| 小吹隆文／福住廉 |
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| 5/28〜5/29 |
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浅井健一 個展 SPECIAL“Jet Milk Hill to Sherbet Street” in ROPPONGI
5/14〜6/15 ZEL CAFE/GALLERY［東京］ |
ギタリスト浅井健一の初個展。バイクや車、船といった乗り物を描いた水彩画やアトリエを再現したインスタレーション、本人のライブ映像などが展示されていた。これだけ多作なアーティストだったことも驚きだったが、なかでも圧巻だったのが《チャーミング・ジェット・シティ》と名づけられた街並みを上空から一望する大作。街の細部にまで詳細に描きこまれた絵は、いかに浅井の空想的な想像力がたくましいかを物語っている。
［5月28日（水） 福住廉］ |
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ザ・ハウス展
5/19〜5/29 六本木住宅展示場［東京］ |
六本木の住宅展示場で催されたグループ展。ピカピカに輝いた3棟のモデルハウスの内部にそれぞれ作品が展示されていた。モデルハウスの装飾をあからさまにねらった作品や、その場とまったく無関係な作品が多くを占めていたが、抜群に優れていたのは、岩井優と北川純。岩井はダイニングキッチンをピンクのゴミ袋で埋め尽くし、その中で腐った生ゴミの匂いもそのまま見せていた。北川は寝室の床面に巨大なジッパーの立体作品を置き、床下をむき出しにすることでジッパーが床を切り開いているような状況を作り出した。両者はともに、モデルハウスという場の特性を巧みに把握したうえで、それに安易に屈することなく、正面からアートを対抗させたわけだ。岩井と北川が示しているは、美術の自律性が空疎な念仏などではまったくなく、社会との具体的な対抗関係のなかから獲得されてはじめて成立するということだ。
［5月28日（水） 福住廉］ |
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森雅美 写真展「翳 Shade」
5/24〜6/28 ギャラリーPAXREX［兵庫］ |
森の作品は以前同じ画廊で見たことがあるが、その時は花がテーマで、蛍光色の鮮やかな色彩が特徴だった。今度の作品は一転して影がテーマ。壁や地面に映る木陰、枝葉の隙間から漏れる木漏れ日などから、抑制された詩情が醸し出されている。なかにはピクトリアリズムを思わせる絵画的表現を取り入れた作品も。版画用の紙にインクジェットで出力したことが、独特の効果をあげたようだ。
［5月29日（木） 小吹隆文］ |
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石川裕敏 小作品展─天気概況─
5/27〜6/8 DELLA-PACE［兵庫］ |
石川裕敏といえば、正方形のキャンバスにさまざまな色彩で水平線を描いた作品が近年の定番。近くで見れば絵具の物質性が際立ち、引きで見るとミニマルアート或いは風景画のようにも見える。今回はそうした代表的な油彩画シリーズに加え、クレヨンで描いた小品群も展示。また、着古した作業着を細かく切ってコラージュした珍しい作品も出品されており、普段以上にバラエティに富んだ内容となった。
［5月29日（木） 小吹隆文］ |
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