村田真/原久子 |
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12/11-12/16 |
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イマジン★ 楢橋朝子・開発好明展
11/30〜12/26 パルテノン多摩・特別展示室 |
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水面ぎりぎりの視点で写真を撮る楢橋と、ズッコケなインスタレーションやパフォーマンスを連発する開発という妙なる取り合わせの2人展。発砲スチロールで築いた《ホワイトハウス》や中古ラジオを集めて並べた《ラジオシティ》など、相変わらず開発はシャレをかましている。その発砲スチロールを海に浮かべて楢橋が撮ったコラボレーション作品も。
[12月11日(木) 村田真] |
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描かれた音楽──西洋楽器と出会った日本絵画
11/1〜12/25 神戸市立博物館 |
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日本が鎖国していた時代から、徐々に入ってきていた西洋文化。そのなかにはもちろん音楽もあった。バイオリンなどの楽器を奏でる西洋の人は、写生ではなくどうもかなり想像もはいっているらしく、楽器の形が少し現物とは異なっていたりもする。しかし、日本人が西洋文化にいかに憧れをもってこれまできたかということが、音楽を題材にした絵画だけからでもよくわかる展覧会だった。
[12月13日(土) 原久子] |
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倉智久美子
12/13〜26 CAP
HOUSE内cap gallery 海側[神戸] |
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デュッセルドルフ(ドイツ)在住の倉智久美子が久しぶりに帰国した。彼女の作品を分類することに意味はないのだが、平面作品ともインスタレーション作品ともとれる。壁に掛けられた作品を観る角度によって、部屋全体の表情が微妙に変化する。
[12月13日(土) 原久子] |
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「位相―大地」再制作2003
12/13〜15 和光大学キャンパス内 |
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1968年、神戸須磨離宮公園の第1回現代彫刻展に関根伸夫は《位相─大地》を制作し、脚光を浴びた。屋外の会場に巨大な円筒形の穴を掘り、隣に掘り出した土を同じ円筒形に固めたこの作品は、土地そのものと結びついたアースワークとして、現在は写真に姿をとどめるばかり。その写真をもとに再現しようとしたのが、和光大で教える彫刻家の鷲見和紀郎だ。10月から2ヶ月あまりかけて学生と穴を掘り、土を円筒に入れて固めていった。そして昨日、円筒の木枠をはずして完成……するはずだったのが、木枠をはずしたとたん土が崩れてしまったとさ。だからぼくらが見に行ったときには穴だけあって、隣には土の山しかなかったのだった。あーもったいないもったいない。
[12月14日(日) 村田真] |
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Kwon Yeon Jung(クォン・ヨンジョン)展「A tribute
to 李箱(イ・サン)」
12/8〜20 ギルドギャラリー[大阪] |
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韓国の若い写真家の個展。李箱(イ・サン)という詩人は韓国では高校の教科書にもその詩が掲載されているよく親しまれた人だという。この李箱の詩へのオマージュとして、あるいはクォン・ヨンジョンなりの解釈としての写真作品を今回は展示した。写真はある設定を彼女自身がつくって撮ったものだ。会場では詩も読むことができる。言葉がこうして視覚化できるというのは作り手自身にとっても、「つくる」ということの楽しみなのだろうと思う。
[12月15日(月) 原久子] |
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少年少女科学クラブ
12/16〜29 立体ギャラリー射手座[京都] |
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青いLEDの小さな光りもこんなふうに並ぶと、新たな風景をつくりだす。ガラス製のシャーレのなかのLEDは、生命の光にも似ている。少年少女科学クラブらしい展示だが、ちょっと何か物足りなさを感じたままギャラリーを出た。
[12月16日(火) 原久子] |
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