村田真/酒井千穂 |
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3/22〜3/28 |
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アーティスト・イン・ミュージアム横浜 OFF SITE 2007 平野薫/sullen
3/15〜26 横浜美術館[神奈川] |
美術館がアーティストを呼んで制作してもらうアーティスト・イン・ミュージアムのシリーズ。今回招かれた平野は横浜、というより美術館のあるみなとみらいをモチーフにした作品を制作。海岸から水をくんできたり、大観覧車に模したホイールに照明を当てて影をつくったり、マントに赤レンガ模様を描いて擬装したり、新展開も見せた。が、やはり下着を中心とする古着を解きほぐしていく仕事が見ごたえある。とりわけグランドギャラリーに展示された5メートルにもおよぶワンピースとベビー服の変わり果てた姿は、モチーフが母子だけにいっそう無惨で、はかなく、美しかった。
[3月22日(土) 村田真] |
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トムヤムプラーディップ
3/19〜6/5 ジム・トンプソン・アートセンター[バンコク] |
いきなりタイのバンコクです。昨晩、家族でやってきました。一夜明けて最初に向かったのが、バンコクの中心部にあるジム・トンプソン・ハウス。ジム・トンプソンは第2次大戦後タイに住みつき、タイ・シルクの復興に尽力したアメリカ人。その邸宅をコレクションごと公開した博物館の一画で、現代美術展が開かれているというのでのぞいてみると、ふとんを積み上げた山があってなんか小沢剛に似てるなあ、と思ったら小沢剛だった。ほかにもタイのアーティストに混じって奈良美智と森村泰昌の作品もある。どうやらこの展覧会、伝統と現代の共存を探るタイと日本のアーティストを集めた企画らしい。どこが伝統と現代なのかよくわからないけど、ガキどもはふとんの山に登って滑って楽しんでいた。
[3月26日(水) 村田真] |
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ブランドニュー2008
3/19〜31 チュラロンコン大学アートセンター[バンコク] |
午後は郊外の動物園に行ってゾウに乗り、市内に戻って夕食までまだ時間があるので、大学内でやってる現代美術展に。バンコクはけっこう現代美術が盛んだ。この展覧会は、タイの若手アーティスト7人を4つの会場で紹介するアニュアル展。ここで展示していたのは3人で、そのうちのひとつに夜店などで景品を倒す鉄砲を使った作品があり、本来ならビデオと連動してインタラクティヴな体験が可能らしいのだが、幸か不幸か機械が動かないので、ガキどもがパンパン撃って遊んでた。ほかに客がいないからね。
[3月26日(水) 村田真] |
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シリラート医学博物館
バンコク[バンコク] |
チャオプラヤー川を船で上りながらワットアルンやワットポーを巡り、最後にたどり着いたのがシリラート病院内にある医学博物館、別名「死体博物館」。寄生虫や骸骨、胎児のホルマリン漬け、交通事故や爆発でばらばらになった身体の断片などが展示されている。すごいのは、レイプ殺人犯や子供を何人も食って死刑になった犯罪者をミイラにしてさらしものにしていること。キモイよおおお。そのあと妻子は平気で豚足ごはんを食べていた。こいつら人間の神経もってねえな。
[3月28日(金) 村田真] |
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