村田真/原久子 |
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11/25-11/27 |
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EU・日本創造都市交流2005シンポジウム──アートが都市社会の新しい地平を切り拓く
11/25,26 横浜赤レンガ倉庫、BankARTほか[神奈川] |
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2005年はEUと日本の交流年だったというのをこの事業ではじめて知った。日本全国にあるアート系NPOのオーガナイザーや、地方自治体の文化政策担当者などが出席。すでに彼らはEU諸国の現状視察に訪欧しており、訪問した都市から来日していた関係者たちと再会。ヨーロッパで芸術文化がどんなふうに都市に活力を与えているかの事例が紹介された。ぜひ行ってみたいと思ったのはドイツ・エッセン市のツォルフェライン炭鉱跡の事業。バウハウスの影響を受けた工場施設がそのまま残されていて、さらに緑化も進められかなり理想的な計画。
[11月25日(金)、26日(土) 原久子] |
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北仲BRICK&北仲WHITEオープンプログラム「北仲OPEN!」
11/18〜12/18 北仲BRICK+北仲WHITE[神奈川] |
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古いビルを期間限定でアーティストや建築家といったものづくりをしている人たちが使用している。こういうプロジェクトは日本でも岡山市で93年末〜95年春まで実施された「自由工場」などをはじめとして、現在も継続中の「CAP
HOUSE」などいろいろな事例があるが、首都圏で、しかもこんな大規模なものははじめての試みではないだろうか。オープンスタジオは、普段は個人の制作場を展示室っぽくしている部屋、アートプロジェクトのオフィスとして使用しているところ、休日の夜にもかかわらずマジに仕事をしている建築事務所までさまざま。共有スペースである階段の踊り場を使って写真作品を展示している人もいる。村田真さんの部屋もあったが、あいにく不在。2階のYOSHIDATE
HOUSEでは履ける靴を展示中だった。靴だから本来履けるのが前提なのだけど、野球のボールを展開させた靴などもあって、歩くには不向き。キャンバスの絵のなかにある靴に試しに足を入れてみた。2歩くらいなら歩ける。1階の郵便受けを見ていたら「川俣正事務所」というプレートもあった。
[11月26日(土) 原久子]
BankART1929に隣接する旧帝蚕倉庫を共同スタジオにした北仲ブリックとホワイト。
ここに入居する約50組のアーティスト、建築家、デザイナーのうち38組がスタジオを公開する。だけでなく、ビル内外の共用スペースで作品を展示したりパフォーマンスしたり語り合ったり酒飲んだり騒いだりゲロ吐いたり。これだけのクリエーターが交錯するんだから、来年あたりはここがJアートの発信基地になるはず……が、秋には出なければならないのだよ。あーもったいない。
[12月3日(土) 村田真] |
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杉本博司
9/17〜1/9 森美術館[東京] |
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非の打ち所のない展示というものにはなかなかお目にかかることがないが、この会場には誰をも唸らせる空間が出来上がっていた。人の少ない平日の午前や夜遅くを狙って再び訪れたい展示だった。
[11月27日(日) 原久子] |
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オノ・ランドスケープ展&ジュニア・ツリー展
10/22〜12/25 ONO MEMORIAL BLUE CAKE[福井] |
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さすがに北陸は気温が違う。台地のうえにブルーの外観のキューブ型のギャラリーがある。故小野忠弘という地元の高校で美術教育にも力を注いだ画家のアトリエ跡につくられたもの。12月になると白銀の中に青い箱があって季節によって違った風景をつくり出すという。大きな白い壁面をキャンヴァスに見立てたように、故人の遺作31点を陳列して「オノ・ランドスケープ展」とし、向かいあわせたもう一方の壁は地元の幼稚園児・小学生が描いた約1万個の花で壁がひとつの作品になっていた。
[11月27日(日) 原久子] |
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