小吹隆文/福住廉 |
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10/21-10/27 |
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SEA-RING 三浦政能展
10/17〜29 SEWING GALLERY[大阪] |
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神奈川県葉山の海岸を定点観測した写真作品を出品。4点を1組とし、昨年冬から今年夏に撮った10組が整然と並べられている。天地の中央が水平線になるよう撮られた作品には、台風や豪雨といった劇的情景は1枚もない。穏やかな波と空が淡々と続くのみだ(1組だけ濃霧の日あり)。そのミニマルなリズムが心地よい。季節や時間により繊細なグラデーションを見せる空と雲も心地よい。微妙な差異を孕んだ自然の反復に心癒された。
[10月21日(土) 小吹隆文] |
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ルシアン・エルヴェ展
10/17〜29 ギャラリーヤマキファインアート[兵庫] |
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ル・コルビュジエのロンシャン礼拝堂や集合住宅など建築物の写真を中心に、パリの風景やポートレイトなどで構成。モダニズム全盛期に撮られた機能と美の融合は、今なおきらめきを失わない。会場の画廊は今年7月にオープンしたニューカマー。オーナーはフランスで長年研鑽を積み、帰国後、公立美術館勤務を経て独立した人物。神戸アートシーンに風穴を開ける存在として今後の動きに要注目だ。
[10月22日(日) 小吹隆文] |
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永山祐子「光と影」
10/21〜11/28 Sfera Exhibition[京都] |
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建築については無知なので、永山祐子が誰かも知らずにギャラリーに入った。だが、京都・四条通のルイ・ヴィトンの外装を設計したと知った途端に興味津々。同店のウインドーにも採用された偏光板を用いた光の造形や、計画途中で何度も変更された住宅案の模型など、具体的な資料が出品されているため非常に理解しやすい。代表作のひとつ《丘のある家》からは、タイトルにもなっている「光と影」への思いがよく伝わった。小規模ながら見応えある建築展だった。
[10月27日(金) 小吹隆文] |
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