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「こんなにすごいぞ! 大原美術館」
倉敷/大原美術館 柳沢秀行
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2004
年担当の企画および抱負
2003年、大原美術館がこなした企画やら展覧会。
眞板雅文個展「音・竹水の閑―大原美術館」
イ・ブル個展「世界の舞台」
倉敷花七夕(倉敷美観地区一帯に眞板 氏デザインの七夕飾りを設置)
チルドレンズアートミュージアム2003
(美術館全体で数々のワークショッププログラム実施)
棟方志功個展「生誕百年記念 棟方志功展 北国の睡り、南国の醒め」
中川幸夫個展「有隣荘・中川幸夫・大原美術館」
大原美術館・金刀比羅宮第1回文化交流展
「和製油画―創造の軌跡―」(大原会場)
「ポロック以降・アメリカ現代美術」(金刀比羅会場)
その他に、連続シンポ「キュレーターと語る地域社会と美術」もやったし、千葉市美術館での大原美術館名品展に合計6本のコレクションテーマ展。
って書いてたら、気持ち悪くなっちゃった。
「大原美術館は常設」。いえいえ高階館長を迎えて以来の大原はドンドン飛ばしているのです。そのあまりの飛ばしっぷりたるや、このうち開催1年前に実施が決定していたのは……ほとんどない。と、言う状態なので、今年の企画といっても……。
決まっていても言えないのもあるし……。
なので、まずは目の前に迫った企画。
その名もずばり!「こんなにすごいぞ! 大原美術館」
これはコレクションを使ったテーマ展示を同時複合実施。ロスコーにルオーに関根正二。ドランにヴラマンク、それに佐伯祐三、前田寛治。ピカソに国吉、松本竣介なんて部屋が続くのです。
さらに乳幼児とお母さんのための月曜開館や、高階秀爾館長自らのギャラリートークなど様々なサービスメニューがふんだんに提供されます。会期は2月10日(火)〜4月4日(日)。
それに続いては隠れ呼称「君(○○○)と僕(○○○○)の青春」で進められる、1950年代のパリ−東京を焦点にした企画も計画中。これはすごい!
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2004年の気になる展覧会、動向
昨年、とあるシンポジウムで、
Q:最近の展覧会の印象深いものは?
と聞かれ、即座に
A:越後妻有アートトリエンナーレと答えた。
けれど、その後、その理由を聞いてもらえなかったので、ここに書きとめておこうと思います。
昨年の越後妻有アートトリエンナーレは、みなさまお気づきのように、大学のゼミ単位での参加を多数みたり、多くの若者が実施に献身的に尽力するなかで、長期間にわたり地元集落に暮らしたり、中にはそこから出品作家になった方もいらっしゃいました。
その多くの作品が、「地元資源の再認識」「地域のコミュニケーションの活性化」を焦点にしたものだったと思います。
私なぞも、アートの持っている、そうした機能をどんどん使おうと頑張っていた一人ですので、ずいぶんと状況も変わったもんだと思いつつ、ちょっとへそ曲がりなもので「みんなそればっかりじゃね〜」とも思ったのが正直なところ。
それにやっぱり、そうした交流、コミュニケーション型の作品もおのずと質が問われますから、「おいおい、その元ネタは……」なんてのを見ると、越後の山野に向かって一人突っ込みを入れてしまいました。
都市部の美術大学生のみならず、地方のおじさま、おばさまにまで広がりを見せている「アートマネジメントやりたい!」ってシンプルな欲求やら、やたらと熱い熱意(シンプルで熱いだけに持って行き場を間違えると大変なのですが)を、ぐいと大きく引き寄せる磁場として機能し始めた様を見たからこそ、この越後妻有アートトリエンナーレが昨年最も印象に残る出来事だったのです。
まあ祭りみたいもんで、そこで多大なエネルギーを発散させるのはいいのですが、なにせトリエンナーレ。その周期のコントロールは難しいぞ。
昨年、越後の山野に向けられたあれだけのエネルギーはどうなるのやら。都市部に、そして全国各地に飛び火するのか? それとも違うパフォーマンスに至るのか?
今年のアートシーンに関わって気になるのは、そういうことです。
[やなぎさわ ひでゆき]
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