村田真/原久子 |
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12/14 |
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母袋俊也 展 《Qf》その源泉
11/18〜12/18 東京国際フォーラムFORUM
ART SHOP[東京] |
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160センチ四方の正方形の《Qf》シリーズが1点。《Qf》とは、正方形(Quadrat)に色彩と筆致が充満(full)する絵画という意味で、ロシアイコンと仏像の手のイメージが借用されている。そこからやや離れたところに台座があり、正方形の窓の開いた黒い《箱窓》が置かれ、その窓をのぞくと作品がぴったり枠に収まる仕掛けだ。あとは水彩とモノタイプの版画が数十点。
[12月14日(水) 村田真] |
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黒川弘毅 展
12/12〜28 なびす画廊[東京] |
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不格好な人のかたちのブロンズ彫刻が立っている。表面はグラインダーで削られ輝いているが、背面だけはザラザラで黒ずんだまま。ここは型にブロンズを流し込んだ際、いちばん上の空気に触れて固まった部分だ。つまりこの彫刻、背中を上にして(つまりうつぶせの状態で)埋もれていたところを掘り起こされたということ、そして垂直に展示されるということが特徴だ。
[12月14日(水) 村田真] |
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アネット・メッサジェ展
11/22〜12/24 ギャラリー小柳[東京] |
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リングの中央に巨大なネズミのぬいぐるみの山。そのリングのロープに沿って小さな白黒のネコを乗せた枕がぐるぐるとまわる。ほかにトムとジェリーかミッキーちゃんみたいなぬいぐるみを使った不気味な作品が数点。なぜいまなのか、唐突な感もある「フランス現代美術週間」の一企画。
[12月14日(水) 村田真] |
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出月秀明 展「アランの毛糸帽子会議」
12/12〜24 ASK?[東京] |
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会場に入ると煙たい。なんとストーブを持ち込んで薪を焚いている。作者はアイルランドの西端のアラン島で毛糸の帽子を買い、とても気に入ったのでみんなでこれをかぶって会議(パーティー)を開こうという展覧会。経歴を見ると、山手線一周とか東日本縦断とかイニシュマーン島一周とか、冒険というほどではないけど旅する人間であることがわかる。その旅からアートへの飛躍が見どころか。
[12月14日(水) 村田真] |
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弘田一成 展
12/12〜17 ギャラリイK[東京] |
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建物、犬、人間らしきかたちを額田宣彦的な網目状の線描で描く。でも額田ほどシステマティックに構築されているわけでもなく、きわめて情緒的。
[12月14日(水) 村田真] |
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牛島達治 展
12/7〜24 APS[東京] |
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医療機器みたいなものが天井からぶら下がっている。画廊のねーちゃんが粘土をひとつかみ置くと機械がグリグリまわりだし、ダンゴをつくってポーンとはじきだす。こ、これはすばらしい、夢のような発明品。でもめったに成功せず、実用化にはほど遠いようだ。つーか、こんなもん実用化してどーする。
[12月14日(水) 村田真] |
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