村田真/酒井千穂 |
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6/11〜6/17 |
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生まれつつある現在2008──5人の作家による
6/10〜6/23 文房堂ギャラリー[東京] |
O JUNの発案した大学対抗展覧会シリーズの選抜展。梅津庸一、ジャンボスズキ、城野詠一、高松太一郎、立原真理子という美大芸大を出たばかりの5人の出品。梅津は小品ながらすでに巨匠の趣きを感じさせ、ジャンボスズキは名前だけでなく作品も変。
[6月11日(水) 村田真] |
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「鳥の巣」試写会
6/13〜 映画美学校試写室[東京] |
北京オリンピックの国家体育場(鳥の巣)を設計した建築家、ヘルツォーク&ド・ムーロンの闘いのドキュメント。建築とはさまざまな関係者との共同作業であるが、同時にバトルでもあることがこの映画でよくわかる。いわんや民族も社会体制も価値観も異なる中国においてをや。
[6月13日(金) 村田真] |
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森を遊ぶ──木村崇人 展
6/14〜7/15 すみだリバーサイドホール・ギャラリー[東京] |
最初の部屋には、森で拾い集めた鹿の角やアサヒビールの古い空き缶などが展示してあり、以下、なぜか小さなリングに植えられた植物の芽(にせもの)、例の星形のこもれび、杉の葉の山と裸の幹、枯葉を敷きつめ光を当てたインスタレーションなどが続く。なるほど、見るだけでなく、樹木の匂いを嗅ぎ、杉の葉や枯葉を踏み、その音を聞き……と、五感で森を感じ取る仕掛けになっている。が、残念ながら「森」って本当はもっとコワイところだったんじゃないの?
[6月13日(金) 村田真] |
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ガレとジャポニスム
5/22〜7/13 サントリーミュージアム天保山[大阪] |
19世紀後半のジャポニスムブームの時代に活躍したエミール・ガレの作品に見られる日本美術からの影響を、表面的なモチーフの転用から、日本の美意識への理解という流れで紹介。ガレの作品は何度も見たことがあるけれど、今展は予想以上に面白かった。動物や昆虫のユーモラスなモチーフとコテコテの装飾はそれだけでも愉快だが、展示作品を順番に見ていくと、その制作は時代を追うごとに単なる技術的な精度や趣味としての「日本風」のデザインから離れ、自然を観察する独自の視線が表われた装飾へと変わっていくのがわかる。特に《過ぎ去りし苦しみの葉》という枯れ葉が舞うモチーフの不透明ガラスの小さな壷の作品の美しさには感動。情緒とか風情という感覚を、使う、手で触れるという工芸品にこだわって表現しようとした執念のようなものも、その作品の果敢ない佇まいも、密やかながら強烈に感じられた。
[6月15日(日) 酒井千穂] |
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スージー甘金 「Pop Jack!」
6/3〜6/25 ギャラリー360°[東京] |
プールから上がって富士山を遠望するホックサイ(ホックニー+北斎)など、ポップアートのパロディ。もともとポップアート自体が消費社会のパロディみたいなもんなので、それをまたイラストレーターがパロディ化するのも筋が通っているというか、スージーが通るというか。
[6月17日(火) 村田真] |
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