村田真/原久子 |
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3/25 |
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八代亜紀 絵画展
3/22〜28 上野松坂屋6階[東京] |
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犬、猫、富士山、自画像、静物など、小品が中心ながら100点近い出品。かなり本気だ。額縁も「Aki」のネームの入った専用額。BGMに本人の演歌が流れていたが、あってるようなあってないような。
[3月25日(土) 村田真] |
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高野コレクション──浅井忠 展
3/24〜4/11 日本橋高島屋8階ホール[東京] |
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来年の浅井忠没後100年を前に、コレクター高野時次が東京国立博物館に寄贈した73点を展示。ほとんどが水彩なので、照明を落とした陳列ケースのガラス越しにながめるのはしかたがないにしても、数点ある油彩まで陳列ケースに入れることはないだろう。だいたい作品1点1点もガラス入りの額装をしてあるんだから、二重のガラス越しに見なければならない。最後のコーナーには高野時次の油絵が数点展示してあってやや唐突な感じがするが、カタログを見ると本来主催者が書くべき「ごあいさつ」を高野家遺族代表・高野光正が書いているし、どうやら「浅井忠展」より「高野コレクション」に比重が置かれているようだ。そもそもこのカタログ、「没後100年記念図録」となっていることから、カタログが先で、それにあわせて展覧会も組織されたということらしい。
[3月25日(土) 村田真] |
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増山麗奈 個展
3/20〜25 exhibit Live & Moris[東京] |
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ぐじゃぐじゃにとっちらかった会場に、いつものようにヘソ出しハミ乳半ケツの麗奈ちゃんが接客。かたわらには愛想のいいガキとビービーうるさい赤子がいてとてもにぎやか。個展はともかく、最近上梓された彼女の著書『桃色ゲリラ』はすごい。壮絶というか支離滅裂というかいまどきこんな破滅型の女の子がいたのか、いやAV界にはごろごろいるかもしれないが現代美術ギョーカイや反戦ギョーカイでは珍しい。もっとも破滅型とはいえ、みずからの行動をまがりなりにも1册の本にまとめられる程度には冷静な目をもっているわけで、決して同情も共感もしないけどずっと観察を続けたい対象ではある。
[3月25日(土) 村田真] |
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life/art 05 須田悦弘
3/9〜26 資生堂ギャラリー[東京] |
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壁のはしっこ、照明器具の根元、テーブルの上、スリガラスの内側などにさりげなく椿の花の木彫が。そう、椿の花といえば資生堂のシンボルマーク。階段の下の正面には、もろ資生堂の花椿のレリーフが掲げられていたけど、あれも須田の作品?
[3月25日(土) 村田真] |
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TETSUSON 2006
3/24〜28 BankART全館[神奈川] |
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TETSUSONは「てつそん」、入れ替えれば「そつてん」。全国の大学・専門学校のおもにデザイン・建築系の学生有志による、企業へのプロポーザルを兼ねた卒展。絵画・彫刻もいるけれどごくわずか。それだけにみなさん(作品も含めて)お行儀よく、優等生的な印象。
[3月25日(土) 村田真] |
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ひらいゆう「キッチンサーカス」
3/21〜4/2 アートスペース虹[京都] |
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現在はパリに拠点を置くひらいゆう。奈良と京都とで同時に2つの個展を開いている。奈良は観に行けなかったが、京都では作家本人にも久しぶりに会えた。展覧会名を深読みするのは無駄な作業かもしれない。一枚一枚の写真には、肉眼では見えない世界をファンタジックに、そして且つリアルに描いている。
[3月25日(土) 原久子] |
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『sight』安藤雅視
3/13〜26 neutron[京都] |
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遠目にはソフトフォーカスのモノクロ写真にも見える作品は、緻密な線で描かれた絵画。曲線の集合体がつくり出す画面はどこからいったい描きはじめるのか、とても不思議でならない。じっくりこれからも注目していきたい作家だ。
[3月25日(土) 原久子] |
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dream.GIRLS -I am not a person.-
3/6〜26 京都芸術センター[京都] |
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国際色豊かな女性作家ばかりを集めた展覧会。ギャラリーだけでなく、京都芸術センターの建物の構造や魅力をよく知り抜いた企画者だけにおもしろい展示をしていた。鏡のうえに貼るようなかたちに展示したモノクロ写真。写真の展覧会かと思っていたら、パフォーマンスをする作家も含まれていた。1枚の紙を周囲をずっとなくなるまでハサミでカットしてゆく。まっすぐ一直線に切られた白い紙に埋もれて、白いドレスで紙を切り続ける美女。ちょっと怖かった。
[3月25日(土) 原久子] |
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