村田真/原久子 |
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3/4-3/7 |
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life/art 05 Part4 中村政人
2/16-3/5 資生堂ギャラリー[東京] |
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大きな部屋の壁3面には、中村の「美術と教育プロジェクト」に関わった人たちの名前が羅列され、もう1面にはキャンヴァスや画材が立てかけてある。小さいほうの部屋には中央にテーブルが置かれ、「美術と教育」の3部作とインタビューのビデオが閲覧できるようになっている。ここにもキャンヴァスが立てかけてあり、黄色い地に「SHISEIDO」の字。どういうつもりか知らないけれど、全体に投げやりな印象が強く、ちょっとがっかりした。
[3月4日(土) 村田真] |
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名和晃平展 「AIR」
2/25〜3/18 ノマルプロジェクト[大阪] |
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最近行なった東京での個展とはかなり意識的に方向性を変えている。まったく新しいシリーズではなく、旧来のシリーズ作品の展開をみせている。人気のあるガラスビーズでレディメイドの物体の表面を覆うオブジェのシリーズでは、花札やトランプをカバーしたものもある。液体にバブルを落とす作品は薄暗い空間に一列に複数の縦長の水槽を並べた。アクリル板に等間隔に水面張力のように半球がつけられ、さらに間隔を空けて重ねていくことで、なにもないところに3次元のドットがあるかのように思わせる作品も。
[3月4日(土) 原久子] |
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「Antenna + ヤノベケンジ 森で会いましょう 」
3/4〜3/18 大阪府立現代美術センター[大阪] |
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第2回目となった「現代美術コンクール」の審査委員員はヤノベケンジ。単独での審査が特徴のこの公募では応募総数65名から、京都を拠点とする4人で構成されるアートユニット「Antenna(アンテナ)」が選ばれた。映像等を用いた大がかりなインスタレーションは以前私も観たことがあった。そのときの作品からはかなりテイストも違っていたが、メンバーが以前と一部変わったとも聞く。「ヤマトピア」という架空の日本歴史保護遊園というものをつくり出し、実写とCGを組み合わせた映像は高い技術を認めることができた。また、お社があって、靴を脱いで中を詣でることができ、さらにおみくじまで引けて、好奇心をくすぐる仕掛けとなっていた。今回はヤノベとの合同展ということで、ヤノベのトラやんも会場に多数出没。
[3月4日(土) 原久子] |
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tenants展
3/4〜8/27 graf
media gm[大阪] |
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上から
KATHY《KATHY's dish》
林智子《red charm》
津村耕佑《SURVIVAL Peace》 |
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会場には三軒長屋のスタジオがつくられた。部屋はどれをとっても四角くはなく、変化のついた形となっている。半年間のプロジェクトには約30組のクリエーターたちが参加。しょっぱなは津村耕佑、KATHY、林智子がそれぞれA、B、C部屋に入居。赤いオーガンジーの蚊帳を吊った寝室は林智子の部屋C。三人組のダンス・ユニットKATHYは今回展示も行なった。テーブルには3つの白い皿。そのうえに彼女たちのパフォーマンスの様子が投射され、カトラリーの横には彼女たちのトレードマークのひとつ金髪のカツラがあって、ヘッドフォンがついている。ヘッドフォンをつけると音楽が聞こえ、誰でもKATHYになれてしまう。そんな女の子たちの部屋に挟まれた真ん中には硬派な津村耕佑の部屋。サバイバルなどをコンセプトにすえるFINAL
HOMEを主宰する津村は、この部屋で迷彩柄の鶴が折れるようにしている。戦地の兵士にはカラフルな千羽鶴では敵の的になってしまう。そこで迷彩柄の紙が用意された。「WAR
IS OVER WORK」と書かれたポスターには落書きを促している。なんともブラックなんだけど、けっこう泣けちゃう。
[3月4日(土) 原久子] |
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In the Wind 水越香重子 個展
3/4〜12 ヨシダテハウス[神奈川] |
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水越がハンガリーの湖畔で撮った10分程度の映像作品。安いホテルだろうか、暗い廊下を行き来しながら女の子が掃除している。特徴のある窓が映り、後半はその窓の外の湖畔までカメラが出て行くものの、ほとんどは暗い室内での撮影。別になにかが起こるわけでもなく、そのまま終わる……。
[3月5日(日) 村田真] |
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[Artist Talk:しだいテレビ]A-1 -Artist Grand
Prix-
〜血湧き肉躍るタッグマッチ! アーティスト・トークバトル勃発!?〜
3/5 船場アートカフェ[大阪] |
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年間を通して大阪市立大学医学部附属病院小児病棟の入院患者である子どもたちとワークショップを行なってきたアーティストたちは6名。飯田紀子(美術家)、あくつちひろ(映像作家)、岸健太(建築家)、長谷川みづほ(ワークショッププランナー)、早川満友(美術家)、松本力(映像作家)という面々が2チームに分かれて、活動のプレゼンテーションをからめたトークバトルが繰り広げられた。映像をうまく使ったプレゼンはかなりエンターテイメント性も強く、お客が少なかったのが残念だった。
[3月5日(日) 原久子] |
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トークショー 後藤繁雄『スキスキ帖』出版記念
3/5 graf
media gm[大阪] |
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出だしはまったりと服部滋樹(graf)と出会いから思い出話を。どうなることかと心配になったが、途中で服部が抜けて一人舞台となると急にエンジンがかかって、なめらかになった舌は動きが止まらなくなっていった。本に登場する人物のことなど、話はさまざまな方向へ。
[3月5日(日) 原久子] |
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大阪市立大学医学部付属病院小児病棟アートプロジェクト2005しだいテレビ展覧会
3/6〜17 大阪市立大学医学部付属病院3階[大阪] |
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活動報告に代わるトークバトルも楽しかったが、展示のほうもひとつずつみていくと子どもたちもきっと一緒に楽しんだのだろう、ということが伝わってくる。たくさんあって、読むもの、体験できるものもあるので、思いのほか長い時間を過ごした。トークのときに「新聞」の話が出てきたが、読んでいるとすぐに時間がたってしまう。松本力のアナログなアニメーションもいい味出している。「まるい」ものを採集するキットや、採集したもののファイリングもなかなかのものだ。ともあれ、診察時間の終わった病院の待合室はなんだかもの悲しい。
[3月7日(火) 原久子] |
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