村田真/原久子 |
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8/22-8/25 |
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tenants
3/4〜8/27 graf media gm[大阪] |
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3月にはじまったtenants展もいよいよ最終週。小林隆哉(すずかけ絵画クラブ)、タパニ・フオビネン&錦織可也(写真家&イラストレーター)、南風食堂(お料理ユニット)が長屋のようなスタジオ、A,B,Cの3室に入居している。
南風食堂の三原さんがミントの入ったほんのり甘くておいしいカクテルをつくってくれた。カウンターに差し向かい。狭い部屋に女が2人、自然と話題はコイバナに(笑)。じつは、ここに入るまでに少し時間がかかった。というのも、小さなスペースゆえ、そんなにたくさんお客が入れるわけじゃない。2人連れの女性客と男性1人が、腰を落ちつかせてまったりとした時間を過ごしていたから。その間に、フィンランド出身の写真家タパニと日本人イラストレーターの可也さんらの作品のなかへ。小さなデスクにベッド、テレビ、とホテル客室風にしつらえられていた。世界のいろんな国を訪れたときの写真をテレビモニターに上映。スライドショーはまるでホテルの窓の外にそれらの風景が見えるかのようにもみえる。タパニの写真に可也さんがイラストを加えた帯状の作品も愉快。
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左:tenants会場風景
右:タパニ・フオビネン&錦織可也 作品内 |
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[8月22日(水) 原久子] |
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伊勢克也 「家について」 in 大阪
8/7〜9/2 シェ・ドゥーヴル[大阪] |
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紙に染みこんだ色の広がりが、ほんのり赤い色彩のグラデーションをつくり出し、目を和ませるディテールをもった小さな家。木製、紙製、それぞれ木の自然な風合いもいい。いくつあるのか数えることは不可能なほど床に、ある密度と、不思議なバランスで並んでいる。小径が通っているようでもあり、群生しているようでもある。壁に寄せてブロンズ製の家もある。形のバラエティも半端な数ではない。とにかく観ている限りでは2つと同じものは見つけることはできない。
はじめて訪れた会場は、手前がカフェで奥にアートスペースがある。よくあるカフェの壁に作品を展示しているカフェギャラリーの体裁とは少し違いって、スペースをきちんと分けていて心地いい。
[8月23日(水) 原久子] |
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三つの個展:伊藤存×今村源×須田悦弘
6/27〜9/18 国立国際美術館[大阪] |
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日帰りで関西へ。まずは国立国際の3人展。共通点がありそうでなさそうな、でも実際に見たらなるほどと思わせる納得の組み合わせだ。今村はどこか図画工作の延長みたいな床置きの彫刻、須田は細長いブースの奥に木彫の花、伊藤は壁かけの刺繍作品。どれも大上段にかまえた大作ではない、ていねいな手仕事を見せている。だから大空間だと個展ではツライが、三人寄ればなんとやら。
[8月25日(金) 村田真] |
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国宝障壁画「方丈襖絵」リプレイスプロジェクト 記者発表会
8/25 京都国立博物館[京都] |
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大徳寺の国宝「方丈襖絵」46面をすべて高精密に複製し、コピーを大徳寺に寄贈し、オリジナルを京都国立博物館に寄託することになった。この計画を聞いて思った疑問は、まずオリジナルは大徳寺に返してコピーを博物館に預けるべきではないかということ。ベンヤミン流にいえば、オリジナルには礼拝的価値があり、見られることを前提とした展示的価値とは違うからだ。もっとも、寺に置いといたら傷むからこのような計画が立てられたというのが真相だが。もうひとつの疑問は、この高精密コピーを使えば贋作づくりも容易になるのではないかということ。これを壇上の人たちにぶつけてみたら、学者系の人たちは「なにいってんだ」という顔をしていたが、唯一技術系の大日本印刷の人だけが敏感に反応した。学者どもは危機管理の意識が薄いようだ。
[8月25日(金) 村田真] |
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遠藤彰子展 生命を謳う
7/21〜8/27 茨城県つくば美術館[茨城] |
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わけあって、初めてつくばエクスプレスに乗ってつくばへ。パカンと明るいのになぜか雰囲気の悪い街だ。遠藤は70年代から童画のようなプリミティフな絵を始め、徐々に建物や階段が入り組んだ迷路状の空間に移行し、20年前に具象絵画の登竜門だった安井賞を受賞。以後、500号や1000号という巨大なタブローを次々と世に問うている。とにかく内容より量と大きさに圧倒される。今回いちばんでかいのは、333,5×745,5センチの《遠い静けさ》という作品。面積でいうと約25平方メートル、ぼくのスタジオより広い。そんなのが今回は約50点ぎっしり展示されている。これほど作品と作品のあいだの余白が少ないのは、公募展はともかく個展では珍しい。
[8月27日(日) 村田真] |
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ブルーオアシス2
9/24〜2007/3/31 サントリーミュージアム[天保山] IMAXシアター[大阪] |
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9月から上映される《ブルーオアシス2》の試写を観た。40分間はあっという間に過ぎていった。海のなかにいる感じ。あまりにスケールが大きすぎて、ちょっと酔いそうだった。
[8月25日(金) 原久子] |
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