人的にはロレッタ・ルックスの不穏な子供写真が好き。
[10月24日(月) 村田真]
アウグスト・ザンダー展
10/25〜12/18 東京国立近代美術館[東京]
アウグスト・ザンダー展
「ドイツ写真の現在」の源流として紹介。20世紀前半の両大戦間にはさまれた時代に、さまざまな職業の人々を即物的に撮ったシリーズ写真《時代の顔》を出品。職人はいかにも職人らしい顔かたちをしているし、失業者はいかにも失業者といった風情だ。革命家はみんなトロツキーみたいな顔をしているのがおかしい。いまよりずっとわかりやすい時代だった。
[10月24日(月) 村田真]
レオナルド・ダ・ヴィンチ展
9/15〜11/13 森アーツセンターギャラリー[東京]
レオナルド・ダ・ヴィンチ展
レオナルドの手稿では唯一民間人(ビル・ゲイツだよ)が所有している《レスター手稿》の公開。年に1度、1カ国だけしか公開しないらしい。すると200年後にはすべての国で公開されてるかもね。展示はまず手稿の概説に始まり、手稿で触れた研究をCG画像などデジタルメディアを駆使して再現している。ここまでで半分。さていよいよ《レスター手稿》計18枚(72ページ分)の実物展示となるわけだが、これが暗い。見えるか見えないかのぎりぎりまで照明を落としている。前半の展示もなぜか暗かったが、それはこの暗さに慣れさせるためだったのだ。さすがに見えなきゃ意味ないので、1分ごとに明るくなる仕掛けだが、見てるうちに暗くなるとアタマにくる。手稿は天体や水流に関するもので興味深いが、文字が多く(しかも鏡文字)図が少ないので見て楽しめるもんではない。
[10月25日(火) 村田真]
赤木仁 展「積良」
10/24〜11/12 DISCO[神奈川]
赤木仁 展「積良」
泥や岩石から生まれたゴーレムみたいなものが描かれている。色も筆づかいも拙いけれど、ぐいぐい描いているので気持ちいい。
[10月25日(火) 村田真]
垣内玲 She said "Repeat after me."
10/24〜11/12 SAI GALLERY[大阪]
画廊のオーナーである西元さんに「西元さんが好きそうな作品ですね」と思わず言ってしまったら、どうやらその言葉は何人からか発せられたらしい。好みがはっきりとしているというのは悪いことじゃない。コンセプチャルで、「笑い」の要素も含んでいるウイットに富んだ作品が、西元さんのテイストで、垣内玲の作品もご多分に漏れずそいうものである。
[10月21日(金) 原久子]
Index
9/26-9/28
シンガポールビエンナーレ・光州ビエンナーレ記者発表
横浜トリエンナーレ2005
生の芸術──アール・ブリュット 展
松波路美
岩尾善幸 展
岡崎乾二郎
建築家・長島正充「ドローイング100点」展
9/28-9/30
国際シンポジウム「展覧会とはなにか──空間と意志」
ナカニワロック
Red Carpet : Art Video Screening OZ Night
X-COLOR/グラフィティin Japan
Red Carpet : Art Video Screening Taipei Croquis
10/1-10/3
『希望の美術・協働の夢──北川フラムの40年1965-2004』出版を祝う会
MOTOMIYA KAORU 2005
「YOU or IT」O JUN×棚田康司
ジグマー・ポルケ展
渡辺剛「TRANSPLANT」
遠山香苗 展
10/6
一色ちか子
山本浩生 展「WORLD-SMALL」
鮎川廉「絵画に成るもの」
アントニー・ゴームリー
秋廣誠 展
ghazel展
やなぎみわ「無垢な老女と無慈悲な少女の信じられない物語」
10/7-10/12
冨井大裕
もとみやかをる「ホワイト・ブック」
篠原有司男「ボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻」
渡辺剛 展「Mt」
米田知子「雪解けのあとに」
グローバル・プレイヤーズ 日本とドイツの現代アーティスト
横浜トリエンナーレ2005
藤山貴司 展
10/14-10/15
スーパーピュア2005
横浜トリエンナーレサテライト 野村誠+野村幸弘
港千尋 展「Augustine」
“ZONE-POETIC MOMENT”
ゾーン──ポエティックモーメント
エロディ・ポン ペリフェラル・エリア
イ・ブル展 S2
児島サコ
10/16-10/21
桃谷恵理子「ホームステイ・アート・プロジェクト」
杉浦康益 展
Yoshitomo Nara + graf 横トリ報告会
TAMA VIVANT 2005──美術・そのひろがる輪郭
石の思考
七人の小侍+1
美術百貨店
アート&テクノロジーの過去と未来
10/22-10/27
日韓五世代の対話
アサヒ・アートフェスティバル2005報告会
法貴信也 展
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ 展
MobLab:日独メディア・キャンプ2005
ドイツ写真の現在
アウグスト・ザンダー展
レオナルド・ダ・ヴィンチ展
赤木仁 展「積良」
垣内玲 She said "Repeat after me."
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