東京／岡塚章子
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東京／四方幸子
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横浜／倉石信乃
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金沢／鷲田めるろ
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山口／河野通孝
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ニューヨーク／神谷幸江
札幌／吉崎元章
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福島／木戸英行
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東京／増田玲
｜東京／南雄介
神戸／木ノ下智恵子
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倉敷／柳沢秀行
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高松／毛利義嗣
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福岡／川浪千鶴
「再考：近代日本の絵画 美意識の形成と展開」／
「デュシャン展」／「琳派」展／「六本木クロッシング」
東京／東京都現代美術館 南雄介
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2004年担当の企画および抱負
2004年に私が担当する展覧会は、「再考：近代日本の絵画 美意識の形成と展開」です。この展覧会は、20世紀の近代日本絵画史を見直してみようという企画なのですが、いくつか特徴があります。その一つは、東京藝術大学大学美術館、財団法人セゾン現代美術館、そして東京都現代美術館という三つの美術館の共同企画であるということ。といっても巡回展ではなく、芸大美術館と東京都現代美術館の2つの会場での同時開催となります（会期は2004年4月10日から6月20日まで）。芸大美術館が第一会場となり、「第一部 美意識の形成」を、第二会場の東京都現代美術館では「第二部 美意識の展開」を、開催します。
また、単に美術の歴史を提示するのではなく、タイトルにもあるように「美意識」という見地からの日本近代の再検討であることも、大きな特徴です。展覧会の背景には、明治維新以降、敗戦までの歴史と、敗戦からバブル経済の崩壊までの戦後の歴史をパラレルにとらえるという認識があり、このような破綻を繰り返した近代以降の日本の歴史に、美意識の欠如、ないしは排除を見ようとしています。絵画という媒体が担うことになった近代日本の美意識は、このような歴史の影を帯びるとともに、あり得たかもしれないもう一つの歴史をも暗示しているのではないでしょうか。展覧会ではそれを、例示的に提示しようと試みています。そのため、いくつかのテーマ、ないしはトピックが、ゆるやかに年代を追って連なるかたちで構成されています。第一部では、明治期を中心とした展開と風景画、および静物画の表現を、第二部では大正期以降現代までの時代と人物画の表現を、主として扱う予定になっています。まだまだ出品交渉途上ですが、総数400点は下らない大展覧会となる予定なのでご期待ください。
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2004年の気になる展覧会、動向
来年の気になる他の美術館などでの展覧会、ということなのですが、思いつくままにいくつか上げてみることにします。
秋に予定されている大阪の国立国際美術館の新築移転オープン記念デュシャン展。国内では1981年に高輪美術館と西武美術館で開かれた回顧展以来となるデュシャン展ですが、今回の国立国際美術館の展覧会は、デュシャンとアフター・デュシャンの作品を集めたものと聞いています。時代が変わって、以前のような展覧会はもはや不可能なのだろうと思います。アフター・デュシャンの作品も拾い始めると限りなくあると思うので、どのような見地からセレクションがなされているか、それによってデュシャンの意味がどのように提示されているか、見どころは多いのではないでしょうか。期待しています。
東京国立近代美術館で企画されている琳派の展覧会。これも琳派とアフター琳派という企画のようですね。海外も含めて、琳派の影響圏を広く探究した展覧会と聞いています。琳派自体が絵画・装飾・工芸・デザイン等々を横断するちょっと類のないスタイル（？でいいんだろうなあ）で、それに日本や伝統の解釈がからんでいくのかな、と思います。これもとても楽しみです。
2月に開催予定の森美術館企画の現代日本の現況展「六本木クロッシング」。聞くところによると、60人くらいの出品作家からなる展覧会で、美術プロパーには限らないジャンル横断的な人選がなされているということです。現況展として継続的に開催していくというような話だったと思ったので、どういうフォーマットでやっていくのか興味があります。私のいる美術館でもMOTアニュアルという現況展をやっていて、それを始めるときもそれなりの方法論、というか戦略のようなものをちょっと考えたりしました。こういう現況展のような展覧会には、おそらくその美術館のセルフイメージみたいなものが何よりはっきりと出るのではないか、と思います。
[みなみ ゆうすけ]
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