村田真/原久子 |
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3/18 |
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袴田京太朗 展──1000層
3/13〜25 コバヤシ画廊[東京] |
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カラフルなアクリル板を何百枚も重ねて削り、耳や螺旋状のかたちにしてある。まあきれい。でも耳にも螺旋にもなぜか三角屋根の家型がへばりついていて、ただきれいなだけでは終わらせないアーティストのこだわりを見ることができる。
[3月18日(土) 村田真] |
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柴川敏之
3/13〜25 APS[東京] |
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2000年後に現在の文明文化が発掘されたら?というテーマで制作しているアーティスト。いかにも古めかしく装ったガラクタや蚊取り線香や世界地図の断片が展示してあるほか、ギャラリーの外にもキユーピーが鎮座していたり、ウルトラセブンとバルタン星人が対峙していたり、ビルのあちこちにインスタレーションしている。もともとこのギャラリーの入ってる奥野ビル自体、2000年後に発掘された文化遺産みたいな趣があるので、舞台としてはぴったりかも。
[3月18日(土) 村田真] |
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祐成政徳 展
3/6〜18 ギャラリー現[東京] |
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1メートル四方程度の金属板に窓を開け、モノクロ写真を飾っている。なんでしょうね。
[3月18日(土) 村田真] |
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田中偉一郎×増岡巽 展
3/6〜18 ASK?[東京] |
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最終日の午後5時すぎ、すでに搬出が始まっていたので田中偉一郎の映像は見られなかったが、増岡巽の《缶の家》はまだそこにあった。《缶の家》は昨年、大阪の民族学博物館での「ブリコラージュ・アート・ナウ」展でも見たけど、今回は新大阪近くに暮らすホームレスの増岡氏に携帯電話で指示を仰ぎながら、飲料メーカーからもらった数千個の空き缶を使って学生が組み立てたという。それって増岡氏本来のブリコラージュ的手法とはだいぶ違うような気がするが、それより増岡氏はギャラをもらったんだろうかとか、いまどきのホームレスは携帯くらいもっているものなのかとか、いろいろ気になるのであった。
[3月18日(土) 村田真] |
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レプリカ
3/1〜5/20 INAXギャラリー1[東京] |
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なぜ人はレプリカなどに興味をそそられるのか? それはおそらく「本物」ではなく「本物そっくり」だからだ。本物だと大して興味を示さないのに、ニセモノだと本物以上に興味を示す、という人間の性向も興味深い。でもこの展示はどっちかというと、博物館学的見地からながめた実用的複製に焦点を当てたもので、本物とレプリカの哲学的対話でもなければ、ましてやニセモノばかりを一堂に集めた贋作ショーでもない(のが少し残念)。
[3月18日(土) 村田真] |
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甲斐すみ子 展
3/1〜29 INAXギャラリー2[東京] |
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花で編んだ靴。と、その写真。なぜ写真を展示するのかよくわからない。花がしおれてしまうからか。いけばなみたいなもんか。
[3月18日(土) 村田真]
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X2 kuroda part3/2006
3/16〜18 ヒロミヨシイ[東京] |
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黒田悠子と黒田寛の2人展。夫婦でも親子でも兄妹でもなければ、師弟関係でもないし作品が似てるわけでもない、不思議な黒田×2。
[3月18日(土) 村田真] |
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村住知也
2/25〜3/25 ゼンシ[東京] |
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小さなタブロー(12.5×19センチ)がズラッと並んでいる。軽快な筆跡の残る画面にポップなイラストがコラージュしてあって、思わず買いたくなる(が金がない)。
[3月18日(土) 村田真]
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塚田守──妖怪SPECTER
3/18〜4/8 小山登美夫ギャラリー[東京] |
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一見、未知の生物を撮ったかのような不気味な写真。よく見るとモンスターの被りものを組み合わせた写真だったりして、ちょっといいかも。
[3月18日(土) 村田真]
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大野智史展──acid garden
3/18〜4/8 小山登美夫ギャラリー[東京] |
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壁にペインティング、床には砂のドローイング。なかなかこなれた手つき。
[3月18日(土) 村田真]
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村瀬恭子「月と森とシダの下のかたつむり」
3/18〜4/15 タカイシイギャラリー[東京] |
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微妙な色彩感覚と絶妙なブラッシュストローク。ここまで独自に完成された油絵を描ける日本人は少ないと思う。本日のベスト。
[3月18日(土) 村田真] |
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戸谷成雄「ミニマルバロック」
3/18〜4/28 シュウゴアーツ[東京] |
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戸谷さんはぶっとい角柱をチェーンソーでガーガー削っていく。削られた表面は渦巻く水流のように凹凸が激しく、あえて形容すればバロック。しかし角柱を裏返せば削られてないフラットな面が現れ、こちらはミニマル。だから「ミニマルバロック」?まさかそんな単純な話ではないけれど、でも実際に削った面と削ってない面を対比的に見せている。戸谷さんは30年間、ミニマルとバロックを両極としつつ往還してきたのかもしれない。
[3月18日(土) 村田真] |
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ブルース・コナー展
3/18〜4/15 ミヤケファインアート[東京] |
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ミヤケファインアート初の企画展。ブルース・コナーってアーティストも初耳だけど、60年代からヒッピームーヴメントに同調し、コラージュやロールシャハテストみたいなシュールなイメージを確立した、西海岸ではそれなりに知られたじーさんらしい。お値段もそれなりに確立しているようだ。ともあれ、日本で流通している現代美術の文脈とは少しはずれたところにも、こんな地下水脈が流れてることを教えてくれる貴重な展示。
[3月18日(土) 村田真] |
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