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展覧会レビュー
村田真/酒井千穂
2/1〜2/8
第56回東京芸術大学卒業・修了作品展
2/21〜26 東京芸術大学東京都美術館[東京]
絵画棟の展示は絵画が半分くらい。あとは写真、ビデオ、インスタレーションなど。どこかで見たことのある作品もけっこうあった。昨年、大学美術館で開かれた「自画像の証言」展にも出てた小池真奈美の作品は、きれいだからすぐ売れそうだ。そう、売れそうな作品はあったが、よくも悪くもトンデモない作品はなかったなあ。
[2月25日(月) 村田真]
エミリー・ウングワレー展
2/26〜4/13 国立国際美術館[大阪]
エミリー・ウングワレー展
オーストラリア中央部の砂漠地帯で生涯を送った抽象画家、エミリー・ウングワレー(1910頃-1996)の画業を紹介する展覧会。身体や砂の上に装飾として施していたアボリジニの思想や物語をのちにバティックやカンバス上で表現するようになった作家の作品が年代やテーマに沿った6つの章で展示構成されている。生涯、美術界とは遠く隔たる地にあって、西洋美術とは接点がなかったにもかかわらず、偶然にもその作品には、20世紀の有名な作家たちの絵画やその信条に通じる性質があるという点は今展の見どころでもあるようだったが、そんな対比はかえって鑑賞の邪魔になってしまうかも知れないし、後回しでいいだろう。画面を覆い尽くすような色彩、点描や線のリズミカルでダイナミックな色面、アボリジニの世界観を示す一つひとつの模様の揺さぶられるような力強さや繊細さは、それだけで充分見応えがあるし、体力を消耗するほど圧倒的。できればもう一度見に行きたい。
[2月25日(月) 酒井千穂]
華やぐこころ 大正昭和のおでかけ着物展
1/26〜4/6 神戸ファッション美術館[兵庫]
華やぐこころ 大正昭和のおでかけ着物展
大正浪漫、昭和モダンにみられる和装の着こなしや当時の流行を、京都古布保存会銀閣寺つぼみコレクションより紹介する展覧会。大胆な花柄や幾何学模様、絵画といった多彩なデザインも当時の社会の自由な空気を想像できて興味深いが、横座りしていたり、歩いていたりと、動作の一つひとつが表現されたマネキンの展示がおもしろい。柄や色の図案やデザインだけでなく、襟や帯結びの当時のスタイルを見せる工夫がユニークで、細部へのこだわりを見つけるのが楽しくなる展示。
[2月26日(火) 酒井千穂]
Index
2/1〜2/8
アートは心のためにある:UBSアートコレクションより
美術展〜自分を見つめて〜
川俣正[通路]
2/14〜2/15
MOTアニュアル2008「解きほぐすとき」
高浜利也 展「補遺/小出の家」
槙原泰介 展
サラ・ジー展
両洋の眼 展
2/16〜2/17
公募・京都芸術センター2008:大崎のぶゆき「Meltdown」/宮永愛子「漕法」
景色のはじまり
JOINT!!!!! 京都精華大学芸術学部デザイン学科映像分野3回生展
京都市立芸術大学 学内展
2/20〜2/22
山下千穂写真展「テリトリー」
山内裕美 展
東京五美術大学連合卒業・修了制作展
2/24
第11回岡本太郎現代芸術賞展
落直子 展
呉夏枝 個展「織目をすりぬけていくもの〜沈黙の時〜」(フィリンピンでの旅から)
大阪成蹊大学芸術学部卒業制作展
マスジョ展「スナノオンナ」
2/25〜2/26
第56回東京芸術大学卒業・修了作品展
エミリー・ウングワレー展
華やぐこころ 大正昭和のおでかけ着物展
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