村田真/原久子 |
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12/1 |
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中村一家 錦洋組展―触×飾×透―
12/1〜22 ギャラリーなつか[東京] |
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久しぶりに画廊まわりしようと、まずは赤坂の国際交流基金フォーラム(アフガニスタン展)に出かけたら月曜休み。銀座に出て資生堂ギャラリー(駒井哲郎展)に入ろうとしたらここも休み。最近、日曜だけでなく美術館並に月曜休みの画廊が増えてきた。昔は真木画廊なんか日曜でもやってたぞ、って知らないか。まさか大日本印刷の誇るギンザ・グラフィック・ギャラリー(河野鷹思展)は休みじゃないだろうと思ったら、展覧会は明日からでした。画廊まわりするときはよく調べてからまいりませう。トホホな気分でギャラリーなつかにたどりつく。あいててよかった。と、ここまでで約280字を費やしてしまう。同展は陶芸家(といっていいんでしょうか)中村錦平一家によるコラボレーション展。陶の枠を踏みはずしたインスタレーションが爽快。会場でアーティストの間島領一さんと岡本太郎美術館の仲野泰生さんに会い、以下いっしょに画廊まわり。
[12月1日(月) 村田真] |
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山倉研志展
11/24〜12/6 ギャラリー覚[東京] |
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黒い背景に白いストローク、そのうえにエロいポーズの白いシルエットが。やっぱりゲージュツには色気が必要だ。
[12月1日(月) 村田真] |
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石川順恵「絵画の楽譜」
11/17〜12/6 南天子画廊[東京] |
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石川は、身近な物体の輪郭を採り入れた絵画でデビューした。だが、そうした他者に頼ることをやめて絵画そのものを描こうとしたとき、「描くことのうちに描くことそのものを客観化する」ために、絵画の記譜という手続きを考えたという。つまり「描くことがそのまま、その絵画を組み立てるすべての要素の諸関係を数的に記述しなおす行為となる」。作品は、にじみを生かした大ぶりなストロークに、砂を混ぜた円形の絵具を散りばめた絢爛たるもの。いい意味で「諸関係を数的に記述しなおす」なんて小難しい言説を裏切っている。
[12月1日(月) 村田真] |
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星晃展「絵画のコスモロジー」
12/1〜20 ASK?[東京] |
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新見隆氏がキュレーターを務めるαMプロジェクトの4回目。真島直子を皮きりに多彩な作家を繰り出してきたが、今回はかすかな線や形象が浮かび上がるだけのほとんどモノクロームの日本画。石川の作品を見たあとではいかにも頼りない。
[12月1日(月) 村田真] |
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藤浩志 cross?
12/1〜13 Space
Kobo & Tomo[東京] |
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ビニプラやかえっこバザーの品々で飛行機型の十字形(だからcross?)をつくっている。初日の今日は藤に、中村政人、岡村多佳夫を加えた鼎談があって、これがなかなかおもしろかったのだが、これを書いてる1ヶ月後の現在すっかり内容を忘れてしまった。
[12月1日(月) 村田真] |
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澤田知子 写真展「Costume」
12/1〜20 The
Third Gallery Aya[大阪] |
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セルフポートレイトを撮る作家はほかにもいるが、変装というより、普通にいそうなキャラクターを使い分けて笑えてしまうのは澤田自身の個性かもしれない。学生時代の作品《ID400》では400面相のモノクロの証明書写真でどこかにいそうな女性たちになりすましていておかしかったが、今回はCostume=制服に挑戦。きりりとした表情で街を取り締まる婦人警官になりきる姿をはさんで、八百屋の店先でエプロンをかけ元気な笑顔をふりまく女性と、しなだれるようにお酒をすすめるOMIZUの妖艶な姿がある。いずれも好演。
[12月1日(月) 原久子] |
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